商談
都市鉱山とは
都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源を鉱山に見立てたもののことです。
異世界の都市鉱山からスライムを使ってリサイクルに取り組んでみようと思います。
たぶん儲かること間違いなし!
そこからしばらく時間をかけてざっくりと俺が屋敷でやっていることを説明した。
牧場、薬草園、養魚場の計画。
スライム研究についても、マジックスライムなどの超レアについての情報は隠しつつ説明した。
「はぁ、何とまぁ、にゃ。」マロンが驚きを通り越してあきれてしまっている。
「にゃ。」とバロン。にゃ、しか言えなくなっている。
「大体のことはわかった。で、ワイバーンの宝珠だが、さてどうする?」
「は!そうだにゃ!宝珠を作る話をしてたんだったにゃ!」とバロン。
「ベヒモスの素材と希少金属はこちらで用意します。なので職人の方々に声をかけていただけますか、マロンさん、バロンさん?」
「了解しましたのですにゃ!」
「素材がどれくらいの量必要かもできれば知りたいんですが、近いうちに見積もりを出してもらうことは可能ですか?」
「ええ、もちろんですにゃ!」
それから宝珠の売買契約の細かいことを詰めた。
材料は基本的に俺が用意し、わざわざ俺が用意しなくてもいい分についてはマロンバロン商会が用意することになった。
宝珠作り自体は職人たちに声をかけてチーム作業でやることになった。
チームの編成が終わり次第、ワイバーンたちとそれに乗る騎手と引き合わせ、オーダーメイドの宝珠を作ることになった。
その結果、前金として金貨45枚を払う。
「ユカワ様、こんなにポンと大金を払えてしまうなんて一体ホントに、何者なんですかにゃ?」とバロン。
「魔の森の賢者の後継者にすぎません。」
「なんだか、いろいろ常識が壊れてしまったにゃ。」とマロン。
「宝珠についてはこれで何とかなりそうです。もう1件お願いしたいことがあるんですが、よろしいですか?」
「はい、なんでしょうかにゃ?」とマロン。
「実は、くず鉄や廃鉱、捨てられる武具類を集めたいと思ってるんです。それを仕事として依頼できないかと。」
「それくらいのことでしたらお安い御用ですにゃ。でも、そんなものいったい何に使われるのですかにゃ?」
「先ほどお話しした、研究中のスライム用の餌にしようと思いまして。」
「なるほど、鉱物系のごみなら何でもいいのでしょうかにゃ?」とマロン。
「そうですね、何でも構いません。武具は武具のままで皮などが付いたままで構いませんよ。さびていても全く問題ありません。」
「かなりの量が集まると思いますが、どういたしましょうかにゃ?」とバロン。
「この事業はできれば継続的な事業としたいので商人ギルドから倉庫を何棟か借りようと思います。」
「そちらも含めてご用意いたしましょうかにゃ?」とマロン。
「ではお願いします。」
こうして宝珠と鉱物系ゴミ集め事業をマロンバロン商会に委託した俺はヴァンダールヴルさんにもお礼を言って孤児院に向かうことにした。
久々の孤児院である。
あれからどうなっているだろうか。
作者からのお願い:少しでも「面白い!」「続きが気になる!」
と思ってくださる方は☆☆☆☆☆の評価とブックマークへの追加
よろしくお願いします!
作者のやる気がアップします。




