神山 その3
俺とメアは神山の奥に進んでいる。
色々な魔物達に会ったが自称最強コンビには敵うはずもなく死んでいった。
『もうそろそろ最後のボスがこの先で待っています。ソイツを倒せば神の資格が貰えます』
「神の資格?」
『説明するのが面倒くさいから言ってませんでしたがここは神になるための試験会場みたいな物です。まあ、神にならないと創造神カルナに会えないので絶対勝ってください』
「そんなのは分かってるよ。絶対勝つから」
と、俺が意気込んでいると‥‥‥‥
「神人着いたよ。最後のボスの所に」
「………………そうだな」
メアの言葉で最後のボス部屋に着いたことを実感する。
「ねっ、メア準備いいかな?」
「いいよ」
俺とメアは部屋の中に入った。
《能力 気配察知》
物凄い気配がする。この気配は……………神に似ている。でもいい感じではない。
そしていきなり声をかけられた。
「君達よく来たね。歓迎するよ」
床に座っている男が言った。
「歓迎はされるつもりはない」
「そうかい」
男がそう答えてメアを見てこう言った。
「久しぶりだね。メア姫」
「…………………貴方、まだいたの」
と、言って少し怯えているような感じがした。
「メア、もしかしてこいつと知り合い?」
「まぁね、名前は確か遊びの神 ネクサス。今は確か邪神認定されている危険人物」
「そうだね。神々から神の座を降ろされたね。まあ、別に良いけど今はこんな強そうな人と向かい合ってんだもん」
そう言って笑顔で俺の方を見た。
「マナ。緊急事態」
『どうしたんですか?神の仕事………急が………
って、ネクサスじゃないですか!なんでネクサスはここにいるんですか?』
「知らないけどアイツを倒せばクリア?」
『いや、違います。普通はここに違う魔物がいるはずです』
『少し調べるのでお待ちを』
『分かりました』
「早いな」
『ここのボスがこの邪神ネクサスに変わっています。おそらく奴がボス情報を書き換えたんだと思います』
「と、言うことはこいつを倒さないといけないってことか」
『あっ、言い忘れたけど神眼使っちゃだめですよ』
「なんで?」
『神ではないヤツが神の事を知るのは禁忌に反するんです。守らなければ軽くは目がやられます』
「……………そうなんだ。気をつけるよ」
『そうしてください』
と、話が一段落した。
俺はネクサスに向けて殺気と覇気を出した。
「僕と戦うの?」
「そうだよ。いくぞ、メア」
「分かった!」
メアの目には不安の色があったが覚悟を決めたようだ。
「じゃあ僕を楽しませて」
「やる気になったらな」
俺とメアの最終戦が幕を上げた。
少しでも
「この作品面白い」
「続きが気になる」
「早く更新して欲しい」
と、そう思ってくれましたら
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