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最終話

佐藤が振り向くと、木目調のカウンターにテーブルと椅子が並んでおり、大きな窓の傍には観葉植物が陳列されており、珈琲の香りが店内を漂っていた。


「えっ・・・・・・ここは?


そんな、さっきまで・・・・・・


このままじゃまずぃんだよ!


何とかしてくれよ!」


佐藤がハルセに掴みかかると、


「いけませんネェ。」


ハルセが佐藤の額をポンと叩いた。


佐藤は膝から崩れ落ち、耳の端にハルセの言葉を捉えた。


「私は同じ様な人生の味には興味がありません。


残念、ハズレでしたね。」


公園のベンチに力無く座り込んでいる白髪の男の携帯電話が鳴り続けていた。


男は電話をとる事もせずただただ無防備にいつまでも座り込んでいた。


夕陽が沈み辺りは暗く暗く黒に満ちていった。

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