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第一章 以心伝心

~以~


以前君と出逢ったあの日


僕は確かにここにいて


君も確かにここにいた。



公園で君を見つけたあの日


僕は確かにここにいて


君も確かに笑ってた。



その日は確かに


存在した。




~心~


心奪われたあの日


君を好きって初めて気づいたあの日


僕は人生で一番幸せだと思った。



でも君は僕のことどう思ってるの?


僕が君を想う気持ちは


決して中途半端じゃないよ。



君という本当の存在を


今見つけたよ。




~伝~


伝えたい想い。


君に好きという気持ちを伝えたい。



けど伝えたらこの関係が壊れそうで


友達でいられなくなりそうで。



君に出逢ったあの日から


君は何も言わず11年もの間


僕のそばにずっといれくれたよね。




~心~


心は通じ合ってる。


言葉に表さなくても通じ合ってる。


そう思ってたのは僕だけなのかな。



君は高校を卒業してから


電話に出ることも


メールを返すこともなくなったね。



そしてある年


送った年賀状は君の家には届かず


僕の家に戻ってきたね。

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