【第4話】恋って素敵
敏弥に恋心を抱くようになってから、私は悩んでいたことも忘れて楽しい毎日を送っていた。敏弥を遠くから見つめている毎日。私は自分がストーカーになるなんて考えてもみなかった。
敏弥笑ってる〜♥ 超、好き〜♥
そして、そんな私に敏弥が気づいているなんて思ってもみなかった。
今日もウキウキでストーカーをしていると、敏弥が急にこちらを振り返り私の方に歩いてきた。
うおおおおおお!!! こっちに来る(汗)
とりあえずブッシュ・ド・ノエルの樹に隠れてみたけれども大きなお尻は隠しきれず、あっさり見つかってしまったのである。
「俺、美香さんに話があるんだけど。」
話? 話って何だ? まさか警察に突き出されるとか!? いやいや、この世界に警察は創ってない。いったい何なんだ?そんなことを考えながら恐る恐る尋ねてみる。
「お・・・・お話とは、いったい何でございましょう?」
「俺、美香さんのことが好きなんだ。」
は!?いかんいかん。耳までおかしくなったか?
「もう一度、お願いします。」
「美香さんのことが好きなんだ。」
聞き間違いじゃないのか?でも、まさかそんなことありえないよね・・・・・・あ〜 そっかそっか。からかって遊んでるんだな!敏弥もまたまだ子供だね〜(笑)
「それで? 何が望みなの(笑)?」
「本気なんだ。ずっと美香さんのことが好きだった。いつも元気に走り回ってるとことか、ぽちゃぽちゃした感じとか、その広い背中とか、食べっぷりが良かったり・・・・・」
「わー!!! もぅ、やめてくれー!!!」
「・・・・・・・・そういうとこ、誰にも見せたくないって思ってる。」
それは私だって見られたくないわ! てか何!? デブ専!? 敏弥、デブ専!? やばい! めっちゃ嬉しい! 生きててよかった! いや、私死んでるんだが。
「俺と付き合ってもらえませんか?必ず幸せにします!」
「YES!!!」
そんなの断る理由なんてないじゃない!テミスも話せばわかってくれるよね?
この時の私はこれから起こる事態を知るはずもなく、最高に幸せで浮かれまくっていたのであった。
【第5話】へつづく




