表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/85

1章 6 リシェルが来た ……そして

出来ました。

ジャンルに、ほのぼの、ラブラブ家族、って増やそうか、悩んでいます。

とりあえず、どうぞ

よろしくお願いします。


11月23日、スペース、改行を増やしました。

「……将軍、早かったですね?」

 蘇って暫く、ぼー、っとしていたオズマは状況をする為、周りを見渡し、俺の声が聞こえたみたいで、俺を見た瞬間、全て思い出したみたいだ。


「……私は、どれくらい死んでいた?」

「そうですね……大体、十分くらいかと」

「そうか、それは随分、腕を上げたな。

 ザーツよ」

「勿論、毎日修行は欠かせていません」

「そうか……しかし、ザーツ、お前何時まで私に敬語を使っている?

 お前は、もう私の部下ではないぞ?」

「しかし……んっん、良いのか?」

「構わん、それにしても、上手い事いったのか?」

「ああ、あの通りだ」

 俺は親指で、捕縛している天使を指した。


「そうか、しかし、いつの間に、彼のような者に、取り付かれていたんだ?」

「それは、わからないが、あんたを操れれば、魔王の戦力は、がた落ちだからな。

 だから、狙われたんだろう?

 実際は、操れなくて、力が半減していたしな。

 で、なかったら、あんな簡単に、あんたを殺せるか、どうか」

「……おお、そういえば体が軽いぞ」

 オズマは、俺が指摘した事を、確認するみたいに体を動かす。


「オズマよ、よく分からないが、蘇ったのか?

 とりあえず、良かったぞ」

「おお、陛下。

 心配させたみたいで、申し訳ございません」

「いや、良い。

 しかし、お前達、仲が良かったんだな?」

「ん?

 まぁ、そうだな、おっさんの部下していた時は、随分、世話になったしな」

「そうなのか?」

「……そもそも、ミーザが、俺の所ばっかり来るから、周りの奴らが嫉妬して、俺に突っ掛かって来たんだよ。

 それを、このおっさんが見かねて、イルミア王国の間者に指名したんだよ」

「……そう、だったのか。

 それは、オズマ、棲まなかった」

「いえ、陛下、魔王たる者、そう簡単に謝らないでください。

 他の者に、示しがつきません」

「……そうか、よしっ、決めた!

 オズマよ。

 戻ったら、私の側近として、私を支えてくれないか?」

「私が、ですか?」

「ああ、おっさん、俺からも頼むよ。

 さっきも言ったけど、俺は、まだ戻れないから」

「リシェル、と、言ったな?

 ……もしかして、この先、お前の結界の向こう、木の後ろで、こっちを伺っている女の子か?」

「えっ?」

 オズマが、指差す方向を見る。


 ……確かに、リシェルだ。

 俺に気付かれたのが、わかって、あわてて木の後ろに隠れた。


「ああ……そうだ。

 あれがリシェルだ……」

 何をやっているんだ?

 俺はため息を一つ吐き、リシェルを迎えに行く。


「ガイ、ちょっと、あいつ迎えに行ってくる」

「ああ、わかった。

 怒ってやるなよ?」

 ガイが笑いながら言ってくる。


「今回は、駄目かな」

 そう言って、俺はリシェルの下に向かった。



 結界を挟んで、木の後ろに隠れている、リシェルの前に立つ。


「リシェル」

 ビクッ

「どうして、ここにリシェルがいるのか、説明出来るかい?」

 木の後ろから、少し顔を出し、俺の顔色を見ている。


 リシェル、可愛い……じゃ、なく。


「……おとうさん、怒らない?」

「リシェルが、ちゃんと理由を話せるなら、おとうさん、怒らない」

「ほんと?」

「ああ」

「えっと、おかあさん」

「おかあさん?」

「うん」

 そう言ってリシェルが、指を指した方向を見ると、ミーザがいた。


「どうして、彼女がおかあさんだと、思ったんだい?」

「ずっとまえ、おとうさんがおしえてくれた」

「俺?」

「うん、おとうさんが、すごくよってた時」

「酔ってた?」

「おかあさんって、どんなひと?って聞いたら、『ふんわりとした赤い髪で、俺達と変わらないぐらいの魔力を持ってて、寂しがり屋の意地っ張りで、魔王やってる』っておしえてくれた」

「……俺、そんな事言った?」

『言った』「いった」

 まさかの、ここで、ベルゼブブの返答!


「じゃあ、リシェルはおかあさんを見に来たのか?

 魔物は、出なかったか?」

「うん……」

「そうか」

『怒るんじゃなかったのか?』

「うるさい」

 最近は、全然、出てこないのに、こういう時だけ!


「リシェル、わかったから、こっちにおいで」

 リシェルを結界の中にいれ、抱き上げ、皆の下に戻った。



「なんか私に指差してたみたいだけど、その子が、リシェルか?」

「そうだ、可愛いだろ」

「へ?

 ……ガイン、ち、ちょっと、こっちに来てくれ」

「何だ?」

 ミーザが、変な顔をして驚き、ガイに何か尋ねている。


「あー、リシェルが関わったら、こんな感じだ」

「そうなのか?」

「そうなのだ」

 二人して、俺を見る。


「何だよ?」

 リシェルを、下ろしながら二人を睨む。


 リシェルが、ミーザの側に行く。


「おかあさん、ですか?」

「ふぇ?

 な、何を言っている?」

「だって、おとうさんが……」

「ザーツ?

 お前っ、何を横向いている。

 こっちを向けっ」

 ミーザの様子を見て、不安そうな顔をする、リシェル。


「おかあさんじゃ、ない?」

 リシェルは涙をうかべる。


「えっ、あ、いや、その、……お母さん、です」

 泣きそうになるリシェルに、動揺したミーザは、抱き締めてこう言った。


 ガイは、オズマの側に近寄って、笑いながら話ていた。


「オズマさん、面白い事になってますね」

「本当に、こんな二人を見るとは思わなかった」

 ガイとオズマはもとより、残った六魔将は完全な空気だった。



 この時、突然、帝国の方角から、今までに無い力の存在が現れた。


 勇者降臨の瞬間だった。


「この力、ルシファー?」

 俺は、勇者の力がルシファーに酷似している事に気がついた。


 事態は、ザーツの予測を遥かに上回っていた。

どこで、

こんな事に、

なってしまったんだーーーーー?


キャラクターのセリフと行動をノリと流れで、書いていたら、こうなりました。

m(__)m


読んでいる方は、もっと殺伐した物や、ざまぁとか、バッシバシッなバトルを望んでいると思うんですけど、自分でも思ってたんですけど?


そう思っていた方、すみません。

一応、これで1章終わりとなります。

再び、幕間を書く予定です。

2章から、少し日にちが、かかるかもしれません。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ