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お笑いストーリーズ(漫才・コント)

漫才(お題は異世界)

作者: 茂木 多弥

 舞台の後ろに画像が出てくるイメージでお読みください。

2人「どもー。漫才男2人組みです!」


ボケ「わざわざ、男2人組みって言わなくてもいいじゃん」

ツッコミ「ここでしか設定を言う所ないんや。我慢してくれ」


ボケ「ところで、いきなりだけど、異世界って白色と黒色が優遇されてると思うんだよ。黄色が可哀想」

ツッコミ「本当にいきなりやな。どうして、そう思った?」


ボケ「僧侶と言えば白色で、魔法使いは黒でしょう? 黄色は職業の色がないと思わない?」

ツッコミ「えらい詳しいな? なんで、そんなこと知ってんねん?」


ボケ「僕は異世界にいた事があるからだよ」

ツッコミ「まじか! お前死にかけて異世界に行ってきたんか?」


ボケ「違うよ。前世が異世界だったんだよ。この世界に異世界転生した感じ」

ツッコミ「キター! 厨二病の設定! っで、どんな感じだったんや?」


ボケ「前世は恥ずかしながら……幼女で剣と魔法が使えて、巨乳でドジっ子だった」

ツッコミ「現世の需要を満たし過ぎやろ! お前勇者やったんか?」


ボケ「勇者は別にいたよ? 僕は騎士団出身だったんだ」

ツッコミ「なんや白騎士とか黒騎士とかやったんか?」


ボケ「いや、フェニックス騎士団だった」

ツッコミ「黄色やん! 金ピカの鎧とか装着していたんやろ!」


ボケ「ごめん。黄色と金色を一緒にしないで欲しい」

ツッコミ「そこにプライド出すんか! お前が黄色ディスってどうするねん!」


ボケ「でもね。ドラゴンだってレッドドラゴン、ブルードラゴン、ホワイトドラゴン、ブラックドラゴンっていたけど、イエロードラゴンはいなかった……黄金龍はいたけどね」

ツッコミ「自慢か! 金色の自慢か!」


ボケ「でも、その黄金竜と相打ちになって僕は死んじゃったんだけどね……」

ツッコミ「フェニックスちゃうんか! 不死鳥やろ! 死んでどないすんねん!」


ボケ「黄金竜は強かったな……美少女に変身ができて、ツンデレだった……」

ツッコミ「だから、現世の需要を満たし過ぎやろ!」


ボケ「そういう感じで異世界には黄色が少ないんだよ」

ツッコミ「どんな感じやねん! 別に白と黒が多いってわけじゃ……ないんとちゃうか?」


ボケ「そんなことないよ! エルフのイメージは白だし、黒のイメージのダークエルフもいるんだよ」

ツッコミ「確かに言われてみれば、そういう気がする」


ボケ「さらに中間色のハーフエルフまでいるんだよ」

ツッコミ「ちゃうわ! ハーフエルフは混血や! 色を混ぜんな!」


ボケ「アラクネなんて上下色違いのハーフ&ハーフ」

ツッコミ「そういう種族や! ピザみたいに言うな!」


ボケ「まあ、ここまで話をしても、どうせ信じてくれないんだろうね……」

ツッコミ「いや、信じるで」


ボケ「どうして? そう言えば君も異世界詳しいね?」

ツッコミ「ワイがお前が言っていた『相打ちになった黄金龍』の生まれ変わりやからな」


ボケ「なるほど……じゃあ、これからあの時の勝負、白黒つけようじゃないか!」

ツッコミ「うまいこと言い過ぎや。もうええわ」


2人「どもー。ありがとうございましたー」

 色々な作風でものを書きたいと思い執筆をしています。今回はコンテストをみて漫才ネタも書いてみようという気持ちになりました。今回でコントも合わせて4作目です。


 折角なろうで書いていますし、異世界モノの漫才ができないかと考えてみました。ただ、一般客にとって想像ができないと笑いが難しいので、この手のネタは後ろに映像が表示されないと駄目なのかなぁって思いました。


 イメージは、テレビ漫才の感覚です。文字だけで笑いを表現するのって凄く難しいですね。あと、ネタを考えるのも難しかったです。芸人さんの苦労がなんとなくわかった気がします。


 皆様が良い小説に出会えることを祈って。


 茂木 多弥


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― 新着の感想 ―
[良い点] 「僧侶と言えば白色で、魔法使いは黒でしょう? 黄色は職業の色がない」自分はその手の話に詳しくないのでぼんやりとしか分かりませんが、それでも楽しく拝読しました♪ コント作品でも読みやすく、最…
[一言] 凄い良く練られた漫才だと思いました フェニックス騎士団! の勢いに笑いました
[良い点] ダークを探しに来たらこっちに来てしまったw コメディすきなんです! とても面白かった〜 特にオチが!! あんなにツッコミ入れてて自分だったんかい! と思わず吹いてしまいました^_…
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