世界を呪った日
これは、物語の始まりの一ページ。
そして、この世界で最初に異能力を持った少年の運命の物語。
数年前いつものように日常を過ごしていた。
その日何も変わらないはずだった。
そう、あの時あの瞬間この世界を呪ったあの日までは。
「はぁ~学校だるいな~」
「そうだな」
そう言ったのは同じ小中一緒だった幼馴染と学校に登校していた。
学校に着き俺達は同じ教室に入る。
「よう、いつも一緒だよな」
「幼馴染だしな」
そんな他愛無い話をしていたそして先生が入って来てホームルームをする。
ホームルームを終えると1時間目の授業が始まる。
俺は、こっそり教室を出ていつものように授業をサボる。
屋上に居るとサイレンの音がやたらと多かったそのサイレンがだんだん大きくなる。
そして、フェンスから下を見ると警察が学校の周りを囲っていた。
俺は、急いで教室に戻ろうとするが人の気配を感じ隠れながら移動する。
何とか教室にたどり着くがもう覆面を被った男共が居た。
すると、銃声が鳴る。
俺は、窓から見ると幼馴染が死んでいたそれを見た瞬間俺はこの世界を呪った。
無力な自分を、幼馴染を助けられなかった自分を呪った。
そして俺は、教室の扉を開けて中に入って幼馴染を見るがやはり死んでいた。
男共が何か言っていたが何も耳に入ってこなかった。
すると、男が俺に向かって銃を向けて来る。
俺はそのまま死のうとした。
(死ぬな・・・生きろ)
そう、幼馴染の声が聞こえたもう死んでいるはずの幼馴染の声だ。
その瞬間俺は初めて異能力を使った。
男が撃った銃弾が俺の前で止まる。
俺が腕を振ると男共の首が吹っ飛ぶ。
教室の中がざわめく。
ああ、もう戻れないな、これが俺の運命なのか。
俺はほかの被害者を出さないために見つからないよう学校の中の男共を全員殺す。
ほかの奴らにバレずに殺していった。
俺は一人殺すたびに感情や表情がなくなって行く。
全員殺し俺は立ち尽くした。
最後に心に残ったは喜びでも悲しみでも怒りでもなかったただ最後に生きろという感情それだけだった。
数時間が経ち警察が入って来る。
警察は驚いていた。
俺たちは家に帰った。
幼馴染以外死傷者はいなかった。
俺は家に帰る前に幼馴染の家に行った。
幼馴染の死を家族に伝えた時泣いていた。
俺も気づかぬ内に涙がこぼれていた。
俺はもう笑わなくなっていた。
家に帰ると誰もいない。
父親は浮気旅行中で母親は浮気相手の家だ。
その間俺は自由にできるから別に構わない昔は俺に暴力が降りかかっていたからな。
そんな事を思い出しながら俺はいつものように外で食べる。
「今日は別の場所で食べるか~」
そう言って俺は人気のない店に入る。
俺はそこで食べて居た。
「お前もしかしてさっき事件が起きたっていう学校の生徒か?」
「もうそこまで知られてるのか?」
「俺は、情報やだからな」
「ソウナンデスカ―」
そう言って黙々と食べ続ける。
「ちょっと聞かせてくれるか?」
「は?何で」
「情報収集は大事だろ?」
そう言いわれ俺は学校でも出来事を軽く話す。
「突然首が飛ぶなんておかしな話だな」
俺は、迷って居た事実を伝えるかをそして、俺は伝えることにした。
「俺が殺したって言ったら信じるか?」
「情報屋をやって来たがそんなのいきなり言われたのは初めてだよ」
「そうか」
「ごちそうさまでした」
「で、さっきの話なんだけど天才的な頭脳を持ったと言われる一ノ瀬紅蓮君がどうしてここにいるのかな?」
「情報やってすごいな」
「8年前クイズのテレビ番組で数々の問題を解き賞金を掻っ攫っていった少年ってテレビでも放送されていたしな」
「俺は一言も名前言ってないんだけど」
「まぁ~その賞金で家買ってそこで暮らしてたけど両親が来て一緒に暮らそうとか言ってたけど旅行行ってるは男の家行ってるしどうでもいいんだけどさ取り合えず一生帰ってこないでほしい」
そんな事を話しているとテレビでニュースが流れる。
「き、緊急速報です世界各地で人が暴れまわっています。相手は奇妙な異能力を使っているという情報があります。皆様気を付けてください緊急速報で」
そう言い終わろうとすると爆発音と共に切れる。
「あれだな俺の能力も」
「お前は暴れないのか?」
「うん、取り合えずあいつら(両親)は殺りに行こうかな~」
そう言って、俺は席を立ち、店を出て30分で戻って来る血まみれで。
「いや~楽しかった」
「怖い、怖い、怖い」
そう言って深呼吸をして話す。
「そう言えば紅蓮の能力って何だ?」
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