表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
51/73

50  スマホ

突然、亜衣ちゃんがオレの肩を掴んだ。


「今から、驚くような事が連続して起きるだろうけど、自分をしっかり持って。あの山形さんがリーダーに選んだんだから、必ず任務を果たして生きて帰れる。」


顔が近い。

オレの顔を覗き込むようにして、なんというか、悲しそうな瞳だ。

身が引き締まる思いがしたが、口元はだらしなくニヤついていることだろう。


「これはダメだわ。緩みきってる。二人で頑張るしかないね。」


園池さん、そんな事言わないでくれ。


亜衣ちゃんがオレを励ます。

オレがニヤける。

園池さんが呆れる。


亜衣ちゃんがオレを励ます。

オレがニヤける。

園池さんが呆れる。


亜衣ちゃんがオレを励ます。

オレがニヤける。

園池さんが呆れる。


無限ループって怖いな、と思った時スマホが震えだした。

ついに、時間が来たようだ。


何が起きるのかわからんが、まずはスマホを完全に無音無反応モードにしよう。

目立っちゃいけない場面で呼び出し音とか、最悪だ。

かといって、時間を確認しなきゃならんから、電源は切れない。


深呼吸もしておこう。

よし、行くか。


「これより、任務を開始します。」


教わったままで何の捻りもない、開始の合図。


「了解です。」


「了解。」


(了解です。この任務のオペレーターはモニカが務めます。)


あぁ、そういえば、VRゲームもそういうノリだったな。

……、あれ、今タマラさんの声が聞こえたような。

スマホ、じゃないな、ちゃんと消音になってる。


「行くよ。テレパシーは、あんまり気にしちゃダメ。」


テレパシー?

おっと、ボーっとしてる場合じゃないな。

亜衣ちゃんと園池さんが、先に行ってしまう。

げ、ホントに地下駐車場の車用出入り口から入るのか。

目立たぬように、かといって自然に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ