神山 その2
俺はどんどん神山を進んだ。
ゴッドゴブリンの大群と戦ったり、ゴッドウルフと戦かったり、色々な魔物を倒して結構レベルが上がった。おまけに《能力 経験値100倍》と《能力 必要経験値1/100》を作ったから余計にレベルが早く上がり、その上、暴食で相手のステータスをいっぱい奪えたから物凄く強くなっている。
「マナ、後、どれくらいで頂上なの?」
『3分の1というところでしょ』
「ありがとう」
『いえ』
俺がお礼を言うとそっけない返事が帰ってきた。
「次はどんな魔物に出会えるのかな?」
俺は期待を胸に神山をかけていた。
そしてドアを見つけた。
「開けてみようかな」
ドアを開けた先にいたのは………………。
「ファイヤードラゴン」
本に載っていたな。確かコイツは国を一つ滅ぼす程強いらしい。しかし、この個体は普通のファイヤードラゴンと違うらしい。その証拠に神のオーラがダダ漏れだし。油断は出来ない。
俺はサラミチを片手で持った。
こっちから先手を打たせて貰う。
俺はファイヤードラゴンに向けて刀を振り落とした。
ガチーン
俺の刀が弾かれたぞ。
どんな鱗をしていんだよ。
鑑定するのは面倒くさいがやるか。
《神眼(鑑定)》
【名前】ゴッドドラゴン【レベル】1200
【体力】 4500000
【魔力】 5800000
【攻撃力】測定不能
【防御力】測定不能
【瞬発力】 400000
【固有能力】神化
【能力】炎ブレス、硬直、物理攻撃半減
【加護】龍神の加護
………測定不能って何?
マナさんー
『はい。なんでしょう』
「ステータス値に限界突破とか測定不能ってあるけど何?」
『測定不能は神に近しい値になったら表示されます』
「へぇ」
『あっ、神人様。ゴッドドラゴンがブレスを吐こうとしてます』
「えっ」
ボーオー
ブレスが来る。
《能力 神速》
ゴッドドラゴンがブレスを吐いて俺はギリギリ避けた。あ、危ない。《能力 神速》を作っといて良かった。
それよりもどう倒そう。
あっそうだ。確か殻って急激に熱してから急激に冷やすと脆くなりやすいだっけ?
これが正しければゴッドドラゴンの鱗も脆くなるはず。
俺はゴッドドラゴンの攻撃を避けながら魔法を打っていく。
《炎魔法 黒炎》
《水魔法 津波》
俺が魔法を打って数秒したその時、
バリバリ
ゴッドドラゴンの鱗が割れ始めた。
ビャアー
ゴッドドラゴンが唸り始めた。
痛いんだろうなだが
サラミチに魔力を注いで俺は雷魔法をサラミチに付与して必殺……………………
《坂本流 雷切》
とカッコつけながらドラゴンを斬った。
《能力 暴食》
+体力 4500000
魔力 5800000
攻撃力 測定不能
防御力 測定不能
瞬発力 400000
ステータスも奪えたし進むか。今回も案外何とかなったな。まぁ、知能は持ち合わせていないからだと思うけど。
《能力 気配察知》
あっち何かいる。見に行ってみよう。
俺は急いで気配がする方へ行った。そしたら人型の何かがいた。
これは魔物じゃないでも人間でもないこれは…………吸血鬼?いや、竜人?どちらの特徴が混ざった外見をしている。魔法でここに封印されている。確か、吸血鬼と竜人って絶滅したんじゃないのか?
「そこに誰かいるの?」
急に誰かに喋りかけられたのだった。
少しでも
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