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第一章 始まりは突然に

「雷儀、オレら、別のギター探すから」

秋の肌寒い風が吹く放課後の教室、授業が終わって座っていたら、唐突に俺に向かってそう言い放った。

「え……? じゃあ、俺はどうすればいいの?」

 俺が所属しているバンド『ルージュ』のボーカルの言葉に呆気に取られる。

 そいつは、面倒くさそうに、不良に似た茶色の長髪を掻き上げ。

「知らねえよ。とにかく、お前は、もういらないから」

 重く、重たく、のしかかる、いらない、という、言葉。

「そんな……俺、何か悪いことしたか?」

 わけが分からず、目頭も熱くなってきて、涙が零れそうになるのを、ぐっとこらえて

やっとのことで声を出す。

「うるせえよ、とにかくだ、お前はいらないから」

 本当に面倒くさそうに、吐き捨てた。

 そのとき、『ルージュ』のメンバーの一人のドラムの女の子がやってきた。

 飾りっ気のない黒のセミロング、パッチリとした眉に、丸い瞳。きちんと着こなしている制服がこのボーカルと完全に異質な空気を醸し出していた。

「行こう、英二」

 そう言うと、英二と呼ばれた、ボーカルを引き連れて教室を出ようとした。

 しかし、振り返り。

「……ごめんね、雷儀君。あなたの熱にみんな付いていけないの」

「え……?」

 俺は耳を疑った。

「うんうん、なんでもない」

 そう言うと二人は出て行ってしまった。

 

 俺は私立水鳥高校を何もせずに下校すると、帰り道の小さな路地で大きなため息を吐いた。

 ああ、バンドを追い出されちゃったか……何やってんだろうな……。

 俺、雷儀雅博は『ルージュ』というバンドで、リードギターをしていた。

 身長は170センチを超えていて、黒髪にショートという、どこにでもいそうな高校二年生、唯一、打ち込めることは、バンドでギターを弾くことくらいだったのに、先ほど消え去ってしまった。

 ちなみに、バンドやったらモテると言うが、あれは社交性のある人間が、バンドをやったらモテるという、修飾語が前にないとモテない。なので、彼女はいないし、いたこともない。

 でも、相棒のエレキギター、ストラトキャスター二本とアコースティックギター、マーチンの三つのギターを今も背中に背負っている。

 でも、そうか、もう使うこともないんだろうな……

 心の中で思っているときに――

 

 急に、地面から七色の光が輝いた。

 

「な、なんだ!」

 余りの眩しさに、俺は狼狽し、そこに、しゃがみこんでしまう。

 小さな路地にいるために、周りには誰もいない。

 下を見てみると、アニメでよくありそうな魔方陣が俺を中心に展開していた。

「ッ……! 何が起こってるんだ!?」

 わけが分からず、俺はその場から逃げ出そうとした。しかし、次の瞬間――


 俺は、大きな木々の景色を見ていた。

「えっ……」

 あまりの展開の唐突さに頭が付いていけない。

「ここはどこだ?」

 そう混乱する頭で呟く、しかし、返答は帰ってこない。

 とりあえず、落ち着こうと一旦、深呼吸をする。

 深い森の香り、日本では聞いたことのないような鳥の鳴き声、周りは深い木々に囲まれている。

 深呼吸のおかげで、すこし落ち着いて、状況を整理してみた。

「俺は確か、学校から帰って、『ルージュ』のメンバーからはずされたことにショックを受けて、それで、地面から光が差して、ここに来た……」

 はっ、と気づき、地面を見る。

 地面には、草花が生い茂っていた。

「ん~、どういうことだ?」

 俺は手詰まり感を覚えて、その場に寝そべり、空を見上げる

 雲一つない空、太陽は相変わらず存在していて、それに安心感を覚える。

「まあ、どうにかなる……よな……」

 少し不安に思えたがそれに納得することにした。

 そのとき、不意に透き通るような歌声が聞こえた。

 まるで、秋の空に吹く風のような、そんな、聞くものをすべて、心地よい気持ちにさせる、歌声が聞こえた。

 気づいたら、俺は起き上り、ギターを抱え、その声のする方向へと近づいて行った。

 茂みを掻き分け、近づいていく。

 その声は、だんだんと大きくなっていく。

 しかし、澄んだ歌声は変わらない。

 木々が開けたところに、小さな湖があった。

 その前に、黒い、どこまでも黒い艶やかなウェービ―ロングヘアーの髪、キリッとした眉は大きな黒真珠みたいな瞳を際立たせている。それとは対照的に白く透き通るような肌は、コスプレだろうか? 所々に黒いリボンの付いた白い騎士服ととてもよく似合っている。

 俺に気付いた様子はなく、少女は歌を歌い続けている。

 しばらく、聞きほれていた。

 ポロン……

 俺は

 ポロンポロン……

知らず知らずの内にその歌に合わせて伴奏をアコースティックギターで弾き始めていた。

 名も知らない、しかし、とても美しい、少女の歌と俺の、ちっぽけなギターの伴奏がハーモニーを奏でる。

 楽しかった。

 純粋に、ただただ、楽しかった。

 やがて、歌が終わる。

 少女は一度、深呼吸をしたと思うと、俺が隠れている茂みを見て

「さて、そこにいるものよ、隠れてないで出てこい」

 穏やかだが、少し警戒した声色が見て取れる。

 俺は両手を上げて少女の前に出る。

「すまない、君の歌声があまりも綺麗な物だったんで、つい、俺も弾きたくなったんだ」

 そう言う俺の言葉に、真意を確かめるようにじっくり目をみつめられ、やがて全身をくまなく見られる。

「ふむ、どうやら、私達の国の者ではないようだが、どうやってここへ来た?」

 少女が何を言っているのか少し良く分からないが、どうやらここは日本ではないらしい。

「ごめん、自己紹介が遅れた。俺は雷儀雅博、水鳥高校二年、『ルージュ』の……ってもう違うんだった……今は、帰宅部だ」

「こうこうせい? きたくぶ?」少女は何を言っているか分からないと言う風に首を傾げる。

 やがて、思いついたように、声を上げた。

「あなたはあれだな、異世界からの来訪者だな、それなら納得が行く」

「来訪者?」

 俺は異世界という単語に少し興味がわくと同時に少し不安がこみ上げる。

「ああ、この世界は、四つの世界からなっていて、それぞれが横につながっているんだ。今、私達がいるこの世界はティミスルートと呼ばれる世界だ」

 少女は淡々と説明していく。

「まあ、それなら、女王様に連れて行かないとな、さて、雅博と言ったか、付いて来い」

 エルフは俺を置いて先に行こうとする。

「ま、待ってくれ、君の名前を聞いていない」

 そうすると、振り返り。

「ミルテだ、このエルフの国、オリフィールの騎士団の一員だ」

 そういうと、行こうとするが、また振り返り。

「さっきのお礼がまだだったな、私はもう、人前で歌うことをやめたのだが、いい伴奏をありがとう、雅博。あなたとはもう一度ここで一緒に演奏してみたいものだな……」

 そう言うと、先を歩いていく。

俺は急いでミルテを追いかけていくのだった。


颯爽と森の中を歩いていくミルテの後ろをついていくこと、十五分、日本では見ないような、昔の西洋の村を彷彿ほうふつさせる町が見えてきた。

「さて、ここが私達の国、オリフィールだ」

 ミルテは町を指差して説明する。

 俺はさきほどの言葉の意味や、エルフの国、四つの世界など、本当の話をしているのか、または俺を騙そうか真意を確かめようと考えていた。

「そう、難しい顔をするな、まずは――」俺の表情を見て、少し微笑んだミルテが、次の言葉を言いかけた時に

「目標発見!」

 凛とした声が辺りに響いた。

 その声のした方向、上を見上げた。

 次の瞬間、頭上から、数えきれないほどの氷の槍が襲い掛かってきた。

「くッ!」ミルテは反応して、剣を抜き、すべて振り払った。

 しかし、俺はなにもできず、動くことすらできなかった。

「ふふっ、少しはやるようね」

 頭上には、空中に浮かんで、下方向に向かって魔方陣を展開させている、白髪に褐色の少女が目に入った。

 俺は何が起こっているのか理解ができなかった。

「いきなりなにをするんだ、べリル」

 ミルテは少女を、べリルと呼んだ。

「ん?……えっ……あれ? ミルテ? なんで、ここにいるのかしら?」

 少女は困惑しているようすだ。

「ああ……えーと、その、まあ……なんだ、気分転換で街の外に来ていただけだ」

 ミルテもなにか言いにくそうだった。

「なるほどね、ミルテなら安心か」

 そういうと、少女は俺達の目の前に降りてきた。

 細い月のように形の良いまつげは、縁取られた大きな黒い瞳強調しており、初雪のような真っ白な白髪に一切の乱れはなく、神秘的なウルフカットにしている。それとは対照的な健康的な褐色の肌を包み込んでいるのは、青い絹で作られた、ところどころ星のアクセサリーが付いていて、腕の付け根の所がフリルの付いた魔法装束である。

 その少女は凛とした空気を纏い、俺達の前に立っている。

「で、なんで、そこの男と一緒にいるのかしら?」

 ベリルはパンパン、とスカートのほこりを掃いながら、ミルテに訊ねる。

「それは……」

 どうしてか、ミルテが言葉に詰まる。

 それを見て、俺は

「疑われてるようなら話す、俺は地面が急に光ったと思ったら近くの森にいたんだ。それで、ミルテのうたをき――もがッ!」

 ミルテが急に俺の口を塞いできた。

「な、なんでもない、ただ、この男が倒れていたから、来訪者かと思って連れてきただけだ」

 慌てて取り繕うミルテ。

 それを訝しげに見るベリル。

「ふーん……まあ、いいわ、その男、えーと、名前は何て言うのかしら?」

「雷儀雅博だ」俺がそう答えると。

「私はベリルよ、あなたに用事があるの」

 その時、遠くから、声が聞こえてきた。

「べりっちー、見つかったー?」

 底抜けに明るい声が木霊した。

「なんだ、ルゾットもいるのか、一体全体なにがあったんだ?」

 ミルテは不思議そうに訊ねる。

「それはおいおい分かるわ、とりあえず、雅博、一緒に来てもらうわよ」

 ベリルの柔らかい手が、俺の手を握る。

「おい、待て、雅博は私のお客さんだぞ!」

 ミルテが怒りの声をあげる。

「そうも言ってられないのよ、女王様の命よ」

「女王様が?」

 ミルテはさらに謎が深まったようだ。

「さあ、女王様がお待ちよ、行きましょう」

 と言って、少し早足気味で俺を引っ張るベリルに付いていくように、ミルテを置き去りにして、俺はエルフの町へ入るのだった。

 

 町の途中で、ルゾットというベリルと共に行動していた魔法使いの人物と合流した。

「ふいー、べりっち、先走り過ぎだよ、それにこの人は重要人物だから攻撃しちゃだめだよ」

「いやね、つい」

「もう、べりっちは」

 腰に手を当てて、ぷんぷん、という擬音が似合いそうな感じで怒る、ルゾット。

 深い色合いの綺麗な緑色の髪を、後ろでポニーテールでまとめており、パッチリとした二重に、みずみずしい肌、緑の手の甲辺りにフリルが付いており、白と緑のギザギザの模様のスカートの魔法装束の上からでも分かるくらい胸が主張している。

「着いたわ、ここよ」

 ベリルに引っ張ってこられたのは、街の中心にある、昔見たことのあるような、レンガ造りの立派な西洋の城だった。

「すごいな……」

 思わず感嘆の声を漏らしていた。

「ふふん、どう、感動した?」自分の事のように話すベリルに。

「ああ、こんな綺麗な建物があるなんてな……ありがとう」

 俺が素直に感謝すると。

「ま、まあ、べ、べつに、これくらいどうってことないし、それに」

 真っ赤になったベリルが俯いて。

「他にも連れて行ってあげてもいいし……」

「えっ?」小さくて聞き取れなかったので俺が聞き返すと。

「ば、馬鹿! 行くわよ」

「べりっちはかわぁいいねー」ルゾットは何かを言っているが「うるさいわよ」と、頬まで赤く染めた。ベリルが先に行ってしまうのだった。


 中に入ると、紅い絨毯、両壁には風景画。まさに王様の城と言っても過言ではなかった。

 王座の間の前で、一旦魔方陣の上に載らされる。後で教えてもらったが、間者の対策らしい。

 王座に入ると、綺麗な緑色の髪をハーフアップにした、蒼い澄んだ瞳の、緑と白を基調とした王族のそれを着た、女性が佇んでいた。

「よく来たわ、そして、ベリル、ルゾット、よく見つけ出した」

「はい!」ベリルが姿勢を正す。

「さて、この者と二人で話がしたいのだ、二人とも任務ご苦労だった」

「しかし、まだこの者が本物のなのかどうかは……」

 ベリルが不安そうな声をあげる。

「大丈夫よ、あの魔方陣にも何の抵抗もなく乗ったみたいですし」

「しかし……」

「大丈夫よ、ベリル、今からちゃんと質問して、調べるし、一人の男程度に負けるほど柔じゃないわ」

「……分かりました」

そう言って、ベリルは王座の間を去った。

「女王様、お気をつけて!」ルゾットもそう付け加える。

「ふふ、分かってるわ」

 そして、ルゾットも去り。王座の間は俺と女王だけになった。

 しばしの静寂。

 やがて、それを打ち破るように女王が口を開いた。

「まずは、あなたが本当に私たちが望んでいる、希望の人なのか、確かめるために質問をします」

 潤った唇から、緊張した声が漏れる。

ゴクリ、俺は喉を鳴らす。

「まず、あなたがもし、私たちの望む人ならば、魔方陣から召喚されたはずですが、違いますか?」

 俺は、コクリ、とうなづく。

「なるほどね、どの世界から来たのかしら、自分の世界について教えてくれるかしら?」

「俺は――」

 自身の世界のこと、水鳥学園を中心に話してみた。

「なるほど、ユートピアから来た、というわけですね」

 ユートピア、とは多分俺が元居た世界の事だろう。

「なにか、特殊な能力とかは持ってますか?」

「えっ?」

 俺はきょとん、とした。

「魔法とか、そう言う能力ですよ、持ってないのですか?」

 だんだん、不安そうな表情になる女王。

「俺、魔法とか、良く分からなくて……」

 しばしの沈黙。

「この世界には魔法が存在するの、でも、あなたはそれを使えないなんて」

 女王は「グスムの予言が外れた? いや、メヌエリュートの召喚が失敗したのかも……」と何か小さく呟いている。

 俺は居心地が悪くなる。

 つい、四、五時間前の出来事がよみがえる。

 お前は、もう、いらない。

 その言葉が脳にリフレインする。

 それを振り切り、俺は叫んだ。

「あります! 俺、特技があります」

 考え込んでいた、女王が俺の方を見る。

 俺はとっさにカバンからギターを取出し。

 この悲しみをすべてぶつける様な、けれども綺麗なバラードを演奏する。

 演奏中、女王はじっと俺を見つめていた。

 まるで、俺の価値を見定めるかのように。

 そして、演奏が終わった。

「どうです……か?」

「……」

 女王は無言で俺を見つめ。

「……ぷっ、あはははははは」

 堰を切ったように、楽しそうに笑い始めた。

「な、なにがおかしいんですか!?」

 俺はバラードを演奏したのに笑われて驚く。

「い、いや、あなたは合格よ、まだまだだけど、いいわ、あなたに頼んでみるわ」

 笑い過ぎて、涙目になっている女王がそう言う。

「これからよろしくね、私の名前は、キクトルーシュよ」

 そう自己紹介するのだった。


「雷儀君、ね、分かったわ」

 笑い疲れ、少し泣いているように見える顔のキクトルーシュ。

 さきほどの、緊張した空気とはうってかわって朗らかな空気を出すキクトルーシュ。

「あの、俺、どうして、世界に迷い込んだのでしょうか……?」

 俺はずっと疑問だったことを尋ねた。

 そうすると、キクトルーシュがにっこり笑って。

「私たちの宝物を守ってもらうためよ」

「守る?」

 俺は疑問符が浮かぶ。

「あのね、私たちは、『ネクロノミコン』という、使えば、自由に強力な神々を召喚できる魔導書を守っているの」

 キクトルーシュがすらすらと説明する。

 俺は大事なことに気付く。

「どうして、俺なんかが、何もできないですよ……」

 困惑した声を出す。

「さてね、でも、メヌエリュートによって召喚された、それは間違いないはずよ」

そこで、俺に近づいてきて。

「あなたには、これ、があるじゃない」

 ギターを指差して、微笑む。

「だから、信じてみるのよ……メヌエリュートの召喚も確かだしね……」

 キクトルーシュは呟く。

 ここまで信頼されたことは過去一度もなかった。

 俺は決心した顔でキクトルーシュを見つめると。

「俺に出来ることは少ないかもしれませんが、よろしくおねがいします」

 そう、決意を伝えた。

「ふふ、ありがとう、でも、音楽、だけじゃあね……メヌエリュートに聞いてみようかしら」

 俺は、さきほどから何度か名前が出てきている、『メヌエリュート』という人物が気になり。

「その、メヌエリュートさんは、そんなにすごいんですか?」

「そうよ、召喚術の腕は……腕だけはいいわ」

 腕だけは、の部分が強調して行っていたが、何か意味があるのだろうか。

「そうだわ、メヌエリュートに召喚術を習いなさい、そうしたら、あなたも役に立てるはずよ」

「召喚術……?」

 俺は、初めて聞く魔法に戸惑いを覚える。

「そうよ、この四つの世界、あるいは外側にある、天界、魔界、冥界、そして、地獄。その八つのどこかから、色々な物を呼び出したりする術よ、ま、詳しくはメヌエリュートに聞きなさい」

「わかりました……」

 俺は、これからのことで少し重くなり、顔を伏せる。

「あらあら……じゃあ……」

 不意に、キクトルーシュが俺の隣にやってきたと思ったら。

「ッッ!」

 柔らかく暖かい、まるでマシュマロみたいな感触が頬に、あたる。

 キスをされたのだ。

 生まれてから、このかた、彼女がいたこともないから、されたこともないので、その感触に俺はしびれる。

「前払いよ、それにあなた……うんうん、なんでもないわ、みんなには秘密よ、さあ、メヌエリュートの元へ行きなさい」

「はい!」

 不安なんて、吹き飛んでいた。

 俺はこの町を、この国を守ると、そう心に誓うのだった。


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