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異世界転生スライム研究  作者: ユラユラ
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ドワーフ工廠

もしかしたら長続きするかも

スタンピードの際、魔物の大群はミストラル山脈北方から南下してくる。

これを迎え撃たねばならない。


歴史を振り返れば規模の大小はあるものの、カザド・ドゥームは北方からの魔物の襲撃に何度もさらされてきた。


それゆえ、ミストラル山脈北壁は高度に要塞化されている。


ドワーフたちがこの大鉱山を追われていた間に、そのうちのいくらかは修復が必要な状態になっていたが、大鉱山への帰還以降、さっそく修復が施されてきた。


まず、山脈北壁に穿たれた複数の砲撃陣地が修復された。さらに山麓の各所に気づかれた要塞や見張り塔なども次々再建され、新たな陣地も構築されつつある。


その中の砲撃陣地にはドワーフお手製の巨砲が複数設置されている。


その威力はトロルや巨人さえも木っ端みじんに吹き飛ばすほどである。


その巨砲はドワーフ工廠で作られている。


かつても武器産業は基幹産業であったが、今もそれは変わらない。

むしろこの大鉱山を失い流浪の民となっていた間、ドワーフたちは作りたくてもそうした兵器を作れずにいた。


この拠点を取り戻した以上、彼らは長年作り続け、改良を加え続けてきた巨砲を再び作ることができる喜びに震えていた。


地底の兵器工廠で作られたこれらの巨砲は法大陣地から北の荒涼とした大地へ向けられている。


もちろん、この交渉では巨砲以外のも武器も作られている。


砲弾、榴弾、銃、弓、剣、槍、盾、甲冑、鎖帷子、槌など様々な武具が作られているのである。


この大鉱山で産出される豊富な金属資源や各種魔鉱石などを用い、さらにマノーク川を経由した交易によって輸入される木材などを用いて技術の粋を尽くした武具が作られている。


大鉱山奪還の知らせが世界を駆け巡っていこう、各地から流浪のドワーフたちが集結しており、地底に広がる巨大都市はさらなる繁栄へと向かっていたのであった。


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