表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/85

最終章 1 各々、戦場に向かう!

出来ました。

読んで頂いている方々、お待たせしました。

遅れた理由、もちろん有ります。

実は、どうしても現実世界の恋愛モノが、書きたくなり、前回の話を投稿してから、書いていて遅くなりました。

詳しくは、後書きにて書かせて頂きます。


ブクマ登録、ありがとうございます。


 三年が過ぎた。


 勇者は、今まで集めた駒となる部下のリーダー達を呼び集めた。

 創造神の心霊を憑依させた、勇者パーティー。

 水のガブリエルは、同盟国、剣の国と盾の国を跨ぎ、修行した戦士に。

 風のラファエルは、同盟国、弓の国の弓使いに。

 土のウリエルは、同盟国、魔法の国の魔石使いの魔法士に。

 最後に勇者自身であるアベル・ノーマン。

 以上が、勇者パーティーの、メンバーである。


 次に、勇者が、創造神の力で作った、疑似神核で作り出した改造天使。

 それに憑依させた、イルミア王国、王太子クレイン。

 同じく、イルミア王国王妃の老いた守護兵士、ランフォード。

 最後に、勇者の勧誘に、自殺する事で、仲間に引き入れられる事を、拒んだ槍聖アーク・ジルベスタに、天使が入り込み、肉体を若らえさせ、アークの槍の技術を得た天使。

 あと二体は人族、最南端の街サウルを落とそうとした際、イルミア王国、第一王女ルリと、その婚約者、エリック公爵に向かわせたが、敗れ消滅した。

 実際は、ライ・ハワードに、天使を抜き取られ、ルリと、エリック公爵は、助かっているが、ザーツと、アミルの二重結界で、勇者はその事を遠見の魔術で見れず、知らなかった。

 その為、サウルの街は、勇者の手に落ちていなかった。


 勇者の次なる駒。

 洗脳せし、人族。

 同盟国、帝国、サウル以外のイルミア王国の、三国は、全て、勇者の手の中。

 主な戦力は、傭兵ギルド所属の戦士達、数千人。

 三国の騎士や、近衛兵等、国や王を守る戦士達が、魔族達に、一丸となり、勇者の号令に従う。


 最後は、黒いフードで顔を隠す、勇者の得体知れない戦力。


 それぞれのリーダーに、勇者は、指示を出す。



 勇者パーティーは、勇者と共に、帝国の近衛兵は、帝国城にて待機。


 魔王城に向かうは、王太子クレインと、ランフォードが率いる、三国を守護する兵士達と、洗脳されし傭兵。


 サウルの街を攻めるのは、槍聖の天使アークと、洗脳されし傭兵達。


 魔王城、並びにサウルを、攻める者達に、勇者は命令する。

『魔族、並びに、魔族と共にする人族は、全て滅せよ! 蹂躙せよ! 駆逐せよ!

 思うまま、行動せよ! 一切の手を抜くな』と。

 洗脳による、一丸となった戦いし人族は、大地を揺るがす、雄叫びを上げ、進軍した。




 事前、帝国に居る、勇者の元に、人が……兵が集まり、帝国の人口密度が、溢れんばかりとなっていた事で、勇者との戦争が、始まる予兆を見た、

 魔王ミーザも、戦いを迎える、準備をしていた。

「……魔王様、勇者軍が動き出しました」

 アミル・タンザナイトは、魔王ミーザの、横で待機し、得意の魔術、《遠見》で、人族の中心となる三国を、見ていた。

「そうか」

 ミーザは、頷く。

「勇者軍は、どの様に、動いた?」

「先ずは、ここ魔王城に、イルミア王国、王太子クレイン、並びに守護老兵士ランフォードの、天使に取り付かれた、二名が率いる、三国の兵士達と、一部の傭兵……合わせて、約一万五千」

「ふむ、一万五千……三国の兵士の数にしては、多くないか?」

「そうですね、見て見ます……ああ、なるほど?

 どうやら、同盟四国の、戦える者は、歳に関係なく、一般の市民を、こちらに、向かわせているみたいです。

 同盟国には、殆んどの人が居ません。

 残っているのは、身体を不自由な者ばかりです」

「そうか、勇者め。

 世界を、消滅させる気、満々と見える」

 勇者の事情と、此方の事情。

 考えが違う為、少しでも、魔族、人族を助ける為、殺人を控えるつもり、だったが。

「ああ、これでは……俺達が、危うい。

 此方が、向こうを殺す事を、躊躇っていたら、数の暴力で、負けてしまうな」

 ザーツが、ミーザの下に、来ながら、考えを引き継ぐ様に、意見を言う。

「ザーツ」

「俺達は、負ける訳には、いかない。

 難しいな……難しいが、それでも、お前は、両方が生き残る事を、望むか?」

 実力が、拮抗している、戦いで、向こうは殺す気、全力で掛かって来るのに、対し、此方は、相手を殺さず、倒すでは、必ず、此方が負けてしまうだろう。

 それは、それで、勇者の思う壷だ。

「いや、先ずは、私達が勝つのが、先だ!

 此方も、全力で、行くしかない」

 ミーザは、決意する。

「そうだな。

 だが、ミーザ……この決断も、今は置いて」

「ああ、アミル。

 済まないが、他の勇者軍の、進行状況を言ってくれ」

「はい、次に、サウルに、一万強の兵。

 槍を持った、傭兵らしき男が、先頭に……此方も、傭兵と、イルミア王国の市民の、混合軍と思われます」

「ふむ、勇者はどう動くか、分かるか?」

「いえ……今のところ、動く気配は、有りません。

 勇者、それに、勇者パーティーは、帝国城から……あっ?」

 アミルは、何を見たのか、驚き、言葉を止める。

「どうした?」

「い、いえ……勇者に、見ている事を、気付かれました。

 私の《目》に、顔を向け、笑いながら、手招きされました」

 ミーザの問いに、アミルは、見た通りの事を、説明した。

「何?

 ……掛かって来い、という事か」

 ミーザは、口元に手を持っていき、考える。

 やがて、結論は出て。

「「くっ、くく、あっはははは」」

 ミーザは、ザーツと目が合い、笑い合う。

「ははっ、やはり、それしかないか?」

「くくっ、しかも、向こうに筒抜け、というより、向こうからの、御誘いだ。

 これは、招待に乗るしかないだろう?

 まったく、可笑しな奴だ。」

 ミーザと、ザーツは、未だ腹の腹筋が、笑いで痛み、堪えながら、話を続けた。

「確かに、歴戦の魔王勇者の戦いが、まったくの逆だ。

 人類を守る為、戦う勇者が、まおうで?

 世界を、滅ぼす魔王が、勇者とは……何たる皮肉」

「しかし、これが一番、手っ取り早い」

「ああ、そうだ!」

 ミーザが、立ち上がり、集まりし、配下達に指示を出す。

「ギバ、ザンバイン、ダグド、ドリューネよ!

 お前達は、魔王城、並びに、非戦闘員の種族、集落を守り、また、援護を受け、勇者軍からの、攻撃を迎え撃て!」

「「「「はっ!」」」」

 名を呼ばれた、四名は、承諾の声を上げる。

「次に……」

「割り込みを、失礼します。

 魔王陛下」

 ミーザの、言葉を遮り、進言をしたのは、人族、イルミア王国第一王女、ルリ・イルミア。

 その後ろに、かつて、婚約者であり、現在、魔王ミーザの元で、ルリと結婚した、エリック公爵こと、ウォルド・フォン・エリックが立つ。

「改めて、失礼します。

 魔王陛下」

 ルリと、ウォルドは、一礼する。

「何だ?」

「はい、私、ルリ・イルミアとウォルド・フォン・エリックは、ここ、魔王城に向かっている。

 天使に取り付かれた、兄、クレインと、ランフォードの、相手をしようと思います」

「ふむ、それは有り難いが……良いのか?

 相手は、人族、しかも、兄妹、または、自国と民との戦いになるというもの」

「はい、元より承知の上、覚悟が出来ております」

「……私達も、一度は、天使に取り付かれた身、それ故に、知っています。

 たった一日二日の時間、取り付かれただけで、天使の誘惑と言いましょうか?

 頑張って、耐えていても、少しずつ、その甘い誘惑に、何度負けそうになった事か……?」

 ルリは、ウォルドを見る。

「ええ、妻ルリの言っている事は、正しい。

 私も、そうでしたから……後、ライ殿が、私達から天使を取り除いた時、私達の魂も、確かに傷付きましたが、しかし、傷付いた私が、目覚めるまでの、殆んどの理由は、天使に魂が、融合していた為です」

 ウォルドは、悲痛な顔で、顔をしかめる。

「魔王陛下、流石に我が兄様であろうと、熟練のランフォードにしても、三年も経てば、天使と完全に融合したと思うべきです。

 また、この事を、お父様、お母様にも伝え、覚悟をして、頂いております」

 ルリは、真っ直ぐに、ミーザを見詰め、意志の強さを示す。

「魔王陛下、こうだと、思って下さい。

 天使に、取り付かれたとはいえ、クレイン王太子は第一継承者。

 イルミア王国の国王、並びに王妃を、魔族領に追放。

 勇者に、権利を譲る為とはいえ、此れは、立派な反逆行為である、と言えます。

 つまり、此方から見れば、クレイン王太子は、イルミア王国を乗っ取った、簒奪者。

 此れは、第二継承者である、我が妻、ルリがイルミア王国、を取り戻す為の、正当なる聖戦。

 魔族陛下、我らが、この戦争に、勝った後の事も、考えて頂きたいのです」

「うむ」

(暴論だが……言っている事も間違いない。

 それに、これ以上、断るのは、失礼か?

 確かに、戦力はいるが……)

「……分かった。

 お前達の言う通り、力を借りよう。

 新しい時代を、得る為に」

「「承知しました」」

 ルリと、ウォルドは、一礼する。

「だが、無茶はするな。

 お前達には、待っている者、心配する者、そして、何より、導く者がいる事を忘れるな」

「「有難うございます」」

「うむ、聞いたな?」

 ミーザは、ギバ達の方を向き、新たな命令を出す。

「お前達は、ルリ達と共に戦い、共に守れ。

 私達の留守の間、任せる。

 そして、死ぬな……いいな?」

「「「「はっ!」」」」

 ミーザは、次の、サウルに向かわせる者を、考える。



「ダグド、ダグド」

 ザーツが、ダグドに近寄り、耳打ちする。

「何だ?」

「頼みが有る」

 ザーツの、真剣な表情を見て、ダグドは、話を聞く事にした。

 そして、ダグドは、ザーツの話を、全てを聞き、頼みを受けた。



「次に、サウルに、向かうのは……」

「勿論、ワシだ!」

 自分の背丈も有る、両手剣を持ち、ミーザの前に現れる。

「済まないが、サウルに、アークを乗っ取った天使が、来るなら、ワシが、天使アークと、相対する」

「うむ、総傭兵ギルド本部長よ。

 悔いの無い、戦いを」

「かたじけない、魔王よ」

 三年前、天使アークと戦う為、ルー・ルーセントが契約せし、大悪魔フォルネウスと、命の契約を行い、肉体が、尤も、力の有る年齢に戻してもらい。

 更に、修行により、力を求め、技術を高め、精神と魔法を鍛えた。

 総傭兵ギルド本部長、タイタン・ギガボルト。

 天使アークと戦い、勝とうが、負けようが、勝負が決まりし後、肉体も、精神も、魂も全て、契約により、フォルネウスが喰らう事になっている。

 全て、タイタンが望んだ事。

 誰もが、タイタンが勝つ事を、願っている。

「タイタンと、共に向かってもらう者は、アミル、ルー、スラン。

 そして、ルイ・ハワード。

 お前達だ」

「待った!

 その中に、俺も入れて欲しい」

 ガイン・ハワードは、待ったを掛けた。

「……何故だ?

 理由を、聞かせてもらおうか?」

「うむ、それは……だな」

 ガインは、逆に、躊躇う。

「ああ、そうだな」

 それに、フォローを入れた、ザーツ。

「ミーザ……ミーザの選出した者達は、俺も賛成だ。

 だが、その中に、ガインも入れるべきだと、俺も思う」

「ザーツ、お前にも聞こう。

 何故だ?

 私としては、ガインには、私達と共に、帝国城で待つ、勇者パーティー達と、戦って欲しいと思っているんだが?」

「ああ、俺も、それが一番だと思う。

 思うがだ……此れは、只の感傷でしかない。

 サウルを、殆んど何も無かった、小さな村で、戦えなくなった者が、流れ着く場所だった。

 あのサウルを、今のサウルにしたのは、ガインだ。

 ガインに、サウルの行く末を、守り、見定めるのも、ガインにさせてやりたいだけだ」

「ザーツ、お前?」

 ガインが、ザーツを見る。

 ガインは、何故、此処まで、俺の為に、意見を言うのかが、分からなかった。

「ふむ、だが、そうなると、戦力の偏りが……な?」

 ミーザは悩む。

「並ば、私が、帝国城を共に、させて頂きたい」

「スラン?」

「はい、魔王様。

 魔王様が、悩んでいるのは、個に対する戦力、多に対する戦力だと、思われます」

 スランに、悩んでいる内容を、言われ頷く。

「並ば、私が、ガイン殿と変わり、帝国城に向かうべきと進言します」

「お前までもが……聞こう」

「はい、三年前、天使に取り付かれたルリ殿達が、サウルを落としに来た時です。

 あの時も、ガイン殿は、サウルに向かう、メンバーに入っています。

 理由は、サウルに住む方々に対し、顔が利くからという事です。

 並ば、今回も、顔の知らない魔族より、また、若返りしている、タイタン殿も、人族とはいえ、知らない顔になります。

 なら、ガイン殿が向かわれる方が、よろしいかと。

 また、サウルの戦力、洗脳にされていない傭兵も、また、ガイン殿を、慕っているとか?」

「成る程?」

「もう一つ、最近になり、少しずつ、封印から、起こされ、暴走した私の、記憶が纏まりつつ、分かった事が有ります。」

「ほう、それはどう繋がる?」

「どうやら、封印を解いたのは、勇者と、その仲間達みたいです」

「……勇者パーティーか?」

「いえ、違うと思われます。

 勇者の側に居た者は、 皆、黒いマントと、フードで、身を隠していましたが、一人だけ、勇者に呼ばれ、姿を曝しました。

 ……この女性です。

 スランは、分身のスライムを出し、分身は一人の女性の姿に変わった。

「この女性は、名は、まだ思い出していませんが、勇者にとって、もっとも信頼し、頼りにしていた女性です。

 暴走した、私に捕らわれ、勇者がボロボロに、なりながらも、助けましたが、殆んど、私に消化され、後に死にました」

「その様な事が……続きを」

「待って下さい!

 スランさん、黒いマントと、フードで姿を隠す者が居ると、仰有いました?」

 アミルが、慌てて、スランに問う。

「はい、言いました」

「その者は、何者ですか?」

「分かりません……只、勇者の命令は、確実に聞いていました」

「どうした、アミル?」

「居たんです!

 勇者の居る帝国城、魔王城に向かう軍に中に、更に、サウルに向かう軍にも居ました。

 只の、戦士だと思って、報告はしませんでした。

 申し訳ございません」

「ふむ、それは仕方がない、か?

 ザーツ、どう思う?」

「勇者側にも、か……無視は、出来無い存在、か?

 スラン、もう少し分かる事有るか?」

「……そうですね?

 控えて居た者達は、分かりませんが……この女性は、魔力は、殆んど持っていませんでしたが、属性は、分かります。

 闇属性です。

 暴走した私を、闇属性の小さな魔力に、女性の憎悪が、途轍もなく含まれ、私を、操ろうとしていました」

「闇属性……か?

 もしかすると、黒いフード達は、闇属性の人族か?」

 ザーツは、想像した事を、口に出す。

 それに、反応した者が、声を上げる。

「ああ、ザーツさん!

 それ、合っているかも!」

 ルイ・ハワードだった。

「何故、そう言いきれる?」

 ガインが、ルイに問う。

「親父、忘れたか?

 傭兵武闘大会で、俺がアスモデウスの力で、キーシャの暴走を止めたと言った内容に、勇者が、興味がもっていた事を?」

「むう、そういえば?」

 ガインも、当事の事を、思い出し唸る。

「だったら、話は早いな?

 黒いフードは、闇属性の者達だろう。

 そして、勇者の奴、洗脳と、恐らく疑似天使の様に、疑似悪魔を作って、取り付かせた可能性が高いか?

 ミーザ、結局、ガインを何処に、配置するつもりだ?」

 ザーツは、結論を導き出し、ミーザにガインの事で問う。

「そうだな、スランの言う事も分かるんだが?」

「悩むか……ミーザ、俺の考えが正しいなら、やはり、ガインは、サウルの方が良いと思う」

「感傷……か?」

「いや、違う。

 場合によっては、サウルは滅ぶ」

「そう思う理由は?」

「俺が、勇者なら、サウルに向かう、黒いフードの中に、レイと、ランを入れる」

「なっ?

 ザーツ、何故、そうなる?」

 ガインは、戸惑いの言葉を上げる。

「あれから、二人は見つかっていない。

 勇者に、洗脳され、連れて行かれた、確率が高い。

 天使の洗脳で、クレインと、ランフォードが何故そうなるのか、分からない事を口にしたのを、覚えているか?」

「ああ、覚えている……が?」

「二人には、お前に対し、本来無い恨みを、植え付けている場合が有る」

「恨みを?」

「そして、勇者は、ガインが、サウルに来る事を読んでいる。

 実際、ミーザに進言したろ。

 サウルに行きたいと」

「ああ、そうだな」

「お前が、育てた二人だ。

 並ば、お前が、対処しろ」

「……分かった。

 魔王ミーザに、進言する。

 俺を、サウルに、配置してくれ。

 頼む」

 ガインは、頭を下げた。

「……仕方がない。

 スランよ、お前の言う通り、ガインと変われ。

 ガインは、サウルへ。

 スランは、私達と、帝国城の勇者の元へ向かってもらう。

 サウルに向かう、他の者も良いな?」

 タイタン、ガイン、アミル、ルー、ルイは顔を見合せ……

「「「「「はっ!」」」」」

 返事した。


「最後に、帝国城に、向かう者を伝える。

 先ずは、私ミーザ・エスクード。

 ザーツ、リシェル、ライ、スラン、アルテ、オズマの、七人で向かう。

 何か、質問は有るか?」

「無いな」

 ザーツは目を瞑り答えた。

「大丈夫です」

 ライが、呟く。

「有りません」

 スランが、答える。

「無いです」

 アルテが、元気に答える。

「誤差いませんな」


「おかあさん、行こう!

 帝国城に!」

 十五歳になり、身長も伸び、顔も凛々しくなり、成長するところは、キチンと成長し、リシェルは、大人の一歩を踏みしめていた。



 帝国城に向かうは、少数精鋭。

 未来を獲得する為、それぞれが、各々の戦場に向かうのであった。




前書きでも書きました。

恋愛モノを書き始めました。

10月23日をもって、3話目を投稿しています。

気づいて読んでいる方、ありがとうございます。

読んでみていいかな?と、思う方。

小説探索で 『こんな出会い』 と打ち、探索して下さい。

今なら、1番目か、2番目に出ます。

タイトル『こんな出会いって、本当に有るんだな?』 です。

恋愛モノになっているか、分かりませんか、頑張って書いてます。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ