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ーーの提案
「ーー。やっぱりお前の病気良くならないのか? 無青症候群……だっけ?」
「うん……。まぁ、ここで過ごす分には何も支障はないよ?それに、大好きなヴァイオリンも弾けるしね!」
「そうか……。」
「私は、ーーくんといるだけで楽しいよ?」
俺の顔を覗き込み、言う。
「だからそんなに悲しそうな顔しないで……?」
なにか俺にできることはないだろうか?
……無力な俺にはなにもできないだろうな。
でも、せめて、2人でなら。
ただの思いつき。それを言ってみた。
「なぁ。2人で曲作ってみないか?」
「……! いいね! やってみたい!」
ーーはキラキラした笑顔で迫ってくる。
「分かった。作曲の勉強するわ。じゃあまた明日。」
「うん! 楽しみだね!」
光がさしてくる。
その光の射す方へ。




