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ファーストダンス

半年後。

無事にリーナと卒業式パーティーに参加した。


リーナはとても美しかった。

Aラインのドレスは白から青へグラデーションしており、金糸でさりげない刺繍入り。

肘まである手袋はレースで上品に。

髪はハーフアップで、後れ毛がまたなんとも。

大ぶりのサファイアのペンダントは耳で揺れる雫型のイヤリングとセット。

服の色に馴染む様に金フレーム。


無論、僕の髪と瞳の色に合わせてある。


僕は白のタキシードにトパーズのピンでワンポイント。

トパーズはリーナの瞳の色だ。



二人で和かに話しながら会場入りした僕らは、どう見てもお似合いのカップルだと思う。


なのにだ。


「アルベルト様ー!」


ふわふわでレースたっぷりのオレンジ色のドレスで突撃してくる、作法などを一切無視する女。


リンダが現れた。


コマンド

→たたく

 無視する

 逃げる


おっと、あまりの事にコマンドが出た。



「アルベルト様!私とファーストダンスを踊って下さい!」


会場がしんとなる。


リーナと一緒に入場したのを見れば、どう考えてもこの発想はでないはずだが。

やはり、おかしな子だ。


「すまないが、リーナと踊るので他を当たってくれないか」

「え!なんでですか?」


は?


「アルベルト様は私と踊らなきゃいけないんですよ!…でないと隠しキャラが出ないじゃない」

「え?」

「さぁ、早く!」


…隠しキャラとか聞こえた気がするんだが。

もしかして、転生者か?

とりあえず、警備の騎士を呼んで下がらせる事にした。


「え、どう言う事よ!?アルベルト様と仲良くなっていたはずなのに!ちょっと放しなさいよ!」


なにやら煩いがそのままフェードアウトされて行った。


ざわざわとする会場。

気を取り直して…


「リーナ、邪魔が入ったけど踊ってもらえるかな?」

「あ、はい」


曲を止めてしまっている楽団に視線を送ると、気がついてくれたのか優雅な曲を奏で始めた。


優雅に踊りながら僕は思った。



こんな素敵な婚約者がいるのに、あんな常識のない女性を選ぶ人の気がしれない。



たとえゲームでも。



俺たちは無事に結婚した。

リンダはどこかの修道院に連れて行かれたらしい。


数年後、王となった兄を支えながら良き補佐役として活躍しながら、3人の子供に恵まれて幸せに暮らした。



婚約者最高。

あまりまとまりはないですが、機能などの確認と執筆練習がてらに書かさせていただきました。

ありがとうございました。

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