特殊な出会い
俺は朝空海翔。
交通事故による怪我で入院することになった。
入院した場所は地元の田舎。なんか空きがないらしくて、地元に戻ってきたって訳だ。
同じ部屋にもう1人いるらしいが、俺が来た時にはいなかった。
まぁ後で挨拶すればいいか。
……えっと……あれ……?
薬のせいか眠くなってきた……
……目が覚めると、ヴァイオリンの音が聴こえた。そっか夢だったのか。……あれどんな夢だったんだっけ? ふと音になる方に目を向ける。
透き通るような白い髪。爽やかなヴァイオリンの音色。その光景に俺は声を出せず、魅入ってしまった。
その少女は俺に気づくと慌ててヴァイオリンを弾くのを辞めた。
「ご、ごめんなさい! 起こしちゃいましたか!?まさか今日、しかももう既に入院されてると思っていなかったので……。」
「いや、大丈夫です。いい夢が見れたんですよ。あなたの、そのヴァイオリンの音色のおかげかもしれません。」
「本当にごめんなさい……」
「私、柊木海琴っていいます。聞いているとは思いますが、ここの病室の患者です!」
「俺は、朝空海翔っていいます。柊木さんが同じ病室の方だったんですね。」
「……はい! 見た感じ高校生ですか?」
「そうですよ。」
「私も同じです!なんで...敬語やめにしましょ? これからちょっと長い付き合いになるんでしょうし!」
「まぁ長い付き合いになるかは分からないけどな。よろしく!柊木…でいいかな?」
「うん!よろしくね!朝空くん!」