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1人の魔法使いは10万の兵に勝るが5000人に1人位いる。  作者: sisousi.kenta


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3日目

サラはエルフの国へ向かう。

ウォルター氏の弟子では最も若い娘。月の民の王家の傍流。彼女は100人の精鋭を率いて難攻不落の大魔境、月の光で育つ樹木の森を進む。

百年前には別の世界に通じているとさえ言われた森であり、不老不死の魔術師、そのなかでも一流の者を集めても8割は死ぬか失敗し引き換えすことになる、

7大魔境と呼ばれる場所のひとつ。

エルフはその先に生きている。


年齢のこともあり、名目上のリーダーは別にいるが実質サラが率いている。


女神正教からも100人の魔術師が向かう。

エルフの国の戦争への非介入を狙うウォルター一派。エルフの助力を狙う女神正教の主流派とエルフの国への攻撃を狙う女神正教の非主流派のものが混合している女神正教。女神正教100人には敢えて別の指示がださろている。


女神正教は、女神により魔法使いに変えられたもののいる人類以外の、人種を下に置くべきと主張しはじめた。女神教から独立した女神正教のさらに非主流派だが、これは戦時の一時的なものであり、そうする事で恐れられ、厄介な主張をする奴らだと認識させようとしている。

魔法使いの戦いは女神正教側が常に優勢である。彼等は戦争の勝利でなく極端な主張による自分たちの売名や女神教との差別化を目的としているのだ。

戦い自体が起きた以上ウォルター一派の敗北はきまっており、既にいかに傷口を小さくするかの為にうごいている。

そしてウォルター氏最強の弟子の1人であるサラが大魔境の呪いにより死亡したとの情報が流れた。サラに戦ってかてる者は女神正教には居ない。サラなら1人で女神正教を壊滅させられる。

サラの率いた仲間も実力の劣るものでも1人1人が女神正教の魔術師10人以上を相手どれる。1人で壊滅させられる者もサラだけとは限らない。

大魔境の巨大な呪いが最大の力を持ってサラの存在を消し飛ばした事は魔術師ならばその場にいなくとも真実とわかる。かの大魔境の呪いは人を樹木へと変える呪い。

サラは呪いの森で樹木となったのだ。

女神正教は大魔境に進むという自らをおとりにする作戦、それが見事にはまった。


月の民の他の2人は混乱に乗じる為に失踪を装っている。ウォルター氏の弟子の立場より月の民の王族としての使命を優先した。

ウォルター一派は3枚の切り札を全て失ったのた。



人間の戦いは大公についた15の属国に対抗するため双子の皇帝が手をくみ帝国本国と32の属国のたたかいとなっている。大公は2人の仲違いを進めていたが、ウォルター氏の説得により2人は手を組んだ。

キムンカムイの部下10体もウォルター氏の部下により既にうたれている。

魔法使いの介入はこれ以降は難しい。乱戦であり、魔法使いは自衛という名目でさえ参加をこばんでいる。

どれだけ強かろうが魔法使いはここまで戦えなくなったのだ。


私は兄の皇帝を暗殺する。兄の皇帝の部下は宰相がまとめ上げるだろう。


「どうしてあなたがこんな事を」

目の前には死んだはずのサラがいた。

私はサラを見る、それだけで事情が分かる。

サラは大魔境の呪いを解いたのだ。

大魔境の呪いに完全にかかってから解いたものなど歴史上でもサラ以外にはいない。ウォルター氏がついにこえられなかった、先代の最強魔術師タリアでもそんな事は出来ないだろう。


それならはサラはエルフの国でなにをしたのだろう。空白の期間がある。

なぜ死んだふりなどしたのだ。


私はサラの行動に思いを巡らせる。

皇帝が生きていては停戦に進みかねない。だから私は皇帝を殺した。宰相は戦う道を選ぶはず。


サラはこれまで私に憧れていた。

私は善人のふりをして近づき、利用しようとまでしていたのに、私を慕っていた。

私だってサラを妹のように思っていた。私はサラが死んだと知った時涙がこぼれた。

けれど目の前の少女は私を睨みつけ剣を抜いた。


私は「お前に私は殺せない。」と言って嘲笑し彼女の前に胸を突き出すが彼女はやはり私の心臓を突き刺すことはなかかった。

「そんなことっ…、」彼女の言葉を遮るように彼女ね腹を蹴り上げる。実力が違う。彼女にきくわけがない。そもそも当たるはずがなかった。実際効きはしていなかったが彼女は剣をおとし反射的に腹をおさえる。彼女の精神面の弱さを私は知っていた。

私は彼女の剣を広い、再度彼女ににぎらせる。

どんな状態や状況であろうと無限に攻撃を続けようと私の攻撃などサラには効かない。魔術師の強さは才能が全て。一発で決着がつかないものでさえ100人に1人も居ない。

「今後今回以上の破滅の危機に世界がさらされる。君がこの剣でそれをとめるんだ」

私は彼女の剣を持つ手をにぎった。

これは本当の話だ。魔法使いは未来がみえる。

数十年後罪なき少女にかかった呪いが世界を滅ぼす。少女の兄はその時代屈指の錬金術師、少女の兄を殺し、さらに呪いが発動する前に少女に手をかける者が必要なのだ。


私は早足でその場を離れる。

サラは立ち尽くしたままだった。魔法使いは年をとらない。少女の兄はサラのただ1人の弟子であり彼女の恋人なのだ。



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