アヤック諸島の開拓(再開編2)
調査って楽しいですよね。
いっぱい発見があるはずです。
細部はおいおい描いていきたいと思います。
とりあえずガンガン進めます。
先日アヤック諸島に配置したマッピングスライムたちはよく働いてくれた。
期待以上の働きをしてくれた。
彼らが作成したアヤック諸島の各島の詳細な地図をドロシュに持ち帰りパーカーとリリアンが組織してくれた開拓計画立案班に提供した。
彼らはそれらの地図をもとに調査計画が練られた。
まずは環境アセスメントだ。スライムが収集した情報はかなり詳しかったが、それでも専門の研究者からすれば更なる調査が必要と考えられる部分が多数見つかった。
それらをドロシュ学院の研究者を中心に調査する研究がたてられた。
調査班にはドロシュ学院の研究員も多数参加することになったが、それ以上に世界中から調査参加依頼が殺到したので、ドロシュ以外の研究者も多数参加することとなった。
そのうえで調査によって得られた情報はすべてドロシュのアヤック諸島開発統括理事会の元に集められることになった。
それに同意しないものの調査研究への参加は不許可とされた。
次に、地脈調査であるが、魔力の流れを調査するこの作業も魔法工学者と地脈制御の専門技師、都市設計の専門家集団を派遣することになった。
マッピングスライムの収集した地形情報からある程度拠点の候補地は絞ることができたため、そこへ重点的に派遣することになった。
最後に、地形調査であるがこれはかなりの程度マッピングスライムが担ってくれた。
しかし、より詳細な高精度の地図を作成するべく地理学者と地図製作者が開拓上特に重要と思われる資源がありそうな地域や開発予定地へ派遣されることになった。
これらの調整をアヤック諸島開発統括理事会が行っている間に、いち早く決定されたドロシュとアヤック諸島をつなぐ転移門設置場所に俺はむかった。
転移門は島に作ることも検討されたが、アヤック諸島の沖の海上に浮遊拠点として作られることになった。
会場に設置した浮遊拠点上に転移門を開き、そこにワイバーンなどを常に待機させ、島々との往来が容易になるようにした。
浮遊拠点はかなり巨大で同時に数百人が作業できるほどのものになった。
拠点の設置は主に海上作業用に改良したアバドンゴーレムを駆使した。
これにより、アヤック諸島の開拓の第一歩が開かれた。
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