インチェルとモルグレック
ようやく領地開発系のストーリーを始められますね。
次回の投稿までしばらくあくかもしれません。
次は、人魚と艦隊とかほしいですかね。
その前にアクアリウムも調整したい。
それに、残り2つの魔物のタマゴどうなったんでしょう。
モリアとドロシュの魔物駆除作戦が成功した数日後。
俺たちはヴァンダールヴルさんの工房でエルフとドワーフの2人組と話し合っていた。
「ユカワ殿、こ奴らが依然紹介したエルフとドワーフの建築マニアじゃ。」とヴァンダールヴルさん。
「こちらがエルフのインチェル。そしてこちらがドワーフのモルグレック。」とパーカーさんが紹介してくれる。
「初めまして、エルフ族のインチェルだ。よろしく。」
「モリアを奪還したそうだな。ドワーフとして感謝している。ありがとう。モルグレックだ。再建の力になりたい。」
「初めまして、ユカワ・ヨウイチロウと申します。お2人にはカザド・ドゥムとドロシュ再建工事にぜひお力を貸していただきたい。」
「それでモリア、いや、カザド・ドゥムとドロシュの様子はどんな感じなのかな。」とインチェル。
「こちらに現状がどのようなものなのか映し出しますね。」
といって俺はディメンションホールからイヴィルアイのズズを呼び出す。
「「ヒエッ!」」と2人がイヴィルアイに驚いて変な声を出す。
「大丈夫です。私の従魔ですから皆さんに危害を加えたりしません。」
「ほ、本当ですか。これって恐ろしい幻を見せるというイヴィルアイでしょう?」
「そうですね。イヴィルアイです。でも今から見せてくれるのは現在のカザド・ドゥムとドロシュの様子です。」
俺が合図するとイヴィルアイは目の前に現在の様子をホログラムのように映し出してくれた。
そう、このイヴィルアイ、見た目はグロテスクなのだが、素晴らしい能力を持っている。
いわば、テレビの中継機能のようなものだ。
「な、なんだ、これは。幻じゃなくて目の前に街の様子が!」とモルグレックさん。
「イヴィルアイにこんなことができるなんて。」とインチェルさんも驚いている様子。
「お2人から見て、どうですかカザド・ドゥムやドロシュの様子は。」
「そうだなぁ、修復できないほどではないが、地下の回廊の修理なんかはかなり危険を伴いそうだから、やってくれる労働力を確保するのが難しいかもしれないな。」とモルグレックさん。
「それなら御心配には及びません。再建計画で用いる予定なのは不眠不休でどんな危険な仕事でもこなせる万能ゴーレムです。」
「は?」
「モルグレック、驚くのもやむを得ないと思う。だが、ユカワ殿の言うことは本当だ。労働力の心配はいらない。必要な部材と再建するための設計図を書いてくれればいいんじゃよ。」とヴァンダールヴル。
「ヴァンダールヴルさん、それはどういうことですか?資金や建材に制約はないんですか?」
「心配いらないさ、インチェル。ユカワ殿はインチェルたちが欲しいと思ったものを何でもそろえてくださる。」とパーカーさん。
その後5人で話を続けた。
建築マニアの2人は今回の特殊な案件にいろんなポイントで絶句していたが、それでもかなり理想的な仕事環境であることを知ってからは熱心に図面を引いたり、提案をしたりしてくれた。
無事、この再建計画の設計面を担ってくれることになったので後はお任せすることにした。
それから数週間後。
ヴァンダールヴルさんの工房。
「ユカワ殿!再建計画の模型が完成いたしましたぞ!」とモルグレックさん。
「カザド・ドゥムはモルグレックが、ドロシュは私インチェルがメインで設計しました。いかがでしょうか。」
そこにはモリアとドロシュ周辺のパノラマ模型が用意され、2つの都市の様子が細かいところまで丁寧な模型で作りこまれていた。
「魔物に侵入される以前の都市構造を基調としつつ、利便性を考えて新しく作った水路や回廊があります。」とインチェル。
「以前のものはある意味無計画に拡大したせいでごちゃごちゃとしていた部分が多かったからその部分を修正して計画的な整然とした都市を目指したぞ。」とモルグレック。
「これほど素晴らしい都市計画を作ってくださりありがとうございます。なんとお礼を言ってよいことやら。」
「それはこちらのセリフです。これほど制約が少なく自由に仕事ができる機会など滅多にありません。」
「しかも確実に世界に名を轟かせる都市の設計をやらせてもらったんだ。都市が完成するまでまだまだ協力させてくれ。」
「ありがとうございます。では、計画実行の段階に移りましょう。」
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