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魔王の守護神  作者: 神港 零
2章 神への道
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旅立ち

朝になり、俺はすぐに起きた。

俺は昨日の事を思い出し、感傷に浸って居ると二人が起きた。


「おはよう。神人」


「おはようございます。神人さん」


「二人ともおはよう。二人とも体調大丈夫?」


大丈夫です


「そっか」


そういえばリーナにあのことを伝えてない。


「ねえ、リーナ。昨日気持ちが昂ぶって聞き忘れたけど俺とメアは年を取らないんだ。

神山で神になったんだ」


「神ってこの世界を作ったって言われる神ですか?」


「俺たちはその神の一人になった。ステータス見れば早いと思うから俺とメアのステータスを見てくれ」


「メアもいい?」


「うん」


俺はリーナにメアと俺のステータスを見させた。


「………………神人さんが龍神。メアちゃんが吸血神。どうして神になっているんですか?」


この前、見せた時は神じゃなかったもんな。


「神山は邪神を倒すために?」


「だったらメアちゃんの吸血鬼の王女はなんですか?」


「メアは500年前に封印されていて、年は封印された時のまま止まっている」


「そうなんですか」


メアと俺が平然と答えるからリーナは納得するしか無いって感じで言った。


「話を戻すんだが年を取らない俺たちと居れるか?」


「はい。死ぬまでずっと居ます」


「そうか。ちょっと待っていて」


「マナ!」


『なんでしょう。唐突に』


「ねぇ、不老になれる物ってある?」


『あります。超神水って物を作ればいいと思います』


『そっか。ありがとう」


俺はマナとの会話を終われせ、超神水を《能力(スキル) 創造》で作った。


「神人さん。また何か作ったんですか?」


「そう、リーナ。これ飲めば不老になれるよ」


「本当てすか!?」


リーナが驚いたように声を荒らげる。


「早く飲んでみな」


ゴク、ゴク


リーナが超神水を飲んだ。


「何か変わった事はないですね」


「それもそうでしょう。ただ不老にする水なんだから」


と、リーナに言った。

その後、少し俺は黙る。俺は意を決して二人に言う。


「リーナ、メア。俺は少し旅に出ようと思う」


俺の言葉に二人は驚いた目で見た。


「神人さん。それはどういう事でしょう?」


リーナが聞いてきた。


「俺は世界を回って人間たちが完全な悪か、なぜユリウスと敵対している理由を見て回りたい」


「それだとお父様を守る件はどうなりますか?」


確かにユリウスを守るって言っちゃたもんな。


「それは対策済みだ」


「それなら良かったです」


リーナは安心したように言う。


「神人。メアも一緒に行っていい?」


「もちろん」


「リーナは一緒に行く?」


「私はお父様に聞かないと分かりません。一応ここの王女ですから」


「そっか」


リーナが悲しそうに言った。


「その前に着替えよう。裸のままだし」


「そ、そうですね」


「そうだった」


俺達は服を着て部屋を出てユリウスがいる所に向かった。


「ユリウス、話したい事が……………」


「神人ーー」


ユリウスは俺の手を握って来た。


「な、何?」


「神人。リーナを娶ってくれてありがとう」


「まだ娶っていません。なんでお父様が知っているんてすか?」


「それはあんだけ大声を出したら気づくだろう」


「それもそうか」


俺は少し恥ずかしくて頬をかいて、リーナは恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして、メアはそれを眺めている。


「ユリウス的にリーナと付き合って良かったの?」


「別に神人ならいい」


「俺じゃなきゃ…………」


「ぶん殴る」


なんか怖い言葉が出た。まぁ、それだけ俺を信頼してるんでしょな。

あっと本題に入らなければ


「ユリウス。俺、旅に出ていい?」


「別にいいぞ」


「えっ、いいの?」


「なんで駄目って言われると思った」


「俺はユリウスを守るって…………」


「大丈夫。神人なら絶対守ってくれると信じているから」


なんか信頼があつい。


「そうですか。ユリウス、これあげる」


俺はユリウスにネックレスみたいなのを渡した。


「これはなんだ?」


「そのネックレスには念話出来るようになっているから。危なくなったら呼んで」


「そうか。また凄い物作ったな」


少し呆れ混じりに言った。


「ねぇ、神人。神人、メアも欲しいネックレス」


「私も欲しいです」


「分かった。後で作るよ」


「「やった」」


二人は笑顔で喜んでいる。まぁ、喜んで貰えて何よりだ。


その後、リーナが顔を引き締めて


「あのお父様」


「神人と一緒に行きたいって言うだろ。いいぞ行って来い。神人の側に居てやれ」


リーナは一瞬ビックリした表情をしたけどすぐに笑顔で


「はい」


と、返事した。



……………一時間後


「リーナ。準備出来たか?」


「はい」


「じゃあ、出発するぞ。またな、ユリウス」


「さよなら。お父様」


「色々とありがとう。魔王さま」


「ああ、元気でな」


と、言って魔王城を出た。

少しでも

「この作品面白い」

「続きが気になる」

「早く更新して欲しい」

と、そう思ってくれましたら

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