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金色のジークフリート

作者:右舷
目が覚めた。すごい未来だった――。
睡眠が唯一の趣味と言えば趣味の少年――ジーク・ヤマダ。明日もいつも通りの高校生活かと眠りについた少年だったが、目を覚ましたそこはなぜか幽霊船のような無人の『空母』だった。そして突如として飛来する巨大なアンモナイトのような異形。逃げ込んだ格納庫でジークは『ゼロ戦』と出会う。可憐な妖精の姿と強力な戦闘機の姿を持つ『スカイエルフ』と呼ばれるロストウェポンと。そしてジークは知る。自分の生きていた西暦時代は『ロストガルド』と呼ばれ、謎の滅亡を遂げた遺失文明世界となっていることを。翡翠色に染まった『牢獄の空』の下、突如として『古代人』となってしまった少年は、自分のいた時代の滅亡の謎を探るために大海原へと歩み出す――。趣味満開のSFファンタジーです。
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