1章4 リシェルの誕生日の後
出来ました。
よろよろです。
よろしくお願いします。
11月19日、スペース、改行を増やしました。
誕生日パーティーを終え、リシェルと家に帰った。
太陽は完全に落ち、月の光が辺りを照らしいる。
「リシェル、今日は楽しかったか?」
「うん、とっても、楽しかった!」
「そうか……良かったな。
家に帰ったら、リシェルに話が有るんだ。
とっても大事な話だ」
「大事なの?」
「ああ……」
俺は、リシェルを抱き抱えた。
目線が合うように……
「リシェル、大きくなったな」
「五さいに、なったもん!
あたりまえだよ」
「そうだな、あたりまえか」
「そう、あたりまえ」
えへへ、と子供らしく胸をはって笑う。
そうこうしているうちに、家にたどり着いた。
中に入り、飲み物を用意し、向かい合わせに座った。
「リシェル、これから話す事は、リシェルにとって大事な話だ」
「うん」
「これは、お前が産まれた時の話だ。
よく聞きなさい、まず、リシェルと俺は本当の親子では無い。
俺は魔族で、リシェルは人族だ。
これは知っているな?」
「……うん、知ってる」
「そして、闇属性を持つ人族が嫌われている理由、これも知っているな」
「レイおにいちゃんとランおねえちゃんの事で、ガイおじちゃんに聞いてる」
「そうだ」
この後、闇属性を持つ人族の発狂、それによる人族の行動、そして、リシェルが本来闇属性を持って産まれていなければ、この国、イルミア王国の第二王女として、本当の両親、国王と王妃の下で暮らしていた事、そして、闇属性の為、リシェルは名も付けられずに、捨てられる事になった事を伝えた。
「わたしが、この国のおひめささま?」
「ああ、そうだ。
捨てられるはずだった、リシェルを俺が引き取り、今まで、お前の父親としてお前を育ててきた」
「……なんで、魔族のおとうさんがおしろにいたの?」
「ああ、俺は元々リシェルが産まれる前から、城に潜入、いわゆるスパイをしていたんだ」
「そうなんだ」
「……リシェル、俺はリシェルのお父さんとして、ちゃんと出来ているか?」
「おとうさん」
「……何だ?」
「リシェルの名前って、おとうさんがつけてくれたの?」
「ああ、そうだよ」
「そっかぁ」
リシェルは嬉しそうに微笑み、椅子を降りて、俺の下に来て抱きついた。
「おとうさん、だいすき」
「ああ、俺も大好きだよ」
俺も椅子から降り、膝まついてリシェルを抱き締めた。
ある程度の時間が過ぎ、俺はリシェルを放し、椅子に座り直し、リシェルを膝の上に座らせた。
それから、リシェルが産まれる前、ルシファーとの契約、産まれてからの融合、リシェルが死んでしまった後のルシファーの復活等を詳しく教えた。
本来一人一属性による魔法しか使えないのだが、リシェルは、ルシファーとの契約、融合により七属性全部使える事が出来ると伝えた。
「だから、これからリシェルが頑張って魔法を覚えたら、人族、魔族全て含め、この大陸で一番の魔法の使い手となるだろうな」
「?わたし、すごいの?」
「凄いよ」
「……そうなの?」
「リシェルが、もっと大きく成長したらわかるよ」
「とりあえず、話は終わりだ。
次は、リシェルに聞きたい事が有るんだ」
「……ききたいこと?」
「ああ、今までは俺や、ラーシャから魔力の操作や、文字や計算等の教えてきたけど、リシェルも五歳になったから、他に覚えたい事、これからなりたいものを教えて欲しいんだ」
「……やりたいこと、なりたいこと」
「何かないか?」
「うん、ある!
わたし、おとうさんみたいになりたい」
「? 俺、みたい?」
「おとうさんみたいに剣を使いたいの!
それで、おとうさんみたいに傭兵になりたいの!」
「そ、そうか」
俺は、リシェルから顔を背ける。
きっと顔が赤くなっているだろう。
自分でもわかる、顔が熱い。
「なぁ、リシェル?」
「なに、おとうさん?」
「どうして、傭兵になりたいんだ?
別にお金も困っていないし、生活して困った事もないはずだが」
「……わたし、強くなりたい。
それで、おとうさんといっしょに旅したい。
おとうさんのそばにいたい……だめかな?」
「駄目じゃないぞ、リシェルがそうなりたいなら、それでいい。
たが、強くなりたいなら中途半端は駄目だぞ?
きっちり、基礎から覚える事、いいな?」
「うん、わかった」
リシェルは笑顔で頷く。
「俺の剣を覚えるのは、少し後にして、まずは、基礎としてガイに体術、特に歩術……足の動かし方を習いなさい。
そしてガイに合格を貰ったら、俺に剣の使い方を習うという流れで」
「どうして?」
「色々、理由は有るんだけど、傭兵になるなら体術を覚えるのは有利になる。
まず、戦っている途中に、剣を落としてしまった場合、相手の攻撃を避けるのに、無駄な動きを減らす為とかな」
「おとうさんの動きはだめなの?」
「駄目じゃないぞ、駄目なら俺の戦い方はおかしい事になるだろう?
でも、リシェルには戦いの幅、と言うか可能性を増やして欲しいんだ。
言っている意味、わかるか?」
「う~ん、なんと、なく?」
「ああ、今はそれでいい。
後からわかればいいから、だからまずガイから教えてもらうでいいかな?」
「……おとうさんは、そのほうがいいんだよね?」
「俺はそう思う」
膝に乗せているリシェルを抱き締める。
「リシェル、頑張れ」
リシェルも俺を抱き締め返す。
「うん」
しばらく、そのまま抱き締めあっていた。
「さて、風呂の用意をするか」
リシェルを放し、立ちあがった、その時。
「むっ!」
街の外、遠くから懐かしい魔力を感じた。
「?どうしたの、おとうさん?」
「ああ、リシェル、風呂の準備はちょっと中止だ」
「どうして?」
「ちょっと、知り合い達が来たみたいだ。
だから、リシェル、悪いがガイの家に」
ドン、ドン、ドン
「ザーツ、ザーツいるか?」
ガイが入り口のドアを開け入ってきた。
「ガイ、ドアが潰れる」
「す、すまん。
と、それどころじゃない、あいつが、まお」
「わかっている、今から向かうからリシェルを頼む」
ガイの言葉を遮り、リシェルを頼んだ。
「わかった、だが、俺も行くぞ!」
「しかし」
「うるさい、俺も行くと言っている。
時間が無い、早く行くぞ」
「……わかった。
リシェル、一人でガイの家に行けるか?」
「……うん、いける。
おとうさん、気をつけてね?」
「ああ、行ってくる」
リシェルを残し、ガイと二人、魔力を感じた方に向かった。
向かった街の外。
魔力の持ち主、魔王ミーザ・エスクードと六魔将が現れた。
魔王ミーザご対面!
この後、どうしようかな?
読む方々が楽しめるような話にしたいです。
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