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異世界転生スライム研究  作者: ユラユラ
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フェニックス:プラーミャ

魔物のタマゴ3つとも回収しました。

これで次のステップに進めます。

しばらくストーリー展開がゆっくりになると思います。


それと、ストーリーの登場人物や従魔、世界観の設定などをまとめたページを更新したので、気になる方はご確認ください。


ケットシーのノワイエが、まだ孵化していないパルの魔物のタマゴがあと数日でふ化すると予言して数日。

その日がやってきた。


ドンドンドン!

「ヨウイチロウ!早く来るんだ!パルのタマゴが孵化しそうだぞ!」俺が寝室で惰眠をむさぼっていた早朝、興奮したクレトが部屋にやってきた。


「ん?今何時だ?というか今なんて言った!?パルの卵が孵化しそうだって!」

「そうだよ。早く来なよ。生まれるところ見逃してしまうぞ。」

「わかった、すぐ行く!」


パルのタマゴは赤い炎をまとっているように見える。

拾ったときからそうだったが、以前にもまっしてその輝きは増している。

炎に見えるものは可視化された魔力で、そのあふれ出す濃度も以前より濃くなっている。


「これはまた、ずいぶんと凄い魔物が出てきそうだな。」

「まさか、ドラゴンとかじゃないわよね。」とシシリー。

「みんな、静かにするんだ。俺のタマゴが無事孵化する様子を見守ってくれ。うるさくしたら出てくる魔物もなかなか出てこられないだろ?」とパル。

「パル、心配し過ぎだよ。もうじき姿を現すって。」と冷静なガフ。


ガフの言う通りタマゴにはひびが入っている。

そして、パキ、パキパキッ!

という音がしたかと思った次の瞬間

「「「「「「「「「うわぁああ!!目がぁ焼ける!」」」」」」」


タマゴがすさまじい光と熱を発して一瞬目の前が真っ白になった。


何とか目が見えるようになってそこにいる生物に目をやると・・・


「フェニックスだ!」

パルが叫んで周りのみんなもこの魔物の正体を認識した。

そう、そこにいたのは赤と金色の光と炎の羽毛をまとった不死鳥ことフェニックスであった。


「本当にフェニックスなの?」とサリー。

「ああ、間違いない、フェニックスだよ。」


「ピピッ、ピピ、ピピピピィ!」

フェニックスのヒナはかわいい鳴き声を上げるとパルに駆け寄った。

なるほど。

パルを親と認識したわけだな。


「パル、このフェニックスに名前を付けてやらないとな。」

「ああ、名前は、そうだな、プラーミャだ!」

「ピピッ、ピピピ、ピピッ!」

「気に入ってくれたか、プラーミャ。」


このフェニックスのヒナ、プラーミャはその色と高貴な風貌を別にすれば、大きさはひよこくらい。

2本足で立つ様子や、ふわふわの羽毛、ただし赤と金のオーラをまとっているが、その姿はかなり愛らしい。

目の色は金色。

パルとよく似あう。


「かわいいのぉ、私も抱っこしてみたいのぉ、パル、かしてぇ。」とルカ。

「いや、まだ生まれたばかりだから俺が抱っこするんだ。」とパル。

「ちょっとくらい、いいでしょ。ふわふわのその羽毛に触れてみたいわ。」とサリー。


「いやはや、このお屋敷にいると驚きの連続です。フェニックスのように貴重な魔物の、しかも生まれる場面に遭遇できるとは。」とパーカーさん。

「フェニックスといえば、かなり強力な魔物よね、パーカー?」とリリアン。

「はい、火属性魔法を自由自在に操り、しかも不死鳥の名の通り自己蘇生に長けている魔物ですからね。パル殿は心強い従魔を手に入れられましたな。」


「これで拾った3つの魔物のタマゴはすべて孵化したね。無事に孵化して本当に良かった。」

「そうですね。素晴らしい魔物の仲間が加わりました。」とミユ。


拾った3つの魔物のタマゴから孵化したのは、フローティングペンギンのペンペン、ケットシーのノワイエ、そして、フェニックスのプラーミャ。

どの魔物もそれぞれ魅力的な能力を持っている。


こんなに素晴らしい魔物がタマゴから孵るのなら、本気で新しい魔物のタマゴを魔の森に探しに行こうか。

そんなことを考えていると、口には出していないにもかかわらず、パル以外の子供たちのランランと光る眼がこちらに向けられていた。


「あー、みんなも魔物のタマゴが欲しいのかな?」

「「「「「「欲しい!」」」」」」

「わかった、近日中に魔の森に探索に行くとしよう。」

「「「「「「「やったー!!!」」」」」」


新たな予定が加わったが、これはこれで楽しそうなので良しとする。


でも、そう都合よく魔物のタマゴが見つかったりするのだろうか?

そんな顔をしていたら、ノワイエがこっそり寄ってきて耳打ちしてきた。


「ヨウイチロウ、魔物のタマゴがそんなに都合よく見つかるのか?って顔をしているにゃ。私にはわかるにゃ。面白い魔物のタマゴが必ず見つかるにゃ。」

「そっかー、ノワイエが言うなら本当なんだろうな。でもそれ、もうしばらく秘密にしておいてね。みんなにばれちゃうとすぐにでも行こうってことになりかねないから。」

「わかったにゃ。その代わり、ノースシーサーモンを食べさせてほしいにゃ。」

「え?ノースシーサーモンって何?」

「ヨウイチロウが、アクアリウムに転移させた魔物の中にいるのにゃ。ノースシーサーモンは絶品なのにゃ。これを食べさせてくれるというならしばらくは黙っておいてやるのにゃ。」


この猫、いやケットシーは、俺に口止め料を要求してきた。

まあ、それくらいなら応じても構わないだろう。

あとでアクアリウムに行くことにしよう。


何はともあれ、フェニックスのプラーミャが新たな仲間として加わった。

これからの日々が楽しみだ。


作者からのお願い:少しでも「面白い!」「続きが気になる!」

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作者のやる気がアップします。


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