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86、➀異世界(恋愛)なんちて「ちぇんじセバスちゃん」

 セバスてぃあん。


 俺の名はセバス・・・使用人らしい。

 目の前に立っている自称悪役令嬢サファイアが俺を睨みまくっている。

 俺は工藤伸一あのコナンと同じ名前を持つ高校2年生だ・・・間違いない・・・けど、クラスの抗争に巻き込まれ、学校の屋上に呼ばれて・・・そっか異世界転生したのか。

 ならば俺はセバスなんだな。

「なんとか言いなさいよっ!セバス」

「・・・・・・」

 俺は思いを巡らし黙り込む。

 この世界をいかに生きようかと・・・。

「こらっ!私の話をききなさいよっ!バカセバスっ!」

「ふ」

 俺は笑った。

「何、笑ってんのよ。使用人の分際でっ!」

 ぱしっ。

 俺は叩こうとする女の手を掴んだ。

「俺の本当の名はエメラルドお前の腹違いの兄だ」

 咄嗟に口からでまかせがでた。うん、このセンだ。

「なに言ってるの・・・」

「驚くのも無理もない。その証拠として・・・」

 ヤバい思いつかない。

「証拠として?」

 サファイアが訝し気にじっと睨んでいる。

「そう!尻に青アザっ!蒙古斑があるのだっ!」

 馬鹿野郎、俺っ、いくらなんでもそんな訳ないだ・・・。

「兄さんっ!」

 ひっしと俺に抱きつくサファイア。

「・・・・・・」

「兄さんっ、いえ、エメラルド。愛しのお兄様っ、私は今よりあなたを愛します」

「・・・あの兄妹だけど」

「関係ないね」

「タブーっしょ」

「愛にタブーなどありませんわ」

 こうして、俺たちは、なんやかんやで親に婚姻の許しを貰う為に、愛の旅路にでるのであった。


「・・・ふふ、セバス・・・いいえ、エメラルドお兄様」

「・・・なにか言った?」

「いいえ、なにも」


         ちゃん、ちゃん。



 こんなんでいい?

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