第四話 - 強化薬の授業の時間
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|強化薬|
血流を促進させ、心機能も向上させる。魔素の流れも早くなる。
運動性能や力を一時的に強くするが、効果時間の後は脱力感と倦怠感に襲われる。
魔石そのものであるため、摂取しすぎると魔素中毒を起こす。
味は性液に似ている。
|魔石|
物体の魔素。色は琥珀のような色。
魔鉱石を構成する物質で、それ以外での発見例はごくわずか。
水晶玉やミスリルの精錬に使用される。
魔素と違い、質量を持つ。融点は218℃、沸点は280℃。
魔素と成分の違いは少ないので、摂取しすぎるともちろん魔素中毒を起こす。
|魔鉱石|
魔石を主とした鉱石。琥珀色で観賞用としても使われる。
先端部分は魔石のみだが、根本の方に近づくにつれ不純物が増す。
高度はそこそこ。
魔素がこめられているため、携帯魔法具や魔素補給にも使用可能。
水晶玉や魔法の杖としても使われる。汎用性が高い。加工もある程度し易い。
ー〇研究室
リツェル「...っと、完成!これで...」
薬品を飲む。
...血行が良くなる。鼓動も大きく、早くなる。身体中に巡る。熱くなる。
リツェル「...成功!」
ー☆ 数分前 庭
アーノルド「...何で薪割りをしないとなんだよ...疲れるし...」
来たる冬に備えて薪を割る。冬でなくとも寒いのだから、冬はそれよりも寒いのだ。
アーノルド「あ゛ー...簡単にできればいいのに...力がもっとみなぎるみたいな...」
どたどたと駆けてくる音が聞こえる!
リツェル「助手君!それあるよ!」
アーノルド「...っえまじすか!?」
薪割りを中断。授業だ。
アーノルド「今日は何だか紅いですね。変なものでも食べたんですか?」
リツェル「...そうではあるかもね。」
「今日は強化薬よ!」
アーノルド「強化薬?つい最近発見されたやつです?」
リツェル「そう、よく予習してるわね!」
アーノルド(あんたが授業しないからだよ!)
リツェル「強化薬は3日前に世界に公表されたわ。私も昨日の夜知ったの。
冒険者にとって、戦士にとって、そして魔法使いにとって、戦闘を有利にできる新薬、強化薬。魔力を強引に詰め込むことで魔素の流れを早くし、それと同時に心臓の機能も強化するわ。」
アーノルド「それって危険じゃないですか?飲んだ魔力を使い果たしたら急な変化で血管などにダメージが起きそう...しかも、無理やり流し込んでるから身体への負担も大きい。」
まるで自分が作った薬に意見されたように満面の笑みを浮かべながら答えるリツェル。
リツェル「その通りよ!よくわかってるじゃない!魔力によって強制的にそうさせるから体が脆い人だと死ぬリスクも懸念されているわ。それでも、強化薬は使われる。それを眩ませるほどの恩恵があるからね。それほど身体の能力強化は強力なの。
しかも、魔素の流れを早くするって言ったでしょ?これも強力なの!これのおかげで呪文の詠唱の時間も減らせるのよ!」
リツェル「作り方も単純で教え易いのが良いわね。魔石を圧縮して終わり!」
アーノルド「...っえ!?これだけですか!?」
リツェル「そうよ!楽でしょ?大量生産も可能だから、冒険も戦争も、形が変わる可能性が高いわ!
...だから、開発者と公表者には批判も多いわ。しょうがないことだけどね。」
リツェル「今日の授業は終わり!元に戻っていいよ〜」
研究室へ向かうリツェル。机には強化薬が1粒置いてある。
アーノルド「使えってことかな...」
飲む。一瞬甘い香りが広がった後、不快な苦味が押し寄せる。
アーノルド「〜...゛っ...苦い...」
体が熱く、そして鼓動が大きく早くなる。
アーノルド「...薪割りやろ。」
白い肌に垂れる汗。そして黒髪の揺れる涼しげな顔。
アーノルド「...やり易いけど暑い...」
被験者生活も続く!
今回は一段と遅いふにゃラ〜というものです。
メカクレっ娘っていいですよね〜 無知なら尚更
「...こうで...あってるの...?痛くない...?」とか言ってるの想像すると萌えます。
閲覧していただけるだけで本当に嬉しいので、これからもよろしくお願いします!




