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第0話 配信開始

はじめまして、ゆらぎです。

タイトルの通り、100個の怖い話を書き連ねます。

この物語に登場する人名や地名は全て仮名です。

全ての物語は実体験、知人の体験談、創作、この内のどれかであり、事実ベースのものについては脚色なしでお届けするつもりです。

それではご自由にお楽しみください。


「こんばんは、みんな今日も来てくれてありがとう!」

スマートフォンのスクリーンにこれといった特徴のない、ミディアムヘアくらいの黒髪を持つ笑顔の少女が映っている。

いわゆる無料配布されているLive2Dモデルなのだろう、どこか見覚えがある姿だ。

VTuberというと、何らかのコンセプトが示唆された名前や、キャッチーな名前が付けられていたりするものだが、この少女の名前は『はなこ』というなんの捻りもないもので、名字さえも特に設定されていないらしい。

俗に言う、過疎配信者というやつなのだろう。

基本的に大手の配信者くらいしか視聴しない俺が、なぜこの少女の配信に参加しているのか。

それはふとオススメに流れてきた配信のタイトルに釣られたからだった。

「百物語しませんか?」

直球なタイトルではあったが、蒸し暑い夏の夜、特に他に観るものもなかった俺は画面をクリックしてしまったというわけだ。

「今日はみんなで怖い話をしたいなって思ったの。ちゃんと100人集まったら始めようかな?」

そんなに人が集まるのだろうか?

一瞬いつまで経っても始まらないのではないかとも思ったが、意外にも俺と同じようなことを考える人間はいるらしく、ぽつりぽつりと人が増えてきた。

コメントこそほぼないが、案外コアなファンがいるのかもしれない。

そんなことを考えながらボーッと雑談を聞いていると、いよいよ人が集まったのか、少女は語り始めた。

「それじゃあ、そろそろ始めよっか。百物語って、本当は1人づつ怖い話を順番にしていくんだけど、今日は私がみんなに怖い話を聞かせてあげるね」

彼女はウキウキとしたような様子だ。

あどけない、高く可愛いらしい声。

とてもこれから怖い話をするとは思えなかったが、突如として彼女は声音を変える。

落ち着いたトーンで、どこか不気味さを孕んだ彼女の声は、もはや別人のものとさえ思えてくる。

「それじゃあいくよ。まず一つ目のお話は…」

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