出会い
倉方哉太、20の春。
祖母が亡くなり、遺産であるアパートを譲り受けることになった。
大学生の傍ら、アパートの大家をしていた。
そして、一年の歳月がたち哉太は21歳になり大学生活も大家の仕事にも慣れ始めた時だった。
「ここに住みたいのですが」
そう訪ねてきたのは高校生
話によると近所の高校へ編入するために独り暮らしをはじめるのだとか
―――これが、倉敷哉太と宮重真麻の出会いであった
・・・
「すっかり遅くなっちゃったや・・・」
倉敷哉太は帰路を急いでいた
倉敷哉太、21歳。黒髪に、おでこが見えるほど短い前髪。垂れ目の目は、どこか人間離れした瞳をもっている大学生である
「んーと。帰ったら、宮重君に家賃の請求にいかなきゃ」
そうこう独り言を言っているうちに、家についた
哉太は自室へ向かわず、203号室に住んでいる宮重真麻を尋ねた
宮重真麻。高校2年生ながら一人暮らしをしている。茶色の髪色に178cmという身長にすらっと伸びた足。そしてなにより整った顔立ちだ。
哉太は一般的な男性にしては背が低く、真麻をどこか羨ましくおもっていた
「宮重くーん。大家です!」
哉太はドアをノックし、声をかけた
が
返事はかえってこなかった
(可笑しいな。この時間なら帰ってるはずなんだけどなぁ)
時刻は夜20時を指していた
「宮重君?」
ガチャ
なんとなくひねったドアノブに応えるようにドアが微かに開く
耳をたててみれば微かに人の声も聞こえた
(なんだ、いるじゃないか)
哉太は微かに開いたドアを大きく開けた
「宮重君、家賃の請求に・・・・え?」
扉をあけると、すぐに居間のある小さな部屋
そこに、真麻はいた
照明を全部落とし、生臭さを放つ部屋に
哉太は見たのだった
真麻の足元に横たわる血まみれの女性を
それを愛おしい者を見るような慈愛に満ちた目でみる真麻を
真麻の右手にあるナイフを
「あ、大家サン♡」
バタン
哉太の後ろのドアが閉じた音が聞こえた
はじめての投稿でドキドキしております。
初っ端からぶっ飛んだ内容ですがお付き合いいただけると幸いです::
また、楽しんでくださるとうれしいです!内容がアレですが・・・
よろしくお願いします!!