魔物牧場の日常
当初の魔物牧場の予定とずれていますが、今後ちゃんと最初に宣言した魔物は回収いたします。
今日はのんびり牧場をオルフェーブルに乗ってぶらぶらしている。
最近、この牧場の魔物が増えたことで汚れも増えていたので今日はスカベンジャースライムとクリーナースライムを何匹か連れてきた。
スカベンジャースライムは排泄物や生ごみなどを分解して高品質の肥料を作り出すスライム。
クリーナースライムは最近進化によって新たに手に入れた。
以前読んだ小説の中でやっていたように人の垢や皮膚の汚れを好むプレーンスライムをお風呂の残り湯につけておいたら進化した。
人の肌の汚れもきれいにしてくれる上に、洗濯機の代わりもしてくれる。
非常に重宝している。
そのクリーナースライムを魔物たちの毛のクリーニングに使えないかと思い連れてきた。
試しにムームーヒツジの毛の上にクリーナースライムを乗せると、毛の中にもぐりこんで見えなくなった。
ムーム―ヒツジが気持ちよさそうにムームー鳴き声を上げている。
クリーナースライムが毛の中をクリーニングしながら動き回っているようだ。
ムーム―ヒツジ的には気持ちいいらしい。
しばらくたつとムーム―ヒツジのクリーニングは終わったらしい。
ほかの個体に比べてクリーナースライムによるクリーニングをかけたムームーヒツジは真っ白に輝いている。
どうやら成功のようだ。
たぶん放っておいたらほかの魔物もきれいにしてくれるだろう。
時間が余ったので土魔法で地面に小高い丘を作る。
アンヴァルの子供たちやモコモコウサギ、子羊ムームーたちが遊ぶための場所づくりだ。
魔物牧場には十分な広さの草原や丘陵地、林が広がっているが、人工的な遊び場を作ってあげればなお楽しくなるだろう。
と思ったので、前世で子供のころ行ったことがあるアスレチックがある広大な公園をイメージしながら地形を操作していく。
ちょっとした山登り気分を楽しめそうな小山や、らせん状のスロープが付いたバベルの塔のようなもの。
さらに滑り台みたいなものや駆けっこに使えそうなトラックコース。
思いつく限りいろいろ作ってみたところ、さっそく興味を持った魔物たちが寄ってきた。
モコモコウサギは滑り台をころころ転がってキュキュキュキュッ!
と嬉しそうな鳴き声を上げている。
アンヴァルの子供たちの中にはさっそくトラックで競争を始めたものがいる。
子羊ムームーもそろりそろり、螺旋状のスロープが付いたバベルの塔みたいなものを登ろうとしている。
ところで、湿地に暮らすベヒモスたちはどうしているかというと、最近、もともと大きかった身体がさらに大きくなりつつある。
これは別に、狭い湿原で運動不足に陥ったというわけではない。
魔物牧場に隣接する湿原はかなりの広さがあるからその懸念は当たらない。
おそらく、この湿原には天敵となる危険な魔物がいないからストレスがない。
さらに、ここの水草は牧場の牧草と同じようにかなり栄養豊富な薬効のあるものなのでそれを思う存分食べて太ってしまったらしい。
どのベヒモスも健康かつ機嫌がよさそうな様子なので一安心である。
牧場の魔物たちが健康で何よりだ。
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