恋人
魔王城
俺たちは一瞬で魔王城に着いた。
「よいっと」
「わぁっ、びっくりした、神人さん!。この二週間どこ行ってたんですか?後どこから出てきたですか!?」
「転移だよ。リーナを思い浮かべると簡単にできるな」
「私ですか」
「そうだよ。驚かしてごめんね」
「別に神人さんならいいです」
と、顔を赤くしながらリーナが言った。
「でも、どこ行ってたんですか。後その子は誰ですか?」
「神山に行ってた。後この子はメア、神山で知り合った」
「初めまして。メア ヴァンパイアです。神人のこ、い、び、とです」
メアが微妙に恋人に力を入れていた事をスルーしよう。
「神山って伝説の……………。後恋人って何ですか?」
「そのままの意味だけど」
と、メアが少し敵対の目でリーナを見た。
「なんで出かけて恋人作ってるんですか!?」
「好きになったから」
リーナの迫力で少し押されている。
「こっちは心配してたのに」
「怒ってるのって神人が盗られると思ったから‥‥‥‥‥‥」
メアが何やらリーナだけに聞こえるように問いかけた。
その言葉にリーナが少し顔をまた赤くした。
理由に心当たりがあるんだろう。
まあ、俺も理由は分かるけど。
それをメアが気づいたんだろう。
「修羅場だな」
ユリウスが騒ぎを聞いて来た。
「ねぇ、メア。リーナと話し合ってみて。俺がいない方が話しやすいでしょ」
「そうね。ありがとう」
俺は部屋へと戻った。
「リーナ。そこの部屋を空けといたからその子と十分に話しなさい」
ユリウスは空気を読んで部屋とリーナとメアを二人っきりにした。
俺は二週間ぶりの部屋に帰って来た。
俺は帰って初めにしたい事が会った。
俺はあっちの世界で剣術をしてた事があった。その時俺は一刀流と二刀流のどっちを習うか聞かれた時、二刀流の方が強そうだから二刀流を習っていた。だからこっちの世界でも二刀流をやってみたいと思った。
《能力 創造》で俺は刀を作った。
《能力 創造》
「でっ、出来た」
《神眼(鑑定)》
俺は刀を鑑定した。
神刀 カラミチ
ステータス+100%
魔力を込める程、刀の威力が上がる。
「まあ、サラミチと一緒ぐらいの性能か。2つ使えば結構いいんじゃないの」
「あわー」
と言い、俺は突然の眠気に襲われた。
夜
トントン
ドアに誰かがノックしている。
「開いてるよ」
と、俺が言うとメアとリーナが入ってきた。
「メア。それにリーナ」
リーナが顔を赤らめな入ってきた。
「リーナ。神人に言う事あるでしょ」
「はい」
「神人さん……………好きです」
「…………………知ってるけど」
「えっ、えっ、えーー」
「気づかれてないと思ってたの?」
「そうです」
「やっぱり神人は気づいてた」
メアが言った。
「バレてないって思ってたの私だけ!」
リーナがまたさらに顔を赤くする。
「メア。質問いいかな?」
「何?」
「もしリーナも恋人にしたいって言ったらどうする?」
俺はリーナを好きになる事は出来ると思う。
この世界は男女比が3:7だから一夫多妻に則って男性は妻を二人以上娶るのは当たり前の世界だ。だからリーナの気持ちに答えたい。
「してもいいよって言うよ。リーナは話してみていい子だしメアだけで神人を一人占めするは良くない」
「そっか」
俺はリーナに向き直った。
「リーナ。俺の恋人になってください」
リーナが笑顔で
「はいっ」
と、言って俺とリーナは口と口を合わせた。
「リーナとメアもうそろそろ寝る時間だと思うけど」
「寝る?いやリーナの告白だけじゃ私は来ないよ」
「だったら何を‥‥‥‥」
「夜這いだよ」
「私も夜這いします」
メアとリーナが顔を赤らめて言った。
そんな事言われたら止められるわけないだろ。
俺達は身体を重ね合った。
少しでも
「この作品面白い」
「続きが気になる」
「早く更新して欲しい」
と、そう思ってくれましたら
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