5日目、6日目③
ポーラとディエゴが規格外の怪物であるだけであり、ウォルター氏の弟子は全員が超一流である。
だから役割に徹する。
実力差が大きくなければ魔法使いの戦いは迎撃が有利、無限の速さ、過去も未来も、世界の仕組みや法則全て捻じ曲げ、必ず当たる。
そして魔法は無限の速さ、過去も未来も、世界のしくまや法則全て捻じ曲げ、0秒でいや過去にまで届く魔法が100回の攻防で一回当たればいい方なのだ。
いささかオーバーにいう人等は、だから魔術師の戦いは最後は杖を持った殴り合いだなんて揶揄する。
実際には当てるためのテクニックを組み合わせなんとか当てる。
仲間がサポートに徹すれば、正攻法での攻めに有利にできる。
正攻法とはいわば基本かつ最高の実力を発揮する技術であるため、魔術師の戦いは正攻法を封じる事で有利になる。超一流の魔術師達が、弟弟子、妹弟子しかも成人前の少年少女相手にその役割に徹する。
そこまでする必要のある相手。
規格外の化物。
ウォルター氏は前に出る。
作戦をたてた本人であり仲間がサポートに徹する事に出来るのは自分が互角に戦っているからであることは理解している。自分が抜かれれば、力をまとめる先がなくなる。
中心で互角に戦っているからこそサポートも意味をなすのだ。
実力の高い10人はより近い位置で補助に徹している。
自らが勝つことよりウォルター氏をまけさせない戦いを続ける。2人はまたウォルター氏には及ばない。
魔法使いの実力は追いついてから追い抜くまでが長い。2人は既にウォルター氏に追いついているが追い抜いてはいない。
2人に次ぐ実力の10人は有利な状況をなるべくキープするようにどうしてもとなれば身代わりにはいる。その間にウォルター氏がどちらかを倒せるかの勝負である。
「稽古の時より強いようだね。」
ウォルター氏はそういった。
ポーラとディエゴは先生のほうこそと思ったが口には出さなかった。ウォルター氏は想定内と感じ、2人は想定以上と感じたのだ。
10人の中から脱落者がではじめた。
やはりポーラとディエゴは天才てあり。ウォルター氏の策は2対1の不利による差を縮るにとどまった。
決着はちかい。




