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とりあえずお茶でも  作者: ジョン
5/5

3

ケイコさんはいつも元気だ




ケイコさんとの幼いころの記憶は、、、

正直うろ覚えだけど



昔から元気だったような気がする




「ヨウジくん。行くよ!」


ケイコさんはとても綺麗だった

どうして僕と付き合っているのか不思議なくらい

とても嫌いな人だった




思い出した




『ヨウジ♡ケイコ』

小さい頃はよくからかわれたっけ



その度にケイコさんは恥ずかしそうに

「私たちラブラブなんだって。」


愛だ恋だ分からない僕に、ささやいてたような気がする





「ヨウジくんは、ほんと変な子だよね」


脈略もなくケイコさんは僕に言った。



何が変なんですか?




「小さい時からずーっとケイコ『さん』ってさ」


どこが変なのだろう



「私たち付き合ってるんだから呼び捨てにしてよねー」




そういうものなのだろうか

正直僕達が付き合ってる実感はまるでない




小さい頃からの延長戦

いわばロスタイムを延々と続けている感じだ



決定打を打たない僕が悪いのか


そもそも僕達は本当に付き合っているのか?

あまりに実感がなくてそれすら疑問だ




きっとこんなこと言ったらまた怒るのだろう



ほら。不機嫌そうな顔をしている

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