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【最終話】第2の人生 (終わり)

どれくらいぶりだろう。大好きな敏弥の顔を見るのは。






「ただいま」



「おかえり。 よかった・・・ずっと心配だった。」






敏弥の優しい言葉に胸がほっこりした。






「おかえりなさいませ。ご無事でなによりです。」






ディケーが深々と頭を下げた。






「美香さん。本当にありがとうございます。」



「・・・・・・・・」






エウノミアーとアルテミスの顔を見ると、なぜかイラッとした。






「美香さん」






名前を呼ばれて振り返ると、そこにはテミスの姿があった。






「美香さん。何てお礼を言えばいいのか・・・・」



「お礼なんていいよ〜」



「美香よ、大儀であった」






誰? このおっさん






「このおじさん誰?」



「この方は私たちの父 天空の神 ゼウスです。」



「あぁ、お父さんですか。はじめまして。黒百合くろゆり美香です。」



「美香よ。おまえの働き見事であった。大いに笑わせてもらったよ。」






この親子ときたら、人の必死な頑張りを見て笑うなんてっっ!!






「ところで美香よ・・・・・」






そしてゼウス様の口から驚きの言葉を頂いた。






「今回のようなことが、またいつ起こるかわからん。そこで笑いの女神として、ここに残ってはもらえんだろうか?」






何だよ、笑いの女神って・・・・・・・






「ありがたいお話なんですけど、お断りします。私は私の世界で敏弥と生きていきたいんです。」



「そうか・・・・では、いつでも好きな時に遊びに来るといい。そしてまた笑わせてくれ。」



「はい」






ー3年後ー

私は再び私の世界に戻った。住人のみんなに「大丈夫」だと伝えると、今度はみんなで一から世界を創っていった。



たくさん悩んだ結果、私は紫蝶の女神を辞め、この世界の住人として生きていくことに決めたのである。



ふと神様たちは元気にしてるかな?って考えて寂しくなったりもするけれど、今となってはいい思い出だ。



時間の設定はそのままにしたから、いずれは私も死ぬだろう。だけど、敏弥と同じ時間を生きてみたくなったからその決意に後悔はしていない。



空は青色。太陽は赤色。夜は黒色。星は黄色



私が生きてきた世界を敏弥にも見て欲しかった。そして今度こそ、私は私の幸せを掴んでみせる。こうして私の第2の人生は、最高の輝きを保っまま幕を閉じたのだった。







【完】






最後まで読んでくださった方

ありがとうございました



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