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魔王の守護神  作者: 神港 零
4章 ホスト王国
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依頼

「あなたがギルマスがいうエ、SSランク冒険者でしたか。ギルドマスターがお呼びです」


と、ギルド職員が気を取り直して言った。  


「分かりました」


周りの視線がキツイのでついて行く。

俺もここのギルドマスターに会いたかったし、一石二鳥。


「リーナ達は来る?」


「いや私達は買い物してます」


「そうか。気をつけてな」


と、言って俺たちは別れた。


コンコン


「ギルマス。例の者を連れてきました」


「そうか。入っていいぞ」


俺はある部屋に案内された。


「これでは私は失礼させて頂きます」


と言ってギルド職員が出ていった。


「で、何のようですか?」


俺は目の前にいるやせ細ったギルドマスターと思われる人に聞いた。


「そんなに警戒するな。ただの依頼だよ」


「依頼?」


「そうそう。レッドドラゴンの討伐を依頼したい」


「レッドドラゴンの討伐?」


確かレッドドラゴンはSランク冒険者が10人位いないと倒せない魔物だ。


「そうだ。最近森が燃やされ困ってる住民がいるらしい。報酬は弾む」


「分かりました。その依頼受けます」


「本当か。後、もう一つパーティーにも依頼をお願いしたから。そいつらと明日一緒に頑張ってくれ」


「分かりました。一緒に頑張ります」


そう言って出た。


俺が戻ると俺を話題とした話が聞こえた。


「アイツがAランクのハブをほぼ一発で倒してしかも今は居るかどうか分からないSSランク冒険者だぞ」


「そうだな。あの青年がどこでそこまでの力どこで手に入れたのか分からない」


「俺達には一生分からないだろうな」


確かに一生分からないだろうなと俺は心の中で思いながらギルドを後にするのだった。


俺はギルドに出てメア達の元へと向かった。

そしてリーナとメアは服屋、アマネは本が好きなので本屋にいた。


「リーナ達欲しいものは買えたか?」


「うん。買えました」


「私も欲しい本は買えた」


リーナとアマネがそんな事を言ってる中メアは疲れた顔をしてた。


「どうした。メア」


俺が聞いてみると


「リーナの着せ替え人形にされた」


「それはすいません。あまりにもメアちゃんなんでも似合うので」


と、リーナが申し訳なさそうに言う。


「メアの服は買ったの?」


「買いました」


「だったら後で見させて貰うとして宿を探そう」


「さらっとメアの服が見たいと言た」


とメアが言ってると宿の近くにきた。

俺たちは宿へ入った。


「すいません」


「はーい」


俺が声かけると俺と同じ位の年の女の子が出てきた。


「君たち何人部屋?」


「四人部屋」


「分かった。これは部屋の鍵だから。後、日が落ちたら下に降りてきて」


「分かりました。ありがとうございます」


「敬語はいいよ。私はテリーよろしく」


「よろしく」


と言って俺たちは部屋へと向かった。

部屋に入るとメア達にギルドであった事を伝えた。

そして、日が落ちて下に降りるとご飯を用意してくれて美味しく食べて明日に備えて寝た。


朝起きてメア達を起こして階段を降り宿で出る朝ご飯を食べた。美味しかった。

そして俺達はギルドへと向かった。

俺たちがギルドに入ると周りが騒ぎ出した。


「目立ってますね」


「まぁな。昨日の今日だしな」


と軽く俺達が話していると美少年が話しかけてきた。


「久しぶりだね。1ヶ月ぶり位かな」


といきなり話しかけられた。

だ、誰だ?。


「この人誰?」


「えっ、僕の事忘れちゃたの?」


美少年の人が泣き目になってる。


「確かオリビア王国のギルドで話しかけてきた男の人です?」


「あっ、そんな人もいたな」


そういえばこの人っぽい人に話しかけられたな。


「つかぬことを聞いてもいいか?貴方は風の勇者のケールではないか?」


とアマネがきいた。


「そうだけど」


まじでこの人が風の勇者なの!


「ケール。無駄話してないで私達を紹介してさっさとレッドドラゴンを討伐しましょう」


「そうだよ」


二人の女性が話しかけてきた。

もしかして同行する人ってこの人達なの。


「分かった。僕はケールで、こっちが雷の勇者と呼ばれているアルピナ、こっちは水の勇者と呼ばれているナリだ」


「よろしくお願いいたします」


「よろしく」


と二人が頭を下げる。なるほど勇者パーティーって事か。


「気安くケールと呼んでくれ」


と最後にケールが呼び捨てをしてと言った。


「分かった、ケール。俺は神人、左からメア、リーナ、アマネだ」


「よろしく」


「よろしくお願いいたします」


「よろしくね」


みんながお辞儀をした。


「自己紹介が終わった所で早速討伐しに行こう」


とケールが言って俺たちはギルドを出た。

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