暴風竜―その3
次回ようやくバトルに入りたいと思います。
リリアン:「では魔物たちの掃討作戦を立てるとしましょう。」
マロン:「それやけど、さっきハユンはんも言ってた通りドラゴンの素材はできるだけ回収したいんや。何とかならへん?」
リリアン:「そうね、でも戦ってるときに素材回収のことなんて考えてる暇あるかしら?」
ユカワ:「そこはわれらがスライムに任せようじゃないか。スライムを周辺一帯に配置するから。最近分かったんだけど、マジックスライムはスライムたちと情報伝達のネットワークを結んでいて指揮することができるみたいなんだ。まだ小規模にしか実験していないから今回をその大規模実証実験にしてみたいな。スライムたちには素材を回収したらスライムステーションに運ぶように指示しようと思う。」
リリアン:「あら、スライムってそんなに便利なの!じゃあ素材の回収に関してはヨウイチロウに任せるわね。」
バロン:「ユカワはん、スライムって素材を間違って消化してしもたりしまへんか?」
ユカワ:「バロンさん、安心してください。スライムはかなり頭のいい魔物ですよ。皆さんがスライムに対して抱いている単純で何も考えていないというスライムのステレオタイプは改めていただきたいですね。スライムは可能性を秘めた非常に興味深い存在です。」
ミユ:「ヨウイチロウ様、スライム愛はよくわかりましたので、その辺にしておいてください。」
ユカワ:「これは失礼。つい、スライムのこととなると熱が入ってしまいました。」
パーカー:「魔物討伐の基本的な人員配置はわたくしにお任せください。これでもかつてはザールで将校としてやっておりましたので、魔物相手の戦いであれば陣形はお任せください。」
リリアン:「そうね、心強いわ。あと一応冒険者たちも参加するだろうからルドルフさんもパーカーと一緒に計画を立てていただけますか?」
ルドルフ:「わかった。冒険者の数もそれほど多いわけではないからのお。ここにいるものも戦力として考慮に入れたうえで考えることよするよ、それでいいかのパーカー?」
パーカー:「うむ。」
その後の作戦会議によって、ドロシュ湾上に第1戦線、その背後の港上空や、都市上空に3重の戦線を構え、さらに機動部隊をいくつか編成することになった。
機動部隊はベヒモスの魔晶石をコアに使った宝珠を装備したワイバーンを操れるパルやクレト、シシリーやユイ達が担うことになった。
地上部隊も編成し、彼らにはカザド・ドゥムで発明された魔法武器が配備されることになった。
カザド・ドゥムもドロシュと同じようにかつての繁栄を取り戻しつつあり、採掘された鉱物資源や俺がスライムを使って作った魔晶石などを素材として様々な魔道具の研究開発をするようになってきた。
今回配備されるのは対空魔法武器で、魔法が使えない一般人でも魔法攻撃ができるという画期的な武器である。
その破壊力も実証済みで、ワイバーンであればかなりのダメージを与えることができる。
通常上空から襲ってくる敵に対しては、魔法が使えないものは矢を射て攻撃するくらいしかできないが、この対空魔法武器があればだれもが戦闘に参加できる。
画期的発明である。
こうして作戦を練ったのち、各自暴風竜の襲来に備えて各自の持ち場へ散っていった。
暴風竜の襲来まであと数日。
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