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魔王の守護神  作者: 神港 零
4章 ホスト王国
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レッドドラゴン討伐

俺たちはドラゴンの巣の中にいる。ケール達とは分担して魔物退治をしていた。


「アマネ。落ちてきたワイバーンを殺って」


「リーナ。羽を狙え」


「分かったよ」


「分かりました」


と言ってリーナが炎槍(ファイヤーランス)をワイバーンに向けて放った。

そして落ちて来た竜たちの首をアマネが斬る。


「終わったよ」


「終わりました」


「そうか。よくやった」


ワイバーン相手に力を抑えて戦うのは俺たちにとって難しい事だ。


ちなみにワイバーンのステータスと言うと


【種族】ワイバーン 【レベル】50


【体力】 20000

【魔力】 9000

【攻撃力】 10000

【防御力】 80000

【瞬発力】 50000


これがワイバーンの平均的なステータスだ。


「それにしてもワイバーンたち神人が龍神って気づかなかったのかな?」


「まあ、魔道具で力を隠しているか、知能が低いからじゃないか」


納得した顔でメアが(うなづ)いた。


「早くケールの所に行こう」


「「「うん」」」


みんなでケールの所に向かった。


「ケール」


「神人。そっちは終わったのか?」


「まぁね」


「さすがだね。僕らも後ちょっとだから」


と言ってワイバーン達にとどめを刺して行く。


「やっと終わった」


「終わりましたね」


とアルピナさんとナリさんが言った。


「まだ終わってないぞ。レッドドラゴンがこの奥で待ってる」


と言って俺達は奥に進んで


ガオオー


俺たちの前にレッドドラゴンが現れるのだった。


「僕たちがレッドドラゴンを倒すから。見てて」


「分かった」


と言ってケール達は前に出た。



「このままほとんど神人たちに手柄を横取りされてたまるか」


「「おーー」」


その言葉を聞いて俺たちは苦笑いした。

確かにほとんど魔物は俺たちが倒してるもんな。さっきあの戦闘が初めてだったし。

と思っているとレッドドラゴンとの戦闘が始まっていた。


「ナリは魔法で僕とアルピナを援護。アルピナは僕と前に出て」


「分かりました」


「分かってる」


ケールが魔剣、アルピナさんが魔槍、ナリさんが魔弓を無限収納袋から取り出した。

確かあれは魔剣ラファエルと魔槍ウリエル、そして魔弓カマエルだったっけ。俺はちょっと前に本で勇者の事を調べていたことを思い出す。


魔剣ラファエル

風の勇者と認められたものしか使いこなせない。風の精霊の力を効率よく使える。瞬発力が上がる。


魔槍ウリエル

雷の勇者と認められたものしか使いこなせない。雷の精霊の力を効率よく使える。力が上がる。


魔弓カマエル

水の勇者と認められたものしか使いこなせない。水の精霊の力を効率よく使える。魔力が上がる。


という効果だったはず。


あっ、ケールが魔剣に風を纏わせてレッドドラゴンの羽に切り込んでその逆の羽もアルピナさんが魔槍に雷を纏わせて攻撃している。


「よし。羽を斬った」


「うん」 


ケールとアルピナさんがサイドに避けてナリさんが魔弓でレッドドラゴンの目を目掛けて水を纏わせた矢を撃った。

レッドドラゴンが怯んだ所でケール達がみんなで魔法を撃った。


「今だ!」


《風魔法 雷風(エレメンタルストーム)


《雷魔法 雷弾(スパークパニッシャー)


《水魔法 水台風(ウォーターハリケーン)


をケール達が放った。


レッドドラゴンを倒し終わった後、ケール達が戻ってきた。


「どう僕たちの実力は?」


と誇らしそうに言った。

その問いに答える前にレッドドラゴンよりは強い気配を感じた。


「なんか強そうな奴が数匹近づいて来てるな」


「そうだね」


メア達は頷いてケール達が呆然としている。


「え、神人。強い奴って?」


「説明してる暇はない」 


「メア、リーナ、アマネ。戦闘体制」


「「「うん」」」


久々に腕がなるぜと思いながら強い奴が来るのを待つのだった。


俺たちは強い気配を感じて戦闘体制に入っている。


「ケール達は下がっててすぐ倒すから」


「わ、分かった」


ケール達は俺達から少し離れた。これでアマネの本気と新しい連携が試せる。


そして前に出てきたのはレッドドラゴン10体とロックドラゴン5体だった。


「ロックドラゴン……神人君たち大丈夫かな?」


「今は神人たちを信じよう」


と、言ってケール達が見ている。


「神人、私たちはレッドドラゴンをやるからロックドラゴンをよろしく」


「連携は?」


「早く終わらせたいから」


「分かった」


メアでも俺みたいにロックドラゴン早く倒せないからな。こっちの方が確かに効率的にいい。


「じゃあさっさと倒しますか」


《創造魔法 神龍弾(ゴッドドラゴンパニッシャー)


俺は一瞬で決着をつけた。こっちも


「リーナ」


「分かりました。メアちゃん」 


「最後です。アマネさん」


メアが動きを封じ、リーナが一気に10本の矢を打って空に逃げられなくしてカルナが神速と身体強化をして一瞬でレッドドラゴン全員の首を斬った。


「終わった」


「終わりましたね」


「終わったね」


「そうだな」


と話しているとケール達が近寄ってきた。


「君たちには驚かされまくりだね」


と、ケールが言った。


「まぁ、そうだね」


と、ケールの言葉を肯定した。


「さぁ、依頼も終わったし帰るか」


と、言って俺たちは帰った。



「君たち、依頼ご苦労様」


ギルマスがお礼をして来た。


「いえ、報酬が貰えればいいです」


と、ケールが言った。


「ねぇ、アリスさん。素材を売りたいんだけど」


「はい」


ギルマスの側近のアリスさんにさっき倒したロックドラゴン、レッドドラゴンを解体して素材になる部分を見せた。


「こ、これはロックドラゴンの魔石………しかも5個も、レッドドラゴンは10個」


アリスさんが一瞬意識がとんだ。

それはそうだよな。最強クラスの魔物の魔石が10個もあるんだから。


「君たちは噂に聞くよりも凄いだね」


と、ギルマスが苦笑いしている。


タッタッ


「ギルマス。町に向かって10万体くらいの魔物が来ています」


「なんだと!」


急いで伝えに来たギルド職員の言葉を聞いてギルマスが驚いている。


「なんでそんなに」


「でもこの町を守らないとね」


「そうだな。冒険者を集めろ」


「ケール達も手伝ってくれる?」


「もちろん」


「メア達」


「殺る」


と、ケール達とメア達が頷いた。

絶対この町を守る。


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