暗殺学校について
短くてすみません。
「あれ?なんで新入生君がここにいるの?」
深月先輩のお説教が終わり、ぐったりしている朔夜先輩はようやく僕の事に気がついたようだ。
「忘れたんですか?彼、学校の説明何も聞いてないんですよ。だから、僕達が代わりにこの学校について説明するんです」
呆れながら説明する深月先輩の言葉が心に刺さる。仕事増やしてホントにすみません。
「よーし!この生徒会長が、この学校の事について説明してやろう!!
まず、この学校は知っての通り、国立だ。つまり、将来は政府御用達の暗殺者になったりすることを目的にこの学校で過ごすことになる。
まぁ政府公認の暗殺学校ってわけだ!
その分、秘密保持のために殺されることもある。『退学=死』って覚えとけ。
教科は全部で8つ。
調合、礼儀作法、言語、銃火器、体術、ナイフ術、ハッキング、拷問だ。
全部、暗殺に関する基礎的な授業だからしっかり学んでおけよ!
放課後は・・・まぁ自由時間だ!新しい暗殺方法を考えるもよし、先輩に教えを乞うも良し、トレーニングルームで実践的な練習をするも良しだ。
んで、1番大切なのは定期テストだ。この学校の定期テストは殺し合いだ確実に人を殺すことになる。お前の性格だから多分、「殺したくない」って思ってるんだろうな。
けど、学校から各学年のノルマが出される。
ノルマ分殺さなきゃ、退学だ。
まぁ、定期テストで自分が死んじまったら意味ないんだけどな!」
と笑いながら朔夜先輩が言う。
あまりにも荒唐無稽な話に僕はポカンとしていた。
「大丈夫?何か分かんないことあったら質問していいからね?」
皐月先輩がこっちを向いて確認をする。
僕は声を絞り出すようにして
「じゃあこれは・・・夢ですか?現実ですか?」
と質問した。
皐月先輩はニコニコと笑って、
「現実です!」
と答えた。
僕の目の前は真っ暗になった
書き溜めていたものが無くなったので、次回から毎週木曜日に投稿をします。
次回は23日に投稿です。