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第三章 東西南北

~東~


東から昇る太陽。


君と一度だけ見た初日の出は


本当に美しかったよね。



でもそんな日の出よりも


君の方が美しいなんて


ベタすぎて言えなかった。



もしあの時そう言ってたら


告白していたら


君は今僕のそばにいたのかな。




~西~


西に沈む太陽。


太陽が沈むまで遊んでて


よくお母さんに怒られたね。



それでも僕たちは


一緒に遊ぶ約束を毎日


毎日毎日したね。



こんな日がずっと続くって


そう信じていたのは


僕だけだったのかな。




~南~


南口まで見送ったあの日に君は


大学を卒業したら帰ってくるって


そう言ったよね。



でも君は帰ってこなかった。


音信不通のまま


君はどこかに行ってしまった。



今君はどこで


何をしていますか。


君は幸せですか。




~北~


北口から駅に入る僕。


あの日のことを忘れるために


運命を180度変えるために。



君にどうしても


伝えられなかった言葉が


まだ残っている。



アテはない。


でもそれを伝えるために僕は


君を探す旅に出る。

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