018.不可侵のビンでつかまえて
Wordle 238 4/6
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「や。
君ってツイッターやってたっけ?
「そっか。じゃあ見たんじゃない? 今朝のニュース。
そうそう。若手女性アイドルの炎上騒動。動画配信中に男性俳優からのメッセージが映りこんじゃったっていう。特にアイドルの方は『彼氏もいたことないんです』って触れこみで評判だったから、その分ショックを受けたファンも大勢いたみたいでさ。上を下への大騒ぎだったよ。
「僕? 僕は追っかけはシュミじゃないからさ。たまにテレビで顔見るくらいだったし。件の配信ってのも確認してないな。
……でも可哀想なもんだよね。
「ん? いや、アイドルじゃなくって。ファンの方さ。
サンタさんなんていないんだよってある日突然突きつけるような、あるいはマスコットキャラクターの着ぐるみを無理矢理剥がすような、そういった類いの興ざめだよ。これは。
「…………だからさ。僕はファンじゃ無かったんだって。可能性があるとかないとか、そういうこと言うなよ。……怒ってないって。落ちこんでもいない。ツイッターで責めたり励ましたり、本人に直接メッセージを送ったり、ましてや所属事務所に電話したりなんて……おっと、ほら、そうこう言ってるうちに来たぜ。静かにしててくれよ。
「これから僕は、可愛い可愛い恋人とのデートがあるんだからさ」
◇
喫茶店の隅で声を潜めていた男が顔を上げる。その視線の先には一人の女の姿がある。
「おはよ! ……ごめん、待った?」
女が申し訳なさそうに胸の前で手を立てる。男は首を振る。店の時計は午前十一時を五分ほど回っていた。
「ううん。僕も今来たところ」
男が勧めるのに『それはどうもです~』と甘えながら、女はその向かいの席に腰を下ろした。
女は身長百五十センチメートルほどで、その黒髪は肩に触れるか触れないかというあたりで切りそろえられている。やや広い額の下には眠たげな目が二つ並び、通った鼻筋を強調させた。薄い唇を開いて「じゃあ、今日はどうしよっか。京司」と男をジッと見つめた。
「勿論、マユの好きなところでいいよ。僕は一緒にいられるだけで嬉しいんだから。いつも言ってるけど」
「……ありがとうございます」
サ、を顔を袖で隠しながら、女はテーブルのコップをひったくるようにしてゴクゴクと飲みほした。
「あ、ちょっと、それ僕の」
「いいの! 私が今から頼むから」
「そうだけど……チーズケーキで良かったよね?」
まるでタイミングを計っていたかのように、店員が銀の盆に小さなケーキを載せてやってくる。ケーキのすぐ脇で湯気を立てるのは濃いオレンジに満たされたティーカップだった。
喜びの声を上げる女を尻目に、男はケーキと紅茶とを受けとると「あと、僕はコーヒーお願いします。ホットで」と言いそえて店員を見送った。
「はい。ひとまずこれでも食べて」
「いいの? ありがとう!」
「おい、おごりじゃないぜ」
男の言葉を聞いていないように、女は皿に添えられた細いフォークをケーキに差しこむ。ち、と粘り気のある生地がフォークを迎えた。
男は女の姿を眺めながらコーヒーの到着を待つ。
女は黒のハイネックの襟を少しだけ引っぱって首本を開けると、パタパタと扇ぎはじめる。その上に着た淡色のカーディガンに手をかけて少し考えるようにするが、結局はバッグから取りだしたハンカチで額を拭うに留めた。
「脱がないの?」
「いや……これほぼインナーみたいに着てるから、恥ずかしくって」
「そっか」
男は頷くとそれ以上の追求はせず、ケーキを口に入れる女の姿をジッと見つめていた。それに気付いた女が言う。
「もう、京司ってば。食べてる最中はあんまりじっと見ないでよね」
「ごめんって。あまりに可愛いからさ」
「その理由にも限度があるっての」
「ごめんごめん、メニューでも見てるよ」
テーブルの脇に据えられたメニューを眺めだした男を、今度は逆に女がジッと見つめる。男はそれに気付いているけれど、あえて何も言わないようだった。
「京司、ちょっといい?」
「うん。何かな」
「気を悪くしたら、ごめんね」
「いいよ。何?」
「京司、ちょっとだけ、大人びた?」
「大人びたって、おいおい……」
男は笑う。
「もっとストレートに言ってくれていいぜ。三十にもなって『大人びる』はないだろう」
「いやでも、だって……」
「老けたって言ってくれていいんだよ。……マユがいつまでも若々しいから、最近特に感じるよ」
男は頬をさすると、寂しげに目を伏せた。
「……あまり見ないでくれよ。幻滅されたくないんだ」
男の消えいるような声に、女は反駁する。
「そんなことないよ。京司。人間誰だって歳をとるもの。ダンディに育っていく彼氏が格好良いなーって思っただけ。ほんとよ?」
女はチーズケーキの欠片がついたままの口で、男に意地悪く笑いかける。
「京司こそ、そんなこと言って、私がおばさんになったら幻滅しちゃうんじゃないの?」
「……そんなこと、ありえないよ」
女がびくりと肩を震わせた。メニューから上げた男の瞳が、これまで以上に真剣味を帯びていたからだった。その口が刻む言葉は、それまで以上にハッキリと女に注がれた。
「僕がマユに幻滅することなんて、ありえない」
女は男の剣幕に圧されるようにケーキをつつくフォークを止める。そのまましばし男の顔を眺めてから笑みをこぼした。
「京司って、いつも私が欲しい言葉をくれるよね」
「そりゃ勿論。マユだけを愛してるからね」
「……そういうの、外では止めてってば」
「可愛くてつい」
女は食べ途中のチーズケーキを頬張ると、紅茶をぐいぐいと飲みほす。
「そろそろ行こうか?」
「うん。今日はね、映画観に行きたいんだ」
◆
男と女は映画館を出て、夜の街を行く。
映画館の周りにはめぼしい店もなく、男と女は周囲の人々の波に逆らわないようにゆっくりと歩を進めた。
「面白かったねえ」
「うん。そうだね。前から見たいって言ってたもんね。僕も楽しみだったんだ」
「ほんと? ……前作までの流れを引き継ぎつつ、撮影陣の刷新も全面に押し出してて……、私は好きだったな。この前発表されたばっかりだと思ってたのに、映画館に来たら『上映中』って! ほんとビックリしちゃった」
「ラッキーだったよね。万が一見逃してたら大変だ」
「ほんとほんと」
次第に二人の足は人波を逸れ、残寒の感じられる路地へと向かった。二人にとってはいつものことのようで、街の光の届かない路地裏の道でも危なげなくすいすいと進んでいく。
道を抜けると寂れた公園に出る。浮かぶ満月が暗く沈む遊具を白く照らしだしていた。
「やっぱりここは穴場だねえ」
「こんないいところなのにね。誰も知らないのかも」
「秘密の場所みたいでいいよね」
二人は錆色の支柱から伸びるブランコに腰を下ろして、空を見上げる。このあたりは高い建物も無く、夜空を眺めるのに申し分なかった。冬の深い空には月以外にいくつもの星がちりばめられている。
「あのさ」
「ちょっと、一ついい?」
男がポケットから手の平大の箱を取りだすのと、女が切り出すのとが同時だった。
「あっ、ごめん。京司から言って」
「ううん。先いいよ。どうしたの?」
女は意を決したように先を次いだ。
「私ね。京司のことが好き」
「うん。僕もだよ」
「……それでね」
女の口から熱っぽい息が漏れる。興奮しているわけではなく、自信が無いゆえに上気した言葉だった。
「ずっと一緒にいたいって、思ってる」
「勿論」
「……いつか、結婚もしたいって、思ってる」
男の手がピクリと震えた。汗ばんだ手はその中の小さな箱を取り落とさないように確かめながらゆっくりとポケットの中へと押しもどす。
「僕もだ」
「それで、それでね……」
「うん」
つかの間の沈黙。冬の空気が二人の間を満たしていく。
「わがまま、一個聞いてほしいんだ」
「わがまま?」
「そう、私のわがまま」
「そんなの、勿論聞くに決まってるじゃないか。なんでも言ってごらん」
「……うん、ありがと」
「…………もし、もしね? もし指輪をプレゼントしてくれるとしたら、いつもとは違った、ちょっと特別な日にしてほしい。いつものファミレスも、いつもの公園も、勿論京司と一緒ならどこでも素敵。でも、プロポーズの日は……その日をずっと特別にとっておきたいんだ。ただでさえ幸せな日常に埋もれちゃわないように」
「……マユ」
「ほんと、できたらでいいからね。京司がそういうの苦手だって、私もわかってるし」
「ううん。そんなことないよ。……むしろマユの方から言わせるなんて、ごめんね」
「そんなこと! ないよ……」
二人はブランコから立ち上がると、どちらからともなく抱きしめあった。
月は二人の影を淡く地面に落としていた。
◇
喫茶店の隅で声を潜めていた男が顔を上げる。その視線の先には一人の女の姿がある。
「おはよ! ……ごめん、待った?」
女が申し訳なさそうに胸の前で手を立てる。男は首を振る。店の時計は午前十一時を五分ほど回っていた。
「ううん。僕も今来たところ」
男が勧めるのに『それはどうもです~』と甘えながら、女はその向かいの席に腰を下ろした。
女は身長百五十センチメートルほどで、その黒髪は肩に触れるか触れないかというあたりで切りそろえられている。やや広い額の下には眠たげな目が二つ並び、通った鼻筋を強調させた。薄い唇を開いて「じゃあ、今日はどうしよっか。京司」と男をジッと見つめた。
「勿論、マユの好きなところでいいよ。僕は一緒にいられるだけで嬉しいんだから。いつも言ってるけど」
「……ありがとうございます」
サ、を顔を袖で隠しながら、女はテーブルのコップをひったくるようにしてゴクゴクと飲みほした。
「あ、ちょっと、それ僕の」
「いいの! 私が今から頼むから」
「そうだけど……チーズケーキで良かったよね?」
男がカウンターの方を見ると、店員が忙しそうに注文対応をしている。
「もう注文しておいたから」
「え、うそ、京司。なんでチーズケーキ食べたいのわかったの」
「いつも見てるからね」
「……なんか照れるな」
「あ、そうだ。今日の夜はちょっと行きたいお店があるんだ。ディナーにさ」
「え? ディナー? 京司が? めっずらしいー。いつも『食事に二千円以上かけるなんて』って言ってるのに」
「たまにはいいだろ。付きあってよ」
「いいけどね」
女は店員の持ってきたチーズケーキを食べると、「今日はね、映画観に行きたいんだ」と立ち上がった。
◆
男と女は映画館を出て、夜の街を行く。
男の言った店は駅とは反対方向にあった。二人は人の流れを抜け、三日月の微かな光に照らされる夜道をゆっくりと歩いた。
「面白かったねえ」
「そうだね。途中、あの主人公が悲しみに沈むシーン、あの映像はすごかったね。前作までじゃ考えられない感じだった」
「え、わかる! すごい。よく見てるね、京司。前作までの流れを引き継ぎつつ、撮影陣の刷新も全面に押し出してて。この前発表されたばっかりだと思ってたのに、映画館に来たら『上映中』って! ほんとビックリしちゃった」
「見逃さなくて良かったね。……おっと、ここだここだ」
男は顔を上げると、予約していた店に入る。
「え、ここ……前『僕には縁が無いな』とか言って笑ってたとこじゃん……ほんとにどうしたの?」
小声で話す女に「いいから。今日は特別」と耳打ちして、男はポケットの中の指輪を握りしめた。
◆
「うそ」
男が差しだした指輪を見て、女は口に手を当てる。
驚きの表情はものの数秒で氷解し、上気した頬がにっこりと持ちあがった。
「喜んで。京司」
男がつけてくれた指輪にじっと見入ってから女は嬉しげな声を上げる。
「京司。本当にすごいね」
「うん? 何が?」
「今だから言うけど、私、プロポーズはこういう特別な場所でしてほしいって思ってたんだ。京司と一緒なら、どこでもいいとも、勿論思ってたんだけどね」
「ほんとに? ……ちょっと慣れない場所だから、恥ずかしいとこばっか見せちゃったけど、それなら良かったよ」
「良いなんてもんじゃないよ。最高。京司」
伝票を受けとって男が立ち上がると、女はその腕を取って男を抱きしめるように組んだ。
店を出ると残寒の風が二人に吹きつけたが、それを気にした風も無く、二人は互いを見つめて笑顔を作る。時間は二十一時を少し回ったところだった。二人はそのまま駅に向かうでもなく、あの公園に向かうでもなく、少し回り道をして夜を歩く。
冬の夜は静寂に包まれていた。
二人は川辺に出る。この辺りでは一番大きな県境の川だった。人の姿は無い。街にはない川の流音だけが静寂に乗って二人に届く。
「ねえ、京司」
「なんだい、マユ」
「今日の京司は大人っぽくてビックリしちゃった」
『老けたってことかい』と聞きかえすこともなく、男は黙って女の言葉に耳を傾ける。
「今までは私、結婚なんてまだまだ先だって思ってた。心のどこかで。でも今日、真剣な京司の顔を見たら、『あ、子供のままなのはあたしだけなんだ』って。……もうすぐ二十代も終わるのにね」
組んだ腕を放さず、女は男に体を寄せる。
「すっごくドキドキしたんだ。今日」
「……マユ」
「私も、京司みたいに大人にならなきゃって」
二人は同時に振りむいた。
月の光をかき消すように、後ろから煌々照らしだされたからだった。
川縁の並木道を、一台の車が轟音を鳴らしながらこちらへ向かってくる。
「京司ッ!」
女が男を突きとばすのが、それと最後の間にある精一杯だった。
一瞬の後に何かが爆発するような音が鳴る。
男はそのまま道端に倒れこむ。すぐに立ちあがって、女のいた方に目をやった。
車は一本の街路樹に突っ込んでいた。フロントガラスがひしゃげ、赤く染まっている。
赤く。
赤く。
それは運転手のものだけではなかった。
男は無我夢中でそこに駆けよって、それを認めた。
車と木の間から伸びた一本の腕。血のついた結婚指輪が月明かりに照らされて、不似合いなほど幻想的に輝いていた。──その輝き以外、全てが現実だった。
「は」
男は皺の刻まれた自分の頬をぴしゃりと張って、張って、漏れでてくる言葉を止めようともせずにその場に座りこんだ。
「マユ」
声は涙と笑いで濁った。
「ごめんね。マユ」
男はあふれ出てくる溜息を最後の最後まで出しきってから虚空に向かって呟く。
「だって、ねえ、マユ。今までのいつよりも、今が一番、安堵してるんだ。マユ」
◇
「君は『ライ麦畑でつかまえて』って読んだことあるかい。
「そう。サリンジャーの。あれに好きなセリフがあるんだよ。
こうだ。
『Certain things, they should stay the way they are. You ought to be able to stick them in one of those big glass cases and just leave them alone.』
これは、そうだな……『変化を嘆いた言葉』って言えばいいのかな。
──博物館の展示物は変わらず待っていてくれるのに、それを見に行く僕たちがその都度違うという不和。
──久しぶりに会う愛する妹が、以前までと違ってしまっているんじゃないかという不安。
そういったものに向けられた言葉。
大好きなものが変わっていってしまう。そうなる前に捕まえて、透明で清らかな、けして誰にも侵されないビンの中にしまっておきたい。そういう欲求。
初めてこれを読んだとき僕はひどく衝撃を受けたんだ。ほら、僕と全く同じ考えの人がいたんだって。
「……さっき、実はちょっと嘘吐いたんだ。ムキになってて。……おいおい、忘れてるってことないよな。アイドルの件だよ。
「怒ってないって言ったけど。実はそんなこともなくってさ。
「よく聞くだろう。『アイドルを追っかけてる人って、自分たちにもお付き合いできる可能性があると思ってるの?』とかさ。
僕はあれって違うと思うんだよね。
ファンは、何よりそれを深く痛感しているはずなんだ。
自分たちが大好きで大好きで、それでも手の届かない彼女たち。そこに夢を見ることを諦められない。
「一緒になれないならせめて、それが穢されず、永遠に自分たちの手元にいてくれたら。……そう思うことはごくごく自然だと思うんだ。
「相手の幸せ? おいおい、そんなもの二の次に決まっているだろう。自分の意思を誰かに委ねるなんて体のいい自殺だよ。
「……そういう意味で同じなんだよ。サンタさんも着ぐるみもアイドルも、全部僕たちの心の中にあるビンなんだ。
誰にも、それを壊す権利なんて無い。
「見てごらんよ。僕のビンを」
虚空に向けて譫言を吐いて、男は冷凍寝台へと向かう。冷凍寝台の中では一人の女性が穏やかな表情で眠っていた。そのすぐ脇には、こう刻まれている。
『マユ』
表面の真空耐冷ガラスを撫でてから、男は一つの装置の前に向かう。装置からは無数のコードが伸び、冷凍寝台と、そのすぐ傍にある台座を繋いでいる。台座には身じろぎもしない女性の肉体が座らされていた。
その肉体は冷凍寝台で眠っているものとうり二つだった。
「人工疑体だよ。本当に素晴らしい技術だよね。
「そう。マユの記憶を取りだして、この疑体に埋めこみなおすんだ。そうすれば、マユはいつまでも若々しく僕の隣にいてくれる。
いつも同じ。
笑顔も、考え方も、振る舞いも、好きなものも、嫌いなことも、広くてキュートな額も、眠そうな眼も、床の中で恥ずかしそうに僕を呼ぶ唇も。涼しげな首本も、ほっそりと伸びた腕も、足も。艶やかな乳房も、さらさらとした腹部も。僕を抱きしめ、僕を思うその全てがいつもそのまま。
「……そうだね。脳の情報だけ取りだせば、マユの肉体をビンに入れておく必要は無い。人工疑体が破壊されることも、さっきみたいな不慮の──本当に本当に不慮の事故だったよ──事故以外はほとんどないからね。
でも違うんだ。
君はわかってないな。
マユが。
僕のマユが。
僕に知られずに世界のどこかにいていいわけがないだろう?
「ねえ、君は自分の宝物が、自分の見ていない間好き勝手歩き回っていてもいいのかな? それがそのまま無事で帰ってくる保証なんてどこにもないのに。
それだったら──こうやって保管しておけばいい。
「別に君に理解してもらおうなんて思っちゃいないよ。僕のビンをどうこうしないなら、君は僕にとってなんでもないんだからさ。
……おっと、そうこう言ってるうちにそろそろ時間だ。静かにしててくれよ。
「僕の可愛い可愛い恋人が、お目覚めなんだからさ」
ULTRA




