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おっぱいの起源~なろう・カクヨム界隈で擦られてる設定考察したら、例によって全力で明後日に疾走してしまった話

作者: curuss
掲載日:2026/10/19

 実のところ人類の、それも女性の胸が大きくなったのは、良く理由が分かってません。諸説あるだけです。

 定説として根強い──


 尻の代替品として、見やすい位置に進化したのだ


 すら否定されつつあったり。

 でも、よく考えてください。進化というのは──


 遠大な計画の立てられないシステム


 なんです。

 つまり、変化の第一歩の段階から、多少のメリットを必要とします。

 『百世代先には有利だから、いまは無駄でも投資──肉体変化をさせよう』なんてのは、絶対に通りません。

 もちろん『頑張って首を伸ばせば、他に勝てる』(努力説)も否定されます。

 ようするに──


 AAカップになるだけで優位とならない限り、おっぱいが大きくなっていくロードの第一歩を踏み出せない


 ということです。


※ 一応の反証

 中立説というのがあって、簡単にいうと──


 生存を困難にしない程度の変異ならば、それを理由に淘汰されず、遺伝子は繋がれていく


 はずだというもの。

 つまり、AAカップやAカップとなる突然変異は、生存に有利でも不利でもないので、自然選択による排除はされない、となります。

 また多面発現・副産物、ヒッチハイクなどと称される別ルートも。

 これらは、ようするに優れた形質の副産物として、ついでに伸びるとかです。



§ どっからが、おっぱいなんだってばよ!


 類人猿に乳房の発達が見受けられない以上、人類の祖先がおっぱいを獲得したのは猿人以降と推察できます。

 そして乳房を持っているのは、現状では人類の系譜だけです(滅んだ原人や新人を含む)

 ここでは猿人から原人にかけて、人類系譜にだけ起きた変異に注目しました。

 それは無毛化です。

 無毛化には諸説ありますが、発汗能力の獲得とトレードオフが最有力です。

 つまり、汗が出て、その気化熱で冷やせる皮膚の獲得は、人類に長距離走の能力を与えた、と言われています。

 ですが、その過程で霊長類としては、致命的なハンデを負うことに。

 乳児の掴まる毛がなくなったため、母親が子供を抱きかかえねばならなくなったのです。

 また天然状態で霊長類の授乳期間は数年続きます。

 つまり、成人確率を大きく左右する乳幼児期の栄養状況に直結しますから、授乳しやすいのは非常に有利です。

 なんといっても子供が成人する≒自分の遺伝子が増え続ける、ですから。


 では、授乳しやすい形質とは、どんな特徴でしょうか?


 ここでAAカップな母親と、男と変わらない胸の母親とを比べてみましょう。

 抱きかかえられて移動中、乳幼児が授乳を成功させられるのは、AAカップ──少しでも胸の大きな母親の子でしょう。

 僅かながらとはいえ、なんといっても物理的距離が違います。

 これは休憩中──母親が座っている時も変わりません。

 つまり無乳よりAAカップ! AAカップよりAカップ! さらにはAよりBなのです!

 なぜなら子供の生存率≒成人率≒子孫の繁栄率が違うから!


 ここで横の話。

 すべての生き物にはゲテモノ食いを生む仕組みがあります。

 これは好き嫌いの範疇を超えた、なぜか分からないけど特定ものが猛烈に好き、という生まれつきの偏食家です。

 つまり、その種が普通は食べない草を食べずにはいられない、とかになります。

 もちろん、ほとんどの場合、なにも起きないどころか、栄養失調や偏りを起こしやすくなり、生存率も低いものに。

 これは食性を広げるという種の保険的ムーブと考えられていて、かなりの高確率で遺伝しますし──

 性的嗜好でも起こりえます!

 ここで『意味もなく胸の大きい女が好き』というゲテモノ好き個体を考えてみましょう。

 最初は突然変異的だったとしても、彼の子孫は有利です。

 なぜなら僅かながらおっぱいの大きい方が、子孫存続に利するから!


 おそらく授乳に有利不利程度なら、Bカップもあれば必要十分でしょう。

 野生状態の人類種は、大きくてもCカップがいいところ。それ以上になるのは、現代の良好な栄養状態を背景にしている、とも。

 しかし、専門的には性選択といいますが、性的好みによる選別の加速と激化は良く起こります。

 よって、あまり意味なく巨乳信仰が派生した……のかもしれません。

(巨乳は性選択の結果だろうとの説はあるも、その割に性的優位に利してないとか)


 まあ、これも諸説と同程度な仮説に過ぎませんが、『お尻が胸に移動した』よりはマシでしょう。

 そしておっぱいの獲得も──


 無毛化と完全なる二足歩行の後、走る霊長類として、それなりに確立してから獲得


 といえるんじゃないでしょうか。

 この条件に当てはまるのはホモ・エレクトス(北京原人、ジャワ原人とか)らしいので、早くて約二百万年前となります。

 ……二十五年で一世代としても八万世代! 原人中期以降と考えても四万世代!


 ここで少し横の話を。

 母なる乳房は、ある特徴を持つ者たちに尊い生存権をお与えくださいました。

 それは扁平した顔面です。

 授乳という動作を考えたら猿のような突顎──前へ突きだした口元が有利。比べて扁平顔だと、胸のない乳首から乳を吸うと息苦しくなる……そうです。

 しかし、乳房が丸く前に突き出していれば、顔を押しつけずに吸えます! それなら扁平顔でもご安心!

 『突顎でなくなった理由』は別にあるようで、これは『突顎でなくてもよくなった理由』ですが──

 どっちだろうと平たい顔族の日本人にとって、大いなる福音と言えましょう。



§ なに喰ってたら『おっぱいはどこからきたのか』なんて思索に耽られるんだ?


 ここでタイトル回収!

 なろう・カクヨムで定番化の兆しを見せつつある男女逆転世界もの!

 あれの考察を真剣にやるには、まずは『おっぱいの起源』を避けて通れるはずがありません!(ドヤッ)

 このためにClaude君に──

「それは間違ってる」

「聞いたことない」

「ソースは?」

 と論破されまくった挙句──

「うおおっ! 頭にきた! 本気で討論開始だぁ!」

「アッ、ハイ。ユーザーが正しいです(忖度)」

 で、ぎりぎりビーイングの矜持を守ったほど。

 そこまでして導いた金言を聞くがよい!


 男女逆転が原人中期以降に起きたのなら、女性におっぱいが認められる


 つまり、男女逆転ものに、おっぱいだすのが許されます! ……まあ原人中期以前に逆転だと、胸に性差ないとなるけどね。

 とか悦に入ってたらClaude君に──


 エッセイの論に沿えば、原人中期以前に逆転しても「巨乳信仰は生まれないが、授乳に必要な程度の胸の性差はある」となるはずです。


 と一刀両断にされました。

 ……ああそうだ。その見解が正しい。

 そして理解した。誰よりも私自身が──


 おっぱいは性選択の結果として発生


 の呪縛から脱せられてなかった。

 それへの疑念から自説を構築したのに、誰よりも囚われてしまって……。

 おっぱいは自然に生まれ、当たり前にあ(・)る(・)もの。そこから、また一つずつやり直すことにします。

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