ギルド
俺たちはギルドの中に入った。
「色々な人がいるな」
「そうてすね」
「早く登録しに行こう」
俺たちは20代くらいの獣人女性がいる受付に向かった。
「冒険者登録したいんですが‥‥‥‥」
「はい、ここに記入事項を書いてください」
俺たちは記入用紙を受け取った。
名前を書く際は苗字と名前を逆にした方が良いとして年齢は16、特技は魔法と書く。
「書きました」
「はい。少々お待ちください」
俺たちは他の人の邪魔にならないように端っこに捌けた。
「ねえ、君たち新人?」
「そうですが」
いきなり美少年の人に話しかけられた。
「そっか。分かんない事があったら聞いてくれよ」
と言って美少年の人がギルドを出ていった。
「ギルドカードできましたよ」
ちょうどギルドカードが出来たらしい。
「ありがとうございます」
「いえ、ではギルドカードについて説明します。これに魔力を込めると名前とランクが浮き上がる仕組みになっており、ランクが上がることによって素材も変わってきますから頑張ってくださいね。最初はFからのスタートとなります。それでは冒険者についての説明は必要ですか」
「はい! お願いします」
「冒険者にはランクがあり、Fからスタートになります。そこから最後はEXまでがランクになります。EXに関しては、今までで一人しかおりません。その方こそ聖王ミスリルです」
聖王ミスリル‥‥‥‥‥‥話だけは聞いたことがある。確か、一つの貧民国家を経済国家にした人だ。1度は会ってみたい。
「依頼については、通常依頼、指名依頼の2種類があり一般的には通常依頼となります。但し、依頼者の指名がある場合ギルドで審査したあとに指名依頼としてだすこともあります。他国との戦争についてはギルドは中立になりますので各自の判断でお願いしています」
受付嬢は丁寧に教えてくれる。
「通常依頼については入口右手の掲示板にランク毎に張り出されておりますので、剥がして受付までお持ちください。なお、冒険者同士の争いに関しては、基本的にギルドは感知いたしません。しかし、重大な犯罪等が関わる場合は関与いたします。説明は以上ですね、わからないことがありましたらいつでもお聞きください」
「ご丁寧にありがとうございます!」
俺も頭を下げる。
「いえ、そういえば名前を言っていませんでしたね。私はリリス、よろしくお願いします」
「よろしく」
と言って俺はギルドを出た。
王城に帰ろうとする二人を止めて
「ねえ、二人ともちょっと森に行かないか。試したい事がある」
「いいよ」「いいです」
俺たちは森に向かった。
「試したい事って何?」
二人が首を傾げてる。
「それは召喚魔法だ」
「召喚魔法?何、召喚するの?」
「適当に」
と言って俺は召喚魔法を展開した。
そして出てきたのは…………
「我を呼び出したのはお前……………………って龍神様!」
出てきたのはデカイ龍だ。その龍は俺を見るなり頭を下げた。多分俺が龍神だと気づいたからだと思う。
「もう、俺が龍神って事広がっているの?」
「はい。新しい龍神様が生まれたと」
目の前の龍が言った。
「なんで分かったの?」
「神々しいオーラが漂っていますから」
竜人は龍が人間に偽装出来る奴の事を指す。
「お前の名前はなんだ?」
「我は神龍。名前はありません」
「そうか。だったら俺がつけてやる」
「本当ですか?」
「ああ。お前の名前は久遠だ」
「久遠。いい名前ですね」
俺は日本風に名付けた。
「久遠。敬語は辞めろ」
「え、あっわかったのじゃ」
語尾に「じゃ」を付けるのか。
「我は仕事があるから帰るのじゃ」
と、言って久遠は帰った。
「さあ、俺達も帰るか」
「うん」「はい」
俺たちも王城へ帰った。
少しでも
「この作品面白い」
「続きが気になる」
「早く更新して欲しい」
と、そう思ってくれましたら
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