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幼馴染が写真で告白してきた

作者: 猫の集会
掲載日:2026/10/02

 俺には、幼馴染がいる。

 

 名前は、穂乃《ほの》。

 

 穂乃は、学校だととてもうるさい。

 

 なんなら、隣のクラスにいても、穂乃の笑い声が聞こえるくらいだ。

 

 そんな穂乃は、家では案外静かだ。

 

 普通、逆じゃね⁉︎ってなるが、穂乃が言うには、暗かったらみんなつまんないじゃん⁉︎って言うんだ。

 

 へぇ、まわりに気をつかって頑張ってるんだって、感心した。

 

 そんな穂乃は、いつも俺の部屋にいる。

 

 その理由は、猫カフェだから。

 

 そもそも、うちは猫カフェじゃない。

 

 ただ、猫が多いだけだ。

 

 しかし、うちにくれば猫がいるし、ドリンクも飲み放題だといい、水筒に水をくむ。

 

 …それって、ドリンクっていうの?

 

 まぁ、いいだろう。

 

 そんな穂乃は、写真が大好きで、いつもうちの猫の写真をとる。

 

 そして、家に帰りそれをみて癒されているんだとか。

 

 その写真は、好きなものしかとらないらしい。

 

 好きなもの特集なんだって。

 

 

 抜群にかわいい写真がとれると、穂乃はみせてくれる。

 

「一番のお気に入りみせてよ」ってお願いすると、穂乃は

「えー、じゃあちょっと待ってね」

 と、写真とにらめっこしてたんだけど…

 

 人がうつってる。

 

「それ、みせて」

「うん、いいよ。」

 

 お父さんだった…

 

 まぁ、穂乃…パパっ子だもんな。

 

 まだ、あるね。

 

 

 ⁉︎

 

 男‼︎

 

 かと思いきや…

 

 …

 

 穂乃のお兄さんだった。

 

 なんなら、お母さんもいるね。

 

「人もとるんだね?」

「うん、家族とか好きなものしかないから、あとでみなおすと、ほっこりするんだ」

「へー。」

 

 …

 

 てか、さ…

 

 うちの猫と一緒に、俺もうつってるね?

 

 これは…俺ってどういう扱いなん?

 

 背景?的な⁇

 

 違う‼︎

 

 これは…

 

 絶対背景じゃない‼︎

 

 この前、猫の腹がとりたいから、猫抱っこしてって言われたんだけど…

 

 猫は、もちろんとってるけど…

 

 俺の笑顔がバッチリ単独でありますね。

 

「ねぇ、そのカメラ俺にかしてもらえたりする?」

「うん、いいよ」

 

 俺は、その写真でとあるものをとった。

 

 穂乃がトイレに行ってる間に。

 

 

「ねぇ、なにとったの?」

「秘密。でも、これは俺の一番大好きなやつなんだ。帰ったらみて」

 

 家に帰った穂乃が、すぐにうちに戻ってきた。

 

「写真…写真」

「うん。」

「そうなの⁉︎そう…だったのっ⁉︎」

「そうだよ。この頃からずっと。俺ってキモいね」

「そんなことない‼︎わたしもずっとそうだった」

「知ってる。さっきわかった」

「なんで?」

「写真、好きなのしかとらないんでしょ?俺、うつってた」

「そういうことか。」

「好きだよ、穂乃」

「わたしも好き」

 

 俺がとった写真は、穂乃のバッグのキーホルダーだ。

 

 それは、幼稚園児のころに俺が誕生日プレゼントした、『ほの』とかかれたネームプレートなのでした。

 

 

 おしまい♡

 

 

 

 

 

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