幼馴染が写真で告白してきた
俺には、幼馴染がいる。
名前は、穂乃。
穂乃は、学校だととてもうるさい。
なんなら、隣のクラスにいても、穂乃の笑い声が聞こえるくらいだ。
そんな穂乃は、家では案外静かだ。
普通、逆じゃね⁉︎ってなるが、穂乃が言うには、暗かったらみんなつまんないじゃん⁉︎って言うんだ。
へぇ、まわりに気をつかって頑張ってるんだって、感心した。
そんな穂乃は、いつも俺の部屋にいる。
その理由は、猫カフェだから。
そもそも、うちは猫カフェじゃない。
ただ、猫が多いだけだ。
しかし、うちにくれば猫がいるし、ドリンクも飲み放題だといい、水筒に水をくむ。
…それって、ドリンクっていうの?
まぁ、いいだろう。
そんな穂乃は、写真が大好きで、いつもうちの猫の写真をとる。
そして、家に帰りそれをみて癒されているんだとか。
その写真は、好きなものしかとらないらしい。
好きなもの特集なんだって。
抜群にかわいい写真がとれると、穂乃はみせてくれる。
「一番のお気に入りみせてよ」ってお願いすると、穂乃は
「えー、じゃあちょっと待ってね」
と、写真とにらめっこしてたんだけど…
人がうつってる。
「それ、みせて」
「うん、いいよ。」
お父さんだった…
まぁ、穂乃…パパっ子だもんな。
まだ、あるね。
⁉︎
男‼︎
かと思いきや…
…
穂乃のお兄さんだった。
なんなら、お母さんもいるね。
「人もとるんだね?」
「うん、家族とか好きなものしかないから、あとでみなおすと、ほっこりするんだ」
「へー。」
…
てか、さ…
うちの猫と一緒に、俺もうつってるね?
これは…俺ってどういう扱いなん?
背景?的な⁇
違う‼︎
これは…
絶対背景じゃない‼︎
この前、猫の腹がとりたいから、猫抱っこしてって言われたんだけど…
猫は、もちろんとってるけど…
俺の笑顔がバッチリ単独でありますね。
「ねぇ、そのカメラ俺にかしてもらえたりする?」
「うん、いいよ」
俺は、その写真でとあるものをとった。
穂乃がトイレに行ってる間に。
「ねぇ、なにとったの?」
「秘密。でも、これは俺の一番大好きなやつなんだ。帰ったらみて」
家に帰った穂乃が、すぐにうちに戻ってきた。
「写真…写真」
「うん。」
「そうなの⁉︎そう…だったのっ⁉︎」
「そうだよ。この頃からずっと。俺ってキモいね」
「そんなことない‼︎わたしもずっとそうだった」
「知ってる。さっきわかった」
「なんで?」
「写真、好きなのしかとらないんでしょ?俺、うつってた」
「そういうことか。」
「好きだよ、穂乃」
「わたしも好き」
俺がとった写真は、穂乃のバッグのキーホルダーだ。
それは、幼稚園児のころに俺が誕生日プレゼントした、『ほの』とかかれたネームプレートなのでした。
おしまい♡




