コント「雪山の温泉を目指して、金魚を和菓子で釣りパスワードをかけてクエスト。あと、コスモス・たまご・帽子・三日月・暖炉も探して、5年後も。そして文化祭で」
両「「どうもこんにちは!」」
ボ「ボケです」
ツ「ツッコミです」
両「「2人合わせてボッコミです」」
ボ「最近面白い物語を作ったから聞いてや」
ツ「……取り敢えず聞くわ」
ボ「主人公が雪山の温泉を求めて旅をするところ
から始まるんや」
ツ「理由は?」
ボ「何となく」
ツ「それ理由になってへんわ!」
ボ「それで、旅をしとったけど、1人で寂しくなって、
大好きな和菓子を取り出し……」
ツ「待って! 和菓子どっから出てきた?」
ボ「そんなん四次元ポケットに決まっとるやろ」
ツ「それドラえもんやないか! こんな物語に四次元
ポケットはいらんやろ」
ボ「いるに決まっとるわ!」
ツ「なんかキレられたよ」
ボ「それで泣く泣く金魚に与え、パスワードをかけて
お供にする」
ツ「泣くわりには酷いことしとるな。あとお供って
桃太郎か? 何で弱いん連れていくねん」
ボ「別に戦闘シーンは無いからな。この物語に必要なんは
癒やしや」
ツ「温泉に金魚って、一応癒やしか?」
ボ「それでクエスト開始!」
ツ「さっき戦闘シーン無いって言ったやん。矛盾しとる
やないか」
ボ「よく聞け! 主人公はまずコスモスを探しにいくねん」
ツ「何でコスモス?」
ボ「癒やしを求めてや」
ツ「また癒やし?」
ボ「そうや」
ツ「はあ」
ボ「次は卵を見つけてな」
ツ「癒やしのため?」
ボ「そう。次は帽子探して」
ツ「癒やしのため?」
ボ「そう。次は三日月の日を調べて」
ボ「癒やしのため?」
ボ「そう。最後は暖炉を探して」
ツ「癒やしのため?」
ボ「それは違うねん。暖炉は心身温めるためや」
ツ「そもそも温泉で心身温めとんのに、暖炉で温まる
必要無いやろ!」
ボ「いや、温泉に入る前に温めるねん」
ツ「何のための温泉や! 凍えた体を温めるために入るん
やろうが」
ボ「入るんは癒やしのためや」
ツ「癒やしはもうええわ!」
ボ「それでクエストを終えた主人公は金魚とアッサリ
別れて帰る」
ツ「金魚とはその程度の仲だったん?」
ボ「そして、5年後に金魚と感動の再会を果たして、
再び一緒に温泉を入る。これにて完結!」
ツ「アッサリ別れたのに感動の再会なん?」
ボ「と言う物語を今度の文化祭で売りたいんやけど、
どうかな」
ツ「そんな物語誰が読みたいねん。やめとけ」
ボ「ええー! すっげー自信作だったのに。しゃあない
100万刷るのやめて、10万にしようかな」
ボ「そんなん、コミカライズやアニメ化されるような
作品しか刷られんし。もうええわ」
両「「どうもありがとうございました」」
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