番外編 勇者
神人がこの世界に来て数日がたった頃、健達はダンジョンでレベル上げをしていた。
健 視点
俺たちが転移してから約半年
いい感じに強くなっている。
初めは王国に召喚されて魔王を倒して欲しいって言われた時はびっくりしたけど僕たちに頭を下げて懇願してくるうちに助けたくなった。
今は上級迷宮攻略をしている。
「健君、そっちにモンスターが行ったよ」
「分かった」
「ハァっ」
俺はオーガを斬りつけた。
「さすが健だね。攻撃が鋭いなぁ」
優香が言った。
「速さなら優香さんが速いんじゃないですか」
未尋が言う。
「それよりも後、三体倒そうよ」
薫が言う。
「そうだな」
「一気に終わらせるぞ」
「「「おーー」」」
俺の言葉にみんなが同意した。
「ふー、終わったか。ステータス見てみようか」
【名前】桐山健 【男】【16才】
【種族】人間 【レベル】52
【称号】光の勇者、転移者、剣聖
【体力】 1220000
【魔力】 80000
【攻撃力】1000000
【防御力】 300000
【瞬発力】 500000
【固有能力】聖剣召喚
【能力】言語理解、身体強化、光魔法
【加護】創造神の加護、剣神の加護
「結構レベル上がったなぁ」
「私も見てみよう」
「私も見ます」
「うちも」
【名前】花崎薫 【女】【16才】
【種族】人間 【レベル】47
【称号】剣姫、転移者、剣聖
【体力】 900000
【魔力】 50000
【攻撃力】800000
【防御力】100000
【瞬発力】400000
【固有能力】見切り
【能力】身体強化、加速
【加護】剣神の加護
【名前】坂本未尋 【女】 【16才】
【種族】人間 【レベル】49
【称号】賢者、転移者、魔法神に愛されたもの
【体力】 30000
【魔力】 1500000
【攻撃力】 10000
【防御力】200000
【瞬発力】 50000
【固有能力】魔防御
【能力】炎魔法、水魔法、雷魔法、風魔法、地魔法、光魔法、魔力制御
【加護】魔法神の加護
【名前】柳澤優香 【女】【16才】
【種族】人間 【レベル】45
【称号】忍者、転移者、陰を悟らせない者
【体力】 500000
【魔力】 200000
【攻撃力】 400000
【防御力】 100000
【瞬発力】1000000
【固有能力】影分身
【能力】隠密、気配遮断、風魔法、身体強化
【加護】影神の加護
「みんな結構レベル上がったね」
「ボス戦は明日にしてここで一休みしよう」
俺が言うと
「そうだね。クタクタだし」
「まぁ、無理して今やる事でもない休みましょう」
「今日は野宿だね」
みんな同意した。
俺達は野宿の準備をした。
俺達は野宿の準備をすばやく終わらせた。
「今日はさっき見つけたウォーターウルフの肉でも食べて寝るか」
「そうだね」
「私が焼きますよ」
初めは少しモンスターの命や肉を食べるのに抵抗があったが今はあまり無い。
未尋が肉を焼いてくれている。
「焼き終わったました。みんな食べてください」
「ありがとう。未尋」
「ありがとう」
「未尋って本当魔法の使い方うまいよね」
「そんなことないですよ。お兄ちゃんだったらもっと使えこなせますよ」
と、答えながらもお礼と褒められたのが嬉しかったのか少し照れている。
「そういえば薫って神人の事好きだよな?」
「ゴホッゴホッ」
「はい、薫、水、水」
薫が水飲んで呼吸を整えている。
「急に何聞くんのよ!」
「だって、この前俺と優香の恋のサポートをしてくれたじゃんだから薫の恋のサポートをしてやろうと思っただけ」
「うちも薫ちゃんの恋のサポートしたい」
この前俺と優香が両思いと発覚したんだが全然付き合わなくて薫と未尋が人肌脱いで付き合えるようになった。だから薫の恋のサポートをしたい。
「それに神人は薫の気持ち、バレてるぞ」
「えっ、えっ、えーーーーーー」
「それはそうでしょう。あんな分かりやすいのに」
優香が言う。
「例えば手が触れ合ったら顔が真っ赤になるし、バレンタインは手作りチョコ作るし、渡す時だって恥ずかしそうにしてバレない要素がどこにあるんですか?」
未尋が重ねて言う。
「元の世界に帰ったら告白すれば」
「ムリ、ムリ」
「私は告白しましたよ」
「えっ、未尋が神人に告白したの?」
「はい。私達は兄妹なので結婚出来ませんが私はずっとお兄ちゃんの側にいますって言いました」
「そういえば未尋って重症な程ブラコンだよね」
「私はお兄ちゃん大好き妹を自負していますから。早くしないとお兄ちゃん私の物になっちゃいますよ」
「それはダメ」
「‥‥‥‥‥分かった。告白すればいいんでしょ」
「はい。帰ったら告白してください」
「これで大丈夫かな?」
「それは薫次第じゃないかな」
と、言って少し雑談をして寝た。
朝
俺は一番初めに目が覚めた。
みんなを起こしてボス戦をやったんたが、ボスが弱すぎてレベルがあまり上がらなかった。少しやるせない思いでダンジョンを俺達は出て行った。
少しでも
「この作品面白い」
「続きが気になる」
「早く更新して欲しい」
と、そう思ってくれましたら
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