暴風竜-その2
まだバトルシーンまで少しかかりそうです。
円卓にはドロシュの主要な役職についている者たちが勢ぞろいしていた。
ユカワ:「暴風竜がドロシュに向かってきているんだって?」
リリアン:「ええ、そうよ。暴風竜について、詳しくはノワイエに説明してもらうわ」
ノワイエ:「じゃ、説明するわね。まず、暴風竜は古龍の一種で、風・雷・水の魔法の複合魔法を使いこなすドラゴンよ。」
パーカー:「厄介ですね、暴風竜は一体だけですか?」
ノワイエ:「ええ、複合魔法を用いることができるのは一体だけで、奴がこれまで一度も討伐されることなく生き延びている古龍よ。ただ、より劣った普通のドラゴンを数体引き連れてくるわ。」
リリアン:「いったいどんなのがいるのかしら?」
ノワイエ:「ウォータードラゴン、サンダードラゴン、ウィンドドラゴンの3体が暴風竜の配下で、さらにそいつらがワイバーンを引き連れてるわ。」
ミユ:「それは大変困りましたね。相当な戦力ではありませんか。」
ノワイエ:「そうよ。暴風竜の一団に襲われた都市は抵抗すればドラゴンとワイバーンに蹂躙される。抵抗しなければ暴風雨で徹底的に破壊される。どっちにしろ天災だわ。」
ユカワ:「ノワイエから見て、この都市の防衛戦力は奴らを撃退できるか?」
ノワイエ:「うまく連携が取れれば十分可能性があるわ。」
ハユン:「商業ギルドとしてもぜひ協力させていただきたいです。もし撃退可能なのであれば、ドラゴンやワイバーンの素材も回収できますか?」
ノワイエ:「可能でしょうね。」
モルグレック:「ドワーフ族の意見を言わせてもらうと、ドラゴンやワイバーンの素材は一級品だからもし確保できるなら是非たんまり回収したほうがいいと思うな。」
リリアン:「そうね、素材が向こうからやってきてくれると思うと楽しみね。でも、ドラゴンやワイバーンは魔物討伐として対処するとして暴風竜が起こす嵐はどうするの?水害とか暴風の被害とかかなり心配なのだけれど。」
インチェル:「リリアン様、その点はわたくしがご説明いたします。この都市の排水システムはかなりの余裕をもって設計しております。また、カザド・ドゥムのドワーフと協力いたしまして、魔晶石をコアとした都市防御結界装置を開発・配置済みです。」
リリアン:「あら、そんなものまであったの?いったいどこに設置してあるの?」
インチェル:「街をお歩きになれば気づかれると思いますが、各所に塔のような建築物がありませんでしたか?あれが連結型都市防御結界装置です。いざとなればドロシュの市街をすっぽり包む巨大な魔方陣が展開されます。」
リリアン:「それは素晴らしいわね。それでどれくらい守れるのかしら?」
インチェル:「雨を防ぐことはできませんが、暴風をやわらげたり、魔物の攻撃は防いだりすることができます。」
パーカー:「素晴らしいですね。であれば、市街地外、あるいは市街地上空でのドラゴン及びワイバーンの掃討作戦を立てればよいということでしょうか?」
リリアン:「そうね。そうしましょう。」
ゴリアス:「住民の避難はいかがいたしますか?」
リリアン:「念のために公共施設に避難してもらいましょう。冒険者や自警団を配置して万が一の事態には対処しましょう。」
ゴリアス:「かしこまりました。では住民の避難誘導はわたくしが担当いたします。」
いつも応援ありがとうございます。
作者からのお願い:「面白い!」「続きが気になる!」
と思ってくださる方は☆☆☆☆☆の評価とブックマークへの追加
よろしくお願いします!
作者のやる気がアップします。




