【第6話】生娘じゃありませんが何か?
「私がエウノミアーを助けに行くよ。そしてタルタロスを倒してくる!」
「そのようなことを美香さんに頼むことはできません。もしも美香さんの身に何かあった時、私は敏弥さんに何て言えばいいのか・・・・」
「だけど、このままだといずれ地獄に行くわけだからどうせなら人助け・・・・神助け?したいじゃん!」
「そうですか。じゃあ、よろしくお願いします。まぁ、そう言ってくれるように仕向けたんですけどね。」
・・・・・・・・・・・・はぁ!? 何こいつ! これがこいつの本性か!?てか、正義の女神じゃなかったのかよ!人を騙しやがって!と、心の中で思いながらも敏弥が隣にいたので敢えて何も言わなかった。
「それで私はどうしたらいいの?」
「まず、あなたには会って頂きたい方がいます」
しばらく経つと部屋のドアが開き、弓を持った健康的な美少女が登場した。
「この方は 狩猟と純潔の女神 アルテミス様です。あなたにはこの方と力をあわせて頂き、エウノミアーを救出したあとタルタロスを倒してもらいます。」
「わかった! アルテミスよろしくね!」
「近寄るな!!! ・・・・・汚らわしい」
はあああああ!? 何こいつ! 女神ってみんな性格悪いのか!?
「アルテミス様は純潔の女神ですので、すでに処女ではないあなたを軽蔑されているだけですので気にしなくていいですよ。」
そうなんだ。でも何で処女じゃないってわかったんだ?女神なら知っててもおかしくないのか?てか、それって覗きじゃないの!?
なんて思いながら横目で敏弥を見ると、林檎になったのか?と思うくらい赤い顔をして下を向いていた。
んも〜。敏弥ったら、なんて純粋なの〜?か〜わいぃ〜♥
「それで? 私は何をしたらいいの?」
「おまえは黙って私についてくればいい。」
「・・・・・・わかりました。」
「俺は、何をすればいいですか?」
「敏弥さんには、ここに残ってもらいます。」
「どうしてですか!?俺も一緒に行きます!!」
「申し上げにくいのですが。敏弥さんは美香さんが創りだした、はっきり言ってしまえば物ですので、神の世界を勝手に動き回ることはできません。この部屋から出てしまえば敏弥さんは消滅してしまうのです。」
「そんなっっ!!!それじゃあ俺は何のために、ここにいるんだ?」
敏弥のそんな顔見るの初めて・・・・・・・たまらん♥
「敏弥、大丈夫!必ず帰ってくるからね!」
そう言い残して、私はアルテミスと共に地獄へ向かったのである。
【第7話】へつづく




