第七話 - 安眠薬の授業の時間
今回のアイテム一覧 -
|安眠薬|
昔から形を変えながらも生活のそばにあった。
睡眠の質を向上させ、寝つきも良くする。
一気に使用するとそのまま起きれなくなる可能性もあるので気をつけよう
味は甘く、子供の誤飲もみられる
今回の地名一覧 -
|バティシア|
ローマ半島の中心勢力。教皇領とも呼ばれる。
バティス教皇というキリシズムの教祖を核とした宗教国家。
オリーブやブドウの栽培が盛ん
|グダンスクライヒ - (ダンツィヒライヒ)|
北海沿岸の小国。マルグルーテ朝を王家とした王国であったが、宗派のでどころであった上それを規制しなかったが故にバティシア率いる正教会連合軍に攻めいられた。ゲルマン系が多かったものの今はリドゥ系も増えてきている。
北海に入るダンツィヒ海峡に大きく関与できる。
ー〇研究室
リツェル「...っと、今日はこれぐらいでやめにしましょう。」
薬の研究を終わらせる。
リツェル「片付け面倒ね...助手くんにやらせる口実...うーん...」
言うまでもなく怠惰である。残念ながらそれを治せる薬も魔法もまだ存在が認められていないのだ。
リツェル「そうだ!授業して片付けさせればいいわ!助手くーん?」
アーノルド「はーい?授業ですか?」
リツェル「そ。今日の授業は“安眠薬”よ!」
アーノルド(俺が今一番と言っていいほど欲しい物...裏があるなコレ...まぁいいか)
人は欲望の上に成り立っているのである。
リツェル「先ず、安眠薬の歴史について解説するわ。
安眠薬はそこそこ昔から存在していたの。でも、今みたいな錠剤とかじゃなくてお香やアロマのような匂いなどによるものが主流だったわ。今でも使う人もいるわね。」
一つの小瓶を取り出す。貼られた、ボロボロになっている紙には“試作364”と書かれている。
リツェル「コレが最初の錠剤タイプのものとされているわ。245年前、バティシア=グダンスクライヒ戦争にて前線での急速かつ良質な睡眠のために研究が続き、遂にバティシア軍が使用したわ。
大きく戦況が変わるようなことはなかったものの、士気は少し上昇したみたいね。
戦時中に大量に生産された影響で戦後に民衆に流出し、一般的な薬へと変わったわ。」
新しい瓶を出す。こちらは無色で、綺麗な紙が付いている。紙には“ヨクネール・イイドラック”と書かれている。
リツェル「これは最近の安眠薬ね。安眠剤、睡眠薬、睡眠剤とも呼ばれるわ。町の薬局に行けば会計の隣の棚で見るくらい一般の薬ね。
...但、自殺等での使い方も近年稀に観られるわ。」
アーノルド「そんな自殺のできるような効能があるんです?」
リツェル「まぁ...半ば無理くり眠らせているようなものだからね...入水自殺用にも、大量摂取用にも、安価で手に入りやすい安眠薬の使用が多いわ。
...まぁ!ちゃんと使えば素晴らしいものだから!今度は仕組み等を説明するわね。」
リツェル「普遍的なものは、脳髄からの神経伝達を魔力によって阻害する、みたいなものが多いわ。
体内の魔素を高速で移動させてつかれさせる、みたいな脳筋な感じのものもあるわね。」
アーノルド「後者って呪文を高速で詠唱するのにも使えるんですか?」
その質問があることを知っていたかのように堂々と答える
リツェル「とっても良い質問ね!その通りよ!ただ、魔素の流れが早すぎて疲れすぎるから別の薬、例えばこの前授業で行った強化薬や、昔だと魔素増強剤を使っていたわね。」
リツェル「...よし!今日の授業は終わり!助手くん!安眠薬の瓶1つあげるから片付けておいてね〜」
アーノルド「えっ...えっちょ待ってください!」
聞かずに部屋を出ていく。
アーノルド「...まぁ安眠薬貰えるのはいいな...」
渋々片付ける。こき使われる生活はこれからも続く!
今年最後です!ふにゃラ〜というものです!
だんだん寒くなってきましたね。風が冷たいです
来年も読んでいただけると幸いです。
閲覧していただけるだけで本当に嬉しいので、これからもよろしくお願いします




