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魔王の守護神  作者: 神港 零
3章 オリビア王国
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一瞬で決着の決闘

俺たちは王城に帰ってきた。


「アマネ様を私にください」


「アマネがお前に嫁ぎたいと言ったらいいがアマネがヤダと言っているから駄目だ」


という、話し声が王座の間から聞こえた。

何か既視感を覚えながらも覗くと人間の男がデイルさんと話していた。


「なんで駄目なんですか?私と結婚したらこの国は良くなりますよ」


「アマネには心に決めた人が出来たらしい」


と、言って帰らせようとするデイル。


「じゃあ、ソイツと戦って勝ったら婚約させて下さい」


「それは」


その男は勝手な言い分を述べる。


「アマネ、どうする?」


隣にいるアマネにデイルは聞いた。


「‥‥‥‥‥‥‥‥神人に聞いてみなきゃダメですがその申し出、受けます。一週間後にやりましょう」


「ありがとうございます」


と言って王座の間を出た。

俺は気配を消したから気づかれなかった。


「神人、いるの?」


「うん、帰ってきたよ」


俺が帰って来たことを見破られてらしい。


「さっきの話聞いてたの?」


「うん」


いきなりアマネが顔を真っ赤にした。


「それで神人に頼みがある」


「分かったよ」


「えっ」


「出て欲しいんでしょ?」


「‥‥‥‥そうだけど神人はいいの?」


「アマネさん、素直になった方がいいですよ」


「そういう事だよ。もしかしてやって欲しくない?」


「ううん。私の為に勝ってね」


「ああ。約束だ」


俺はあの男と決闘する事になったのであった。


「ねぇ、デイルさん。あの人、誰?」


「人間の国のディーズ領土の男爵のクローズだ」


男爵?あの人って結構身分が高いんだな。



そして一週間


この一週間は何事もなく平和な日常だった。一週間後、決闘があるのに。

いつも通りメアに「神人の血美味しいから吸わせて」って言われてメアに血を吸われたりとか、俺が「もっとイチャつきたい」と言ったからいっぱいメアとリーナが甘えて来たして一週間を過ごした。たまにアマネも甘えて来たけど。

俺たちは今、決戦場所にいる。


「神人、がんばって」


「負けないで下さい」


「神人、負けないでよ」


と、メア、リーナ、アマネの応援が聞こえる。


「分かってる」


俺は闘技場に入った。


「お前がアマネ様の心に決めた人という奴か」


「うなづいておくよ」


「だったら死ね」


クローズがいきなり攻撃して来た。


能力(スキル) 気合波》


俺は拳を突き出し振動を起こしてクローズを吹き飛ばした。


「あはっ」


俺はこれで終わったと思っていたが


「私がアマネ様に相応しんだ。誰にも邪魔はされない」


「それは‥‥‥‥」


「これがどうかしたか?」


魔人石。人間を意図的に魔人にする事が出来る石だ。


「それを使ったら」


「魔人になるんだろ。俺は人間を捨ててもアマネ様を奪う」


クローズが魔人石を使った。


「うはははは」


「凄い未知(みち)溢れる力」


そしてクローズは魔人になった。


「この魔人の力を思い知れ」


またクローズが攻撃してきた。

しかし、クローズは吹き飛ばされている。


「やっぱりその程度の力か」


「おりゃー」


俺はまた殴って吹き飛ばす。

そして高速でクローズに近づき。


《光魔法 浄化》


この魔法は魔物化した人間に使って魔物から人間に戻す魔法。


「おい、コイツを牢屋に閉じ込めと置いてくれ」


「はい」


この王城の騎士達がクローズを牢屋に連れていく。

そしてこれで決闘が終わったのであった。

少しでも

「この作品面白い」

「続きが気になる」

「早く更新して欲しい」

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