表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

作者: しのぶ

泥の内にや沈み込み

わずかな時に顔を出し

息を継ぐかのごとき生

いつの時にか果てるべき


一つの穴を抜け出せば

一つの穴に落ち込みて

深みに沈む我が身では

日の目をいつか見るべきや


光を避けてはい回る

地中に住まう虫のごと

伏せて闇夜を行く日々を

絶ち切る時の来たらんや


果てを限るをよそ人の

意に任せるはよくあらず

ひとり己の為にこそ

己の道を(ひら)くべし


水を上がりて息絶える

(うお)のごとくに死するとも

一目光を見てのちに

己の息も尽きぬべし

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 七五調のかっこいい詩ですね。内容もいいですね。気に入りました。 書いて下さりありがとうございました。
2019/12/26 21:59 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ