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魔王の守護神  作者: 神港 零
3章 オリビア王国
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襲撃

異空間から出て俺たちは今、森の中を歩いている。


「リーナ。ここから近い国ってどこ?」


俺はまだこの世界の地理に慣れていないから物知りなリーナに聞いた。


「おそらくは獣人の国のオリビア王国でしょう」


この世界は人間界と魔界がある。人間界は五つの国に分かれている。そこには人間、獣人、エルフなどが住んでいて、前勇者の影響で技術が向上しているらしい。対して魔界は魔族、魔人が住んでおり、停滞している。

それにユリウスに従わない魔族、魔人たちが人間の国に潜伏していて良からぬことをしていると風の噂で聞いた。

もしかしたら魔族、魔人たちが人間に良からぬことを吹きかけているのかもしれない。


ガオー


そうこう考えている内にウェアウルフの大群に囲まれた。


「次は誰が倒す?」


メアが聞いてきた。


「じゃあ、俺が」


俺は無限収納からサラミチを出して攻撃した。


《坂本流 火炎切(かえんぎり)


俺は瞬殺でウェアウルフの大群を倒した。


「一瞬ですね」


「速くて見えなかった」


それぞれの感想を漏らしながら俺達は森を出た。


「やっと、大きな広い道に出ましたね」


「そうだね」


森の道は険しかったからな。


「じゃあ進も……………」


「どうかした、神人?」


俺が険しい顔をするとメアが心配そうに見てきた。


「この先で馬車が襲われている。助けに行くな」


「あ、うん」


俺はもうスピードでその場所に行った。


「メアちゃん、早く追いかけないと見失いますよ」


「うん、分かった」


リーナとメアは神人の後を追いかけるのであった。



俺は猛スピードで襲われてる馬車の所まで行った。

そこには何人かの獣人の騎士が何十体の魔物と戦っている。


「助太刀するぞ」


「ああ、助かる」


騎士の一人が急に現れたからビックリしながらも俺の問いに答えた。


「オーガか」


「なんだ。お前?」


オーガが聞いてきた。


「答える筋合いはない」


《風魔法 風弾(エアパニッシャー)


俺は一瞬でオーガを吹き飛ばした。

俺は次、次と襲ってくる魔物に魔法を打って討伐した。その速さに騎士達が唖然としている。


「これで終わりと」


俺はそういうと騎士の代表みたいな人が前に出てきた。


「助けてくれてありがとう。それで君は何者なんだ?」


「その前に怪我している人がいますね」


《光魔法 完全回復(パーフェクトヒール)


俺は怪我している人に魔法をかけた。


「君は本当に何者なんだ」


と、呆れたように代表の人が言う。

すると


「神人ー!」


「神人さんー!」


後の二人が来た。


「神人、速い」


「あの距離をどんだけ速さで駆け抜けたんですか」


と、言っている二人をスルーして


「アマネ様、出ては駄目です」


「得体を知れない人に顔を見せるなど」


「助けてもらった者に礼をしないのは王女の風上にも置けません」


と、言ってる騎士達を反論を無視して出てきたのは茶色の髪に和服で身を包んだ獣人の美少女だった。


「この度は助けて頂いてありがとうございます」


獣人の子がお礼を言った。



「えっと貴方はどなたですか?」


俺は恐る恐る聞いてみた。


「これは失礼。私はオリビア王国王女アマネ

オリビアです。こちらが騎士団長のハイクとその部下です」


カルナ様が簡単に自己紹介をした。


「えっと、俺は神人、こっちがリーナ、そっちがメアです」


「敬語はいいですよ。許可します」


「ちょ、アマネ様!」


「大丈夫ですよ。彼らは悪い人には見えません」


「そうだな。彼らなら大丈夫」


「アマネ様とハイク様が(おっしゃ)るなら」


と、言ってある騎士が下がった。


「これから王城に来ませんか?」


「それはなんで?」


「神人様にお礼をしたいからです」


「別にお礼はいいよ。後、そっちも敬語なしで」


「ああ、うん。お願い来て。歓迎するから」


「えっ、でも」


神人はなるべく目立ちたくないし、欲しい物はないし行く理由がないから断っている時リーナとメアが口を挟んだ。


「行きましょう」


「リーナ?」


「ここまで言ってくださってるのに行かないって言うのは失礼ですよ」


「そうそう」


「分かった。負けだ、行こう」


「はい」


「みんな馬車を出発させる準備をして」


「もうしてあります」


「そう」


「神人、乗って」


俺たちは馬車に乗ってオリビア王国へと向かった。

少しでも

「この作品面白い」

「続きが気になる」

「早く更新して欲しい」

と、そう思ってくれましたら

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