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異世界転生スライム研究  作者: ユラユラ
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特殊鉱物

鉱物好きなんですよね。

宝石も好きですし、例えば自然金の結晶なんかもとても美しいと思います。

早く職人を集めて美しいものをたくさん作ってもらいましょう。

スライムを坑道に投入して数日が過ぎた。

その間に様々な発見があった。

その一つが、特殊鉱物である。

特殊鉱物は、スライムが吸収できず、スライムが採掘した岩石を一通り精製し終えた後に残された。

鉱滓を処理していた時にはこんなことはなく、最後はストーンスライムが残りをすべて石材に変えてくれていた。

なので、スライムが処理できない鉱物を見つけたときには驚いた。


例えば火炎鉱石。

火炎鉱石は赤色とオレンジ色が入り混じったような見た目をしている。

この鉱石には炎系の魔力が宿っており、純度によっては爆弾として使うこともできる。

純度の低いものは保温石と呼ばれ、これは長時間発熱し続け、いわばカイロのように使うことができる。


ほかにも微弱な電気から強烈な放電まで、純度による程度の差はあれど、雷系の魔力が宿った青に白と黄色が入り混じった雷光石。


黒地に緑色の葉脈が走っているように見える緑化石。

これは文字通り、水や種、光のない、植物が生育不可能な場所であっても植物を発生させることができる植物系魔力が宿った石である。


白っぽい柔らかな光を放つ月光石は高価な照明器具や宝飾品に用いられる。

月光石は、また、聖属性魔法と闇属性魔法の魔法触媒としても用いられることがある。


そして、扱いに困る取扱注意な鉱石が2種類産出した。

精霊鉱と竜血鉱である。


精霊鉱は透明な結晶の内部に輝く精霊の光が閉じ込められた鉱物だ。

この鉱物は割ってしまうと内部に閉じ込められたエネルギーが拡散し、運がいいときには生命のもととなり、一方で運が悪いときには疫病のもとになるという。

その性質が謎に包まれている一方で、唯一の確かな特徴は、精霊鉱が精霊たちを引き寄せるということである。

精霊鉱はごくまれにしか見つからない。

見つかったとしても1,2個見つかってそれっきり発見されることはないというほど希少な鉱物である。

それが数日のうちに7個以上見つかっているのである。


もう一つの竜血鉱は太古の時代に流されたドラゴンの血液が鉱物となったと考えられている鉱物だ。

禍々しい赤黒い色で、これは鉱脈全体が非常に硬いガラス質からなっており、その破片は非常に切れ味が鋭い。

そして、この竜血鉱を含む刃でできた傷はその血を流した竜の呪詛のために治療するのが非常に難しい。

その傷口からはとめどなく血が流れ、竜血鉱だけに「流血」で死にいたるのである。

それゆえ、殺傷系の武器に用いると、その武器の価値が跳ね上がる。

しかし、その加工自体が危険を伴うので、竜血鉱を使用した武器は稀少である。

産出すること自体滅多にないので、今回の鉱脈の発見はそれ自体、悪い輩に知られると困ったことになる。


スライムたちが稀少な鉱物を探し当てる能力にたけているのか、それともカザド・ドゥムの坑道が並外れて豊かなのか、理由は定かではないが、これらの取扱注意の特殊鉱物はミスリルなどの魔法金属以上の価値があり、使いようによっては、他勢力との交渉のカードにもなりうる。

保管はより厳重に。

これら特殊鉱物の発見自体はまだ一部にしか話していない。


カザド・ドゥムの再建のための設計をしてくれたドワーフのモルグレックに話したところ・・・


「あちゃー、出ちゃったかぁ、ユカワ殿、そのことは本当に信頼できる者にしか話してはいけませんぞ。これが公になれば、エルムード王国や、ハザール王国、はてはラマ―ジュ帝国なんかが関与してくるかもしれませんぞ。カザド・ドゥムの歴史を多少は知っておりますが、そんな特殊鉱石がホイホイ産出したことはありませんぞ。これもきっとユカワ殿という非常識な存在がかかわったからの出来事に違いない…」


などといわれてしまったので、非常識な存在である俺としては慎ましくこのことを秘密にしておこうと心に決めたのだった。


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